« VOGUE NIPPON 2月号・・・・・ | トップページ | 古巣-Ⅱ・・・・・ »

2008年1月19日 (土)

古巣・・・・・

 古巣であるデザイン会社のご好意で、昨年の暮れに開催した個展に出品した作品「記憶の森」を本社ショールームに展示させて頂いた。

Photo_2

商品の飾り付けの実績を買われ、簡単な面接で36年前、1972年に私はこの会社に入社。

その自由で家族的な社風に新鮮さを覚えた。

東京、仙台、福岡と場所を変えながら、この企業の可能性の中に自分の役割を探した。

東京では開発(オリジナル什器のデザイン)の仕事を。

仙台では現場のデザインの仕事を。

福岡では理解ある経営者の決断でディスプレイのセクションを設立し、そこの責任者に就任した。

個性的な上司の人脈による強烈なアーティストとの出会いも、私の今に大いに影響している。

この会社のデザインセクションの創世記には「九州派」なる時代を象徴するアーティスト集団のメンバーが席を置いていた。

70年代にはファッションや現代美術を代表するメンバーが製品の開発やデザインに参加していた。

その中には劇団四季のコスチュームなどのデザインを手がけていた宮内裕氏や奥様のファッション・ジャーナリストの大内順子さんなども居られた。

アーティストが空間のデザインに参加する・・・・・・今、最も新しいデザイン企業の方向がその時にあった。

「九州派」においては円滑に機能していたかは甚だ疑問だが、自由な社風はこの強烈なメンバーによって培われたと私は思っている。

勿論、それを「良し」とした経営者が居た事も忘れてはいない。

私はこの会社に14年間席を置いた。

退職後もブレーンとして、ウインドウを中心とした空間のデザインと海外で作った人脈を頼って情報の提供などをさせて頂いた。

そんな縁もあって、今回の展示。

Photo_3

株式会社 京屋

今年で創業80周年を迎えるこの会社は、マネキン、什器の製作販売から空間の総合プロデュースを手がけるデザイン会社。

5代目の女性社長を中心に企画デザイン企業を目指して新たな挑戦に取り組んでいる。

「デザインとアート」「ファッションとアート」70年代に取り組んだキーワードが、今思い出される。

展示は約1ヶ月間。

個展を見逃した方は是非。

|

« VOGUE NIPPON 2月号・・・・・ | トップページ | 古巣-Ⅱ・・・・・ »

ギャラリー」カテゴリの記事

コメント

1972年と言えばわたしが生まれた年です。
その頃からこういうお仕事をされていたのかと思うと・・・羨ましいのと同時にすごいと思いました。

すごいと言えば、前のブログで書いてあった羽川さんのお歳・・・・・一瞬「え?」と訳がわからなくなりました。反則ですよ~(^^)ニコ

いや~職業によって歳の取り方って違うんですね~。

わたしの業界はすぐに親父になってしまいますので、羽川さんや原さんと一緒にお仕事させて頂くことにより少しでも若返りを図りたいと思います。(^^)ニコ

投稿: n-steel | 2008年1月21日 (月) 11時38分

n-steelさんへ

歳だけは重ねていますが、いまだに達成感が有りません。

まだまだです。

先日の展示会で・・・・取材の記者さんに歳を言ったら3mくらい後ずさりして驚いていました。

後日のメールでも「一番驚いたのは年齢を聞いた時」・・・・

作品に驚いてもらえるように頑張ります。

投稿: 羽川再生堂 | 2008年1月21日 (月) 19時45分

なになに‥ワタシがすっかり親父のような歳ですと?
ま、そうに違いはありませんが。
後ずさりしないでください。(笑)

投稿: ハララ | 2008年1月21日 (月) 21時15分

ハララさんへ

失礼ですよネ!初老だなんて・・・・

誰もそん事言ってないか?

来週からの展示会楽しみにしています。

ハララさんが創りだした孫たち・・・

失礼。作品に会えるのを心待ちにしてます。

投稿: 羽川再生堂 | 2008年1月22日 (火) 08時01分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/412582/9967942

この記事へのトラックバック一覧です: 古巣・・・・・:

« VOGUE NIPPON 2月号・・・・・ | トップページ | 古巣-Ⅱ・・・・・ »