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2008年6月

2008年6月21日 (土)

吸塵Ⅱ・・・・・・

クリーナー=掃除機=吸塵機・・・・・吸塵鬼。

オヤジの駄洒落の様に思いついた。

変身ものに出てくる悪役みたいな字面。

ゴミを出す輩を叱咤する鬼。

叱咤しながら塵を食らう。

そんな鬼が居ても良い。

モヤ~と作品のイメージが・・・・・・。


 しばらく掃除機無しで頑張ってみようか・・・と思ったりもしたが無理。

小さなパーツを細目のペーパーで軽く擦っただけで手元が粉塵で煙る。

休日に近くの電気屋とホームセンターを回ってみた。

ステンレスのブロー機能を備えた業務用の吸塵機にも誘われたが、大き過ぎるので断念。

吸い込み仕事量もガタイのわりには低かった。

3軒目のホームセンターRで適当な掃除機を見つけた。

前のモノより一回り小さいが、吸い込み仕事量も大きく、値段も手ごろ。

早速持ち帰って運転。

音も小さく、吸い込みも3段階の調節。

満足の買物。

で、前の掃除機のデザインでは出来なかった、吸い込み口のスタンドを製作する。

スタンドと言っても、ホースの径に合わせた穴を開けた厚手の板を、10mmほどの厚みの幅板にネジで止めただけのモノ。

が、これが結構便利。

いろいろな場面で活躍する。

Photo_4

Photo

作業机の上にセットして・・・・・。吸い込み口は前の掃除機のパーツを改造して使用。

Photo_5

ボール盤に。研磨や穴開け加工で出る粉塵を・・・・・・。

Photo_6

テーブルソウには付属のアダプターで・・・・・

あまり効果が無いので横のパネルを開けて直接。

たかが掃除機、されど掃除機。

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2008年6月17日 (火)

試行錯誤・・・・・・

 簡単に収まると思っていた。

作品の背景に聞かなくなった古いレコード盤。

このレコード盤をラップのリズムにあわせて回転させたいと思った。

人形を動かしている主軸から、レコード盤を回転させる軸まで距離がある。

プーリーを製作してベルトで繋ぎ、簡単に回転させられると思った。

Photo_5
手製のプーリーと既成の皮ベルト。

Photo_4

ダイレクトに繋いでみた。

回転はするが、何か不自然。

下のプーリーが回転する・・・・・・

一間置いて上のプーリーがクルッ。

あれっ?いっこく堂の腹話術の様に回転が遅れてくる。

少し無理があるよう。

Photo_6
   

皮のベルトは既成でサイズが決まっている。

ベルト自体は調整出来ない。

今度は中間にプーリーをWでセツトして2段繋ぎで調整してみる。

前よりは良くなったものの、いま一つ動きに満足がいかない。

皮ベルトが悪いのか?

オートマタでは名の知れた名古屋のB氏がスプリング・タイプのベルトを使っていたのを思い出した。

声も聞きたかったので電話で問い合わせてみる。

私の拙い質問に、商品名、購入先の名前、住所、電話番号、商品のデーターなど、懇切丁寧に教えて頂く。

答えに無駄が無かった。

「サンプルを送ろうか?」とまで言って頂いた。

が、そのスプリング・タイプのベルトは長さが20センチしかない。

現状では45センチほどの長さが必要。

また、このタイプは時々スリップするとの注意。

そう言えば有馬のN氏の新作の話にも「スプリング・タイプのベルトが滑る」・・・・そんな事を言っていたことを思いだした。

少し思考する時間が必要。


回転と決めていたが、アクションのある動きでもと思いついた。

シャフトを使ってスクラッチの様な動きをと・・・・・・。

Photo_6

パーツを製作。

Photo_7

ハンドルを持って回転させてみる。

動きもスムーズでアクションにも変化があって何か良い具合。

簡単には収まらなかったが、収まるところに収まったという感じ。

このオートマにはこのレコードの回転を含めて6箇所に動きがある。

試行錯誤の繰り返し。

製作の過程もここに行き着く為の必要な時間・・・とポジティブな思考。

時間もかかるが、それだけに完成した時の喜びも大きい。

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2008年6月11日 (水)

