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2008年1月

2008年1月26日 (土)

T.MURAKAMI・・・・・・

 「VOUGE NIPPON 2月号」の記事で触れた美術とフィギュアの専門誌に付けられた村上隆の付録の話。

2003年11月30日に発行されたフィギュアの専門誌「フィギュア王」№71に付けられたのは自画像的な作品“Strange Melting Dob”。

2001年に製作されたデーター作品を「フィギュア王」用に彩色したもの。

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表紙はお馴染みの花・・・・花(Cosmos)。

シリーズの発端は日本画「雪月花」に由来している。

カワイイ!と簡単な形容詞で語られたてしまいそうなキャラクター・・・・

花(Cosmos)、Mr.DoBも様々なキャラクターの「生き残りの秘密」や「普遍性」を検証、解析した結果、生まれた作品。

ここに村上隆が世界で評価されている「人気の秘密」が有るようにも思われる。

特集は「村上隆 キャラを立てろ!」。

付録のコピー「世界に一つ・・・・」も戦略的。

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表紙を開くと、1992年から2003年にかけて製作された“Mr.DoB”の変形パターンが紹介されている。

本文も食玩の紹介、海洋堂の宮脇専務との対談や天才造型師BOUMEや岡田斗可夫などの記事も。

マニアには充実の一冊になっている。

「フィギュア王」71号は村上隆のフィギュアのおまけが付いて定価1,280円。


「美術手帳」と言えば美術誌の中でも「親分格的」な専門誌。

この本に取材される事を目標にしているアーティストも多い事と思う。

2001年の11月号も村上隆特集。

奈良美智との対談も今となっては夢のような組み合わせ。

2003年10月号「創刊55周年特大号」特別付録に付けられたフィギュアは「Miss Ko²」。

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「 Miss Ko²」は村上隆と海洋堂との最初のコラボレーション作品。

「クリスティーズ」で56万7500ドル(日本円で約6180万)で落札されたのがこの作品のフルサイズ。

付録に付けられたフィギュアは高さ10cm。

フルサイズの作品は高さ186cm。

青島千穂+村上隆の美しい表紙に飾られた10月号。

内容も「新しい身体と彫刻の美学・ポスト ヒューマンから美少女フィギュアまで」。

彫刻=フィギュア=アート・・・・興味深い内容の一冊。

「美術手帳 創刊55周年特大10月号」は村上隆のフィギュアの付録が付いて定価2、200円。

少し「オタク」なコレクションより。


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2008年1月23日 (水)

古巣-Ⅱ・・・・・

 古巣でのウインドウ・ディスプレイを企画立案された(株)京屋のY氏が展示の夜の写真を送って下さった。

個展の会場でも何度か経験したのだが、時間、天候、環境などの条件で展示の情景が変化する。

設営は昼間だったので今回の展示に関しては夜の情景までは確認出来なかった。

経験上、ある程度の事は想像しながら、構成も考えてはいたのだが・・・・。

時々、展示した当人にも想像出来なかった様な情景が現れる事がある。

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林立する12体の実像、ガラス面に写りこむ+12体。

作品のタイトル「記憶の森」が最も効果的な形で現れている。

これは環境や自然の恵みを得て「再生」された作品かもしれない。

この環境を提供して下さった古巣である(株)京屋と企画のY氏に感謝。


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2008年1月19日 (土)

古巣・・・・・

 古巣であるデザイン会社のご好意で、昨年の暮れに開催した個展に出品した作品「記憶の森」を本社ショールームに展示させて頂いた。

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商品の飾り付けの実績を買われ、簡単な面接で36年前、1972年に私はこの会社に入社。

その自由で家族的な社風に新鮮さを覚えた。

東京、仙台、福岡と場所を変えながら、この企業の可能性の中に自分の役割を探した。

東京では開発(オリジナル什器のデザイン)の仕事を。

仙台では現場のデザインの仕事を。

福岡では理解ある経営者の決断でディスプレイのセクションを設立し、そこの責任者に就任した。

個性的な上司の人脈による強烈なアーティストとの出会いも、私の今に大いに影響している。

この会社のデザインセクションの創世記には「九州派」なる時代を象徴するアーティスト集団のメンバーが席を置いていた。

70年代にはファッションや現代美術を代表するメンバーが製品の開発やデザインに参加していた。

その中には劇団四季のコスチュームなどのデザインを手がけていた宮内裕氏や奥様のファッション・ジャーナリストの大内順子さんなども居られた。

アーティストが空間のデザインに参加する・・・・・・今、最も新しいデザイン企業の方向がその時にあった。

「九州派」においては円滑に機能していたかは甚だ疑問だが、自由な社風はこの強烈なメンバーによって培われたと私は思っている。

勿論、それを「良し」とした経営者が居た事も忘れてはいない。

私はこの会社に14年間席を置いた。

退職後もブレーンとして、ウインドウを中心とした空間のデザインと海外で作った人脈を頼って情報の提供などをさせて頂いた。

そんな縁もあって、今回の展示。

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株式会社 京屋

今年で創業80周年を迎えるこの会社は、マネキン、什器の製作販売から空間の総合プロデュースを手がけるデザイン会社。

5代目の女性社長を中心に企画デザイン企業を目指して新たな挑戦に取り組んでいる。

「デザインとアート」「ファッションとアート」70年代に取り組んだキーワードが、今思い出される。

展示は約1ヶ月間。

個展を見逃した方は是非。

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2008年1月15日 (火)

