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2008年7月

2008年7月30日 (水)

夏の冒険・・・・・・・

 この作品は14年前、1994年の夏に、福岡は天神の百貨店のウインドウでデザイン、製作したもの。

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百貨店の担当者Y氏は環境問題を熱心に考えていた。

一般的には、環境への興味は今ほどではなかった。

この作品は汚染された川に住む河童の話。

九州には河童にまつわる話が沢山ある。

そんな背景も考えての作品。

「汚染されてしまった川に住む河童は、その環境の変化に対応する知恵として潜水艦を作る。ある夏、その汚染の原因を探す為に潜水艦に乗って旅に出る」

「泳ぎの達者な河童が潜水艦に乗らなければ川を行き来出来ない」・・・・・そんな環境汚染へのメッセージを含んだ作品。

河童のキャラクターの構築に少し戸惑っていた。

ユーモアと風刺のサジ加減に苦慮していた。

Y氏の後押しでキャラクターを明確にした。

伝えたいメッセージが分かりやすくなった。

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環境問題やエコを考えるきっかけにもなった作品。

14年経って環境問題はどうなったのか?

今また、この作品の続編を創りたい気持ちになっている。

旧作を越えられるかは分からないが・・・・・・。

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2008年7月26日 (土)

HAGAWA WORKS 2008 Ⅱ・・・・・

 「HAGAWA WORKS 2008 -NEXT DOOR-」を下記        の 内容で開催します。

展示内容:サム(SAM)という青年とジェイ(J)と名づけられた                    忠犬をストーリーにしたシリーズのオートマタ

       流木や端材を素材にしたオートマタ

       再生デザインの照明器具

       パートナーの創る草花の刺繍を施したブックカバー

       マイ・コレクション-珍しい写真アートブック「ヴィジョネ                    ア」や村上隆、マイケル・ラウのフィギュア、ブリキの                        玩具などブログで紹介したコレクションを展示

       ※コレクションの一部はサイレントオークション(入札)で                    販売予定

ワークショップ

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内   容:ダンボールを素材に壁掛けの時計を製作します

日   時:8月16日(土)   PM1:00~   PM3:00~

       8月23日(土)   PM1:00~   PM3:00~

定   員:各回5名(小学校以下のお子様は保護者同伴)

参 加 費:¥1,500-(材料費込み)

要 予 約:8月1日(AM9:00~PM6:00)より予約受付。(定員に     なりしだい締め切ります)

      参加申し込み問い合わせ 090-1920-2199(羽川)

期   間:8月8日(金)~8月24日(日)  休廊 8月13日(水)              ~8月15日(金)

      AM11:00~PM6:30  最終日はPM5:00まで

会   場:オリハウス(佐藤設計室)

      福岡市城南区鳥飼4-9-24 

              TEL092-851-7447

問い合わせ:羽川再生堂(羽川敏久) 

                TEL&FAX 092-851-2167

                 携        帯 090-1920-2199

ご来場を心よりお待ちしております。

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2008年7月23日 (水)

SAM&J・・・・・・

 福岡市の文学館で開いた個展での事。

会場に来られた年配の女性から「どちらのグループの作品展ですか?」。

多様な作品を観て「グループ展」と誤解したのだ。

昨年の暮に開いた個展のDMと、今回のDMを見ても、同じ作家の作品とは思わないかもしれない。

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(前回の個展のDMで使った写真)

私の中では一貫したテーマを貫いているのだが・・・・・。

その表現は同じところに居ない。

永い付き合いの知人はそこを間違いなく見抜いてくれる。

料理店に例えれば、特別で専門的な料理を提供する店ではなく、街の定食屋のように、毎日通っても飽きないような店・・・・・

「らしさ」を持ちながら、ある意味バライティに富んだ料理を提供する店。

そんな創作を目指している。

似たようなものを繰り返し創作するのは「性」に合わないのかもしれない。

「自分でも驚きを感じていたい」・・・・そんな贅沢な思いも持っている。

で、今回の新作の味付けは・・・・・。

オートマと言うにはその動きは単純かもしれない。

が、静止時の造形でも充分に鑑賞に堪えるだけの仕上がりには心がけた。

回転するレコード盤。

リズムを刻みなが踊る若者。

若者のリズムに合わせて歌う犬。

DMに使った「サムとジェイ」という作品では少し毒気を含んだ意地悪な味付けを試みた。

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個性的で自己主張の強いサムはアメリカ合衆国を擬人化した架空の人物「アンクル・サム(Uncle Sam)」から銘銘。