吸塵・・・・・

 予兆はあった。

数日前から少し気になる発熱。

何かすえた匂いもする。

前日はそれでも仕事をこなした。

その日、不思議なもので予感はあった。

手元のボタンを押しても「ウン」とも「スン」とも言わない。

7年ほど使った掃除機の話。

私はこの掃除機を仕事でも使っていた。

樹脂や木で製作したパーツの研磨や整形。

糸鋸やボール盤での加工。

この時に出る素材の粉塵・・・・狭い仕事部屋ではこの粉塵を吸い込む為に掃除機が欠かせない。

多分、家庭で使用する時間の5~6倍は使っていると思う。

単純に考えると普通の家庭で40年以上使った計算になる。

壊れるのも無理はない。

ホースなどは痛々しい限り。

Photo_8


丁寧に解体した。

基盤やコードの端子、隙間にびっしりと埃が溜まっていた。

7年間の仕事量を象徴する様。

綺麗に埃を掃除してモーターなどの部品は解体分別した。

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各部品を止めていた美しいネジ。

Photo_2

部品は何時か作品に使う事になるだろう。

傷つき、軽くなった本体は次回の「燃えないゴミの日」に・・・・・・。

ご苦労さまでした。

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2008年6月 6日 (金)

ターシャ・テューダー・・・・・・

 ターシャ・テューダー展を家族3人で観てきた。

連れ合いはターシャのライフスタイルを気に入っている。

ターシャの絵本をはじめとする印刷物を何冊か集めていて、気に入った本は友達にもセッセと薦めている。

「このお婆ちゃんは只者では無い!!」はじめて連れ合いからターシャの本を見せられた時の感想。

Photo

会場は多くのターシャ ファンで賑わっていた。

愛用の食器や調理器具、手書きの料理のレシピ、お手製のドレス、縫いぐるみ、絵本の原画・・・・・・・出品点数約200点。

「19世紀のニューイングランドの人達のように暮らしたい」と願ったターシャの生活と作品が分かりやすく展示されている。

中にはアメリカ北部、バーモント州の山奥に建てた「コーギーコテージ」と呼ばれるターシャの住む家の庭を一部再現している。

その奥にターシャの姿を見るようだ。

少女の無邪気な好奇心を持って、素足で森に分け入るターシャ・・・・・・。

写真や映像では何回も観たものだったが、そこに在る実物の展示品は、また違った思いを感じさせてくれた。

大事に使い込まれた食器や調理器具。

予てから観てみたいと思っていた縫いぐるみの人形。

対象を見つめる優しい眼差しがそのまま作品になっている。

1830年代のパターンを使った手作りのドレス。

マリオネットも楽しい。

絵本の原画も多く展示されている。

鉛筆や筆使いをルーペの視線で覗き見る。

驚いたのは原画に貼られた手書きの文章。

文は画用紙に鉛筆で書かれ、その画用紙は無造作に切り抜かれ、テープで原画に直接貼られている。

印刷物では多くは修整されているが、中には痕跡を残したものも在る。

「こだわるが、執着しない」・・・・そんなターシャの奔放な面を見たような気がした。


会場に訪れた多くの方も、ターシャ的な生活に憧れ、実践している人も少なくないと思った。

私の連れ合いも、花を愛で、土をいじり、ケーキを焼き、縫い物をする。

最近は貯めていたお気に入りの布を使って刺繍を施したブックカバーを作っている。

紅茶で染めたレース、実家から貰ってきたカモミールを題材に刺繍を施す・・・・・・。

仕事では無い、生活を楽しんでいる。

Photo_2

Photo_3

眼鏡をかけ、針を進めている姿はターシャの様でもある・・・・・・・??。

それは特別の事ではなく、ごく普通の事。

考えたら、形こそ違うが、昔のお母さんや祖母たちは皆が皆、ターシャの様な生活をおくっていた様な気がする。

絵こそ描かないものの、私の母は、洋裁が得意で自分の着る服も、子供たちの着る服もよく作っていた。

他の家のお母さんや祖母たちもそうだった様に思う。

材料を余すところ無く使って美味しい料理を作る。

お菓子の箱を綺麗な包装紙で化粧して小箱を作る。

小さくなったセーターの毛糸を解き、新しいチョッキ(ベスト)を作る。

余りの布切れでお手玉などの遊び道具を作る。

3時のお茶の時間には手作りのお菓子で知人をもてなす。

そんなお母さんや祖母たちを沢山みた。

モノを大事、乏しい生活を受け入れ、感謝し、丁寧に暮らしていた様な気がする。

そんな生活が、今一番素敵な事だと再認識した展示会だった。

Photo_5

福岡三越で6月8日日曜日まで。三越、岩田屋のカードを提示すれば2人までは無料。

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