VOGUE NIPPON 2月号・・・・・

 久し振りに女性ファッション誌を買った。

以前にも話した事があるかもしれないが、数年前までデイスプレイ・デザインの仕事をメインに活動していた。

百貨店の仕事が主だったので90%位が衣料関係。

当然の事、商品の情報を知っていなければデザインは出来ない。

「アンアン」「ノンノン」「流行通信」「ハイ・ファッション」「ヴォーグ」「ウオモ・ヴォーグ」「メンズクラブ」などなど・・・・。

書店に並ぶファッション誌には目を通した。

「今年は花柄がトレンドです。」

「素材は自然素材が主流です。」

「シルエットは少しゆったりめで長めのレングスが特徴です。」

「コディネイトは・・・・・・・・・です。」

そんなタイトルや文面にアイディアの素を見つけていた。

創作に強く引かれるとともにフッション誌に目を通す回数も減り、買う本も限られてきた。

書店や図書館で海外のファッション誌に目を通す事はあるが、ここ10年くらいは読める女性ファッション誌を買う事はなかった。


カイカイキキ・・・・・日本のポップカルチャーとなった村上隆が主催するアート製作会社。

作品や活動の紹介、村上作品の販売などを展開するカイカイキキマーケットプレイスから久し振りに続けて2通のメール。

1通は新作ポスターの紹介。

1通が12月26日に販売された「VOGUE NIPPON」2月号の案内。

この女性ファッション誌に村上隆のアニメーションDVDが特別付録で付いているという情報。

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村上隆と言えば、NYのオークション「クリスティーズ」で日本現代美術至上最高金額6,180万円で作品が落札された事でも話題になった現代美術を代表するアーティスト。

過去には美術やフィギアの専門誌に村上隆の小さなフィギュアが特別付録に付いた事はあるが、DVDは初めて。

業界では随分前から話題になっていたが、ファッションとアートの取り合わせも興味深い。

その魅力に誘われて購入。

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このアニメーションDVDはLA.MOCA(ロサンゼルス現代美術館 ゲフィコンテンポラリースペース)で開催されている、村上隆の大回顧展(C)MURAKAMI展においてリリースされた10分間のアニメーション作品「カイカイ&キキ Episode 1 種をまいたよ」の2ND-EDITION。

2ND-EDITIONとは? 今作で初のアニメーション監督をする村上隆が納得いくまで創り直していく今作品の2回目のバージョン。

この作品はこれからも創り直され、進化し続けていくとの事。

3RDもリメイク中。

久し振りのファッション誌。

フラワープリントのファッションは懐かしく、星座の占いに歳甲斐もなくざわめき、アートな空気に溢れた満足の1冊。

価値有る?12分45秒のアートアニメーションDVDが付いた「VOGUE NIPPON」の2月号、定価680円。

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2008年1月10日 (木)

D-DREAM・・・・・

 夢を見るのは「五臓の疲れ」と昔の人は言う。

が、夢・・・何か先に期待が持てる響きがある。

最近は夢センターなるものが在り、夢を売っている。

そして長い列を作って夢を買う。

昨日の夜、奇妙な夢を見た・・・・・。

LAST NIGHT I HAD THE STRANGEST DREAM・・・・・。

サイモンとガーファンクルの「平和の誓い」の冒頭のようなフレーズ。

私の見た夢は富士山でもなければ鷹でもナスビでもない。

ましてや反戦のメッセージでも無い。

ひたすら踊っている夢だった。

若い頃は流行りの音に合わせて身体を動かした事はあるが、得意とは言えない。

夢の中では何でも出来る。

上手に踊っていた。

目が覚めた時は「踊っていた」という記憶しかなかった。

五臓の疲れは別にして・・・・・・・

なんでそんな夢を見たのか思考してみた。

「マハラジャ オープン」という記事を目にしたからだろうか?

笑いの番組で「踊る!×○?△□」の物真似を何回も見たせいか?

??????

「笛吹けど踊らず。」

暮れにそんな会話をした事を思い出した。

「笛だけ吹いて、誰かが踊るのを待っていても誰も踊らないヨ。」

「孤立無援の覚悟を持って事にあたらないとネ。」

「結局はすすんで自分が踊らないとネ。」

「笛も吹く、自分も踊る。」

「その覚悟が必要だネ!」

そんな結論だったと思う。

理想的な事を満足げに話していたのだ。

その記憶が私を夢の中で踊らさせたのだろうか?

時間の掛かる去年の宿題を進めながら心に思う。

「夢のように上手に踊れないかもしれないが、自分で踊る覚悟を持ってと・・・・」

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この作品のタイトルは「ダンシング・ドリーム」。

後のハンドルを回すと軽くステップを踏む。

手加減で上手にも下手にも・・・・・・・。

これは「夢のように上手に踊らせる」オートマタです。

データー:W250 D250 H420
      円形の紙製菓子箱/着古しのポロシャツ/ETC

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