United States(アメリカ合衆国)のシンボルとされ、イニシャルが同じ。

星条旗をモチーフにしたコスチュームを纏ったリンカーン大統領似の少し強面のイラストが思い浮かぶが、私はノーマン・ロックウエルの描くアンクル・サムが好きだ。

ここに登場するサムはこのアンクル・サムとは似ても似つかわないスタイル。

ストリート系のファッションにモヒカン頭。

なにせ目立ちがり屋なのだ。

忠犬ジェイ(J)は国の頭文字から。

白の体に顔の部分に黒の模様を持っている。

なにせジェイはサムに対して忠実なのである。

そう!これは日米の関係を隠し味にしているのだ。(大袈裟な!)

この作品はそんなキャラクターの設定で創作した。

踊るサムのリズムに合わせて歌うジェイ。

スケートボードに乗って快走するサム。

尾を振り、声を上げて迎えるジェイ。

サムの投げるフレスビーを追いかけるジェイ。

「飼主と愛犬」のありふれたシーンにも見えるのだが・・・・・。

今回出展する作品はプロローグ的作品。

シリーズでの制作を考えている。

留学生のロン(龍)やUK出身のアイアイン(鉄)などのキャラクターも構想中。

どんなシーンが展開するのか自分でも楽しみだ。

「無邪気で可愛い!!」と形容されそうな作品も隠し味で少し違った味わいに・・・・・。

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2008年7月16日 (水)

HAGAWA WORKS 2008・・・・・

 少し無謀なスケジュールだったのかな?と少し不安。

昨年11月に開いた「HGAWA WORKS 2007」から8ヶ月。

オリンピックの開催期間と同じ8月8日(金)から、中休み(8/13.14.15)を挟んで8月の24日(日)まで、個展「HAGAWA WORKS 2008 -NEXT DOOR-」を開催します。

場所は前回と同じオリハウスです。

3~4年の期間をおいて開催してきた個展をこのタイトな準備期間で・・・・・・少し頑張りました。

内容はタイトではありません。

新作のオートマタは「サム(主人公)とジェイ(忠犬)」のシリーズと流木や端材を素材にした趣の違うタイプの作品を展示します。

Samj

再生デザイン大賞の優秀賞受賞の「アイロンとソースボードの照明」のシリーズも新作を何点か出展。

ブログの「マイ・コレクション」で紹介した珍しいアート本やレアなブリキの玩具、デザイン・グッズなども選りすぐって出品。

何点かはサイレントオークションでお譲りしたいとも考えています。

ダンボールを素材にした壁掛け時計を作るワークショップも開催予定。

盛り沢山です。

前回は人形のコスチュームで参加した連れ合いも刺繍の作品で参加。

タイトルのーNEXT DOOR-は私の敬愛するアレキサンダー・カルダーの作品を数多く収蔵するホイットニー美術館のミュージアム・ショップと会場のオリハウスを意識。

また、私達の次の活動への扉・・・そんな思いを込めてのタイトルです。

ワークショップの案内や詳しい情報は順次紹介していきたいと思います。

オリンピック開会式までのカウントダウンは個展初日までのカウントダウンでもあります。

「個展」まであと23日。

※作品のディティールを見たい方は写真を左クリックすると大きな画像になります。

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2008年7月10日 (木)

ネジ切り・・・・・・

 既成品で収まらないモノは作らなければならない。

ネジもその一つ。

そのネジ一つで作品の収まりが理想に近づく。

小さいモノはネジ径が2ミリから、大きいものは8ミリくらいまで・・・・。

ダイスを使って軟鉄や真鍮、銅などのロッドを手加工でネジを切る。

切りはじめが難しい。

素材に対してダイスが直角にセット出来ないとなかなか切れない。

手加工だとそのへんが難しい。

知人が紹介してくれた・・・・・角材をドリルを使って丸い棒に加工するHOW TOの映像。

何か使えそうな気がした。

ドリルを使ってネジ切りの加工が出来ないか?

その可能性を試してみた。

昔は街中の配管工事現場でパイプのネジ切り加工をしているのをよく見かけた。

手加工だった。

最近では電動の機械を使っている。

静かに回転する機械でゆっくりとパイプにネジを切っていく。

切りカスがチリチリと渦巻いてオイルに濡れた切り刃の横から出てくる。

配管用のパイプが鋭い山を持ったネジに変わっていく。

その感覚で出来ないかと思った次第。

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道具はドリルとダイス。

本来は材料を固定して、ダイスを回転させて切っていく。

今回は3ミリのダイスをホルダーにセットして万力に固定。

試作は比較的柔らかい銅の棒(ロッド)を使ってみた。

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ドリルに3ミリの銅棒をセット。

万力に固定したダイスの切口に銅棒を直角に当てる。

はじめはゆっくりと・・・・・。

ドリルのスイッチを入れ、回転させていく。

以外と簡単に切れていく。

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手加工だと10~15分くらいかかってしまう8センチほどの長さのネジが1分とかからずに切れた。

結構、呆気なかった。

何本も作りたくなる気持ちを抑えて4本ほど作った。

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きっと、誰かが随分前に試したと思うが、少し嬉しい発見だった。

写真も地味でマニアックな・・・・・・・・「だから?」という話。




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2008年7月 7日 (月)

ソープフィニッシュ・・・・・

 今回は塗装メーカーのプロモーションのような話。

その塗装の仕上げを知ったのは、知人のプロダクトデザイナーの原氏のHP。

塗装に関しては、ロンドンのペイント・アーティスト「ニック&クレア」に刺激されてサーフェイスエフェクトと言われる塗装技術を学んだ事がある。

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その影響もあって、私のデザインするディスプレイの背景はいつも表情を持った特殊な塗装で仕上げた。

海綿(スポンジ)やポリ袋、布、特殊なゴム型などを筆の代わりに、いろいろな表情をつける塗装の技術の面白さはまった。

作品の彩色も細かい部分は別にして、海綿や布などを使う事が多い。

そんな事もあって彩色の作業は結構楽しい。

反面、木地の木目を生かした塗装は、いろいろと試したが「帯に短し襷に長し」で、なにかシックリとしたものがなかった。

油性塗料の溶剤の匂いや揮発性は狭い仕事部屋で使用するには問題があった。

水性のタイプは比較的扱い易く、仕上がりもそこそこだが、作品の形状や環境の問題もあって、ほとんどが筆塗り。

筆ムラや重ね塗り前の研磨に不満があった。

私の技術の問題でもあるのだが・・・・・。


その塗装は「ソープフィニッシュ(石鹸塗装)」。

勉強不足で私はこの塗装を原氏のHPではじめて知った。

原氏の心使いで、先日工房訪問をさせて頂いた「むっく工房」さんがサンプルを送って下さった。

WENNEX(ヴェネックス)と名づけられた、この石鹸塗装の説明書には「扱いも簡単で健康や自然を守る・・・・・・・安心な表面保護剤」

期待させる文面が並んでいた。

試すには絶好なオートマタの作品を制作していた。

「試し塗りは理想的な環境で」と思っていたので梅雨明けを待った。

雨の日に水性塗料を使って、作品全体が「白濁」してしまった経験がある。

そんな事で週末の晴れた日に試した。

作品のキャラクターは彩色と古布で製作した衣装などでそのキャラクター性を表現。

フレーム、カム、歯車、シャフトなどのメカ的(機素)な部分は、主役のキャラクターとの効果を考えて基本的には木地仕上げ。

メカの構造部分は木地仕上げ以外に考えられないのだが、調整などで頻繁に手で触れ、結果的に汚れてしまう事がある。

また、日焼けやメンテナンスも気になっていた。

で、歯車やカムを支えるフレームを「ソープフィニッシュ」で塗装してみる事にした。

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白と黒のシンプルなパッケージにはAとBの2種の塗装剤。

透明、ほとんど匂いもない。

無味無臭と言いたいが、舐めてはいない。

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フレームの材料はレッドシダーとトガ、ヒノキ・・・・・・。

素材のサンプルのようなフレームになっている。

既成の材料から寸法優先で選んだ結果。

サンドペーパーで仕上げたフレームにAをまんべんなく塗る。

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ハケでもスポンジでも布でも・・・・・。

慣れた道具に親しみを感じた。

大きさと形を考慮して今回はハケ塗りに。

普通の水性塗料に感じる粘度もない。

ほとんど「水」。

筆ムラも気にすることが無い。

塗ると言うよりか「水」を素材に染み込ませていく感じ。

作業時の緊張したストレスも無い。

2時間ほど乾燥させた後、サンドペーパーで研磨。

表面上は自然木のそのまま。

研磨と言っても軽く毛羽立ちを押さえる程度。

普通の水性塗料にみる、極端な毛羽立ちも無い。

研磨後、Bを同じ様に塗る。

2時間乾燥。

乾燥後、研磨。

塗装、研磨、塗装、研磨・・・この4工程だけ。

塗っていない素材と比べてもその違いは判別出来ない。

仕上がりは理想的。

日焼けや永い時間における変質などはまだ確認は出来ないが、その作業工程の手軽さと仕上がりは、かっての塗装と大きな違いを感じる。

違う素材のフレームも試した。

少し濃い色の木肌(試したのはアガチス)の場合は少し白けた感じに仕上がったが、木肌そのままの仕上がりを期待する塗装剤としては理想的。

原さん、むっく工房さん・・・・・ありがとうございました。

 

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2008年7月 1日 (火)

ちびまる子ちゃん・・・・・・

 「ちびまる子ちゃん」の4コマ漫画・・・・・。

西日本新聞の朝刊で連載が始まったは1年前の7月1日。

どこかに在りそうでななさそうな・・・・・。

憧れの家族の形でもない・・・・・・。

家族のお手本にもならない・・・・・・・。

そんな家族を真中にした話。

掲載が始まって1週間ほどして、この4コマ漫画をスクラップする事を決める。

別に目的はない。

読んだら、切って貼る。

ただそれだけ。

しいて言うならば「継続する事」に意味合いを・・・・・・。

100円ショップで購入した60シートのレポート用紙。

1ページに3話。

毎朝、前日の朝刊を持ち出して、ハサミで切り抜いてスティック糊で貼り付ける。

日付と曜日だけを記しておく。

1分足らずのセレモニー。

時々、何かのタイミングで4~5日貯めてしまう事がある。

たったの4~5日なのに何か作業量としてのハードルは高くなる。

10日も貯めたら、多分挫折するだろう。

そんな訳でなるべく翌朝にはスクラップする様心がけている。

最近では日課として定着した感がある。

毎朝、歯を磨くように。

はじめて1ヶ月、8月に1週間ほど仙台に出かけた。

家族全員で出かけたので、期間中新聞の配達を止めた。

はやくもスクラップに空白が出来てしまうのかと残念に思った。

が、出先の地方誌「河北新報」にも掲載されていた。

その期間は「河北新報」から切り抜いた。

後で知ったのだが、掲載誌は前述の2誌の他に、北海道新聞、東京新聞、中国新聞、徳島新聞、神戸新聞、中日新聞の8誌に掲載されているとの事。

休刊日などもあって、なぜか丁度’07年の12月31日分でレポート用紙1冊60ページが埋まった。

180話。

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連載開始から3月までは日祭日がカラーでウィークデーはモノクロ。

今年の4月1日からは毎日カラーで紙面を華やかにしている。


この作業にどんな意味・・・メリットがあるのか?

無意味なこの作業。

時々理屈ぽっくなっている事との帳尻あわせか?

ここまで来ると何かやめられない。

ここに書いてしまったのでなおさら・・・・・・。

この1月には掲載開始から4ヶ月分が単行本にもなった。

切り抜いて貼る・・・・・この欲の無いストイックな行為が気に入っているだけの事。

1年間、2冊目のレポート用紙1枚を残して、6月30日分357話目を先ほど貼り終えた。

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