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2008年9月 9日 (火)

試行の場・・・・・・

 個展はある意味試行の場でもあります。

作品に対する反応を確かめながら、その感触を持って次のステップに進む。

今回の個展に展示したオートマタでは、その機素の耐久性を試す場になったりもする。

場に出れば、1日数十回は動かされるオートマタ。

多いときは数百回。

過去の仕事では1日16時間、4ヶ月にわたって動かした作品もある。

その耐久性が試される。

私は創作の師を持たない。

が、好きな作品はある。

海外では、キース・ニューステッドやポール・スプーナーの洗練された作品。

流木や廃材が特徴的なロバート・レースのオートマタが気に入っている。

日本の作家であげるなら、3年前、福岡は三菱アルティアムで開催された「現代からくりおもちゃ展」でご一緒させて頂いた西田氏とばんば氏の作品が好きだ。

Photo_6

有馬玩具博物館の館長もつとめる西田氏はこの世界の第一人者。

他の作家に与えた影響は大きい。

思いつく(私が)モチーフやストーリーは全て形にしている様に思われる。

西田氏のハードルは高い。

愛知のばんば氏。

一目でその作品に魅せられた。

その作品はウイットに富んでいる。

起承転結、4コマ漫画のようにストーリーがある。

知的な笑いを誘う作品が好きだ。

アイディアは勿論の事、モチーフのデフォルメ、仕上がりの質・・・・・学ぶところが多い。

今回の個展の作品においても、ばんば氏にはいろいろとアドバイスを頂いた。(試行錯誤項参照)

ばんば氏のHPでは氏の作品は勿論の事、カラクリの仕組みや創作のヒントなどが惜しげなく公開されている。

まだまだ日本では市民権を持たないこの創作を続けられるのも「お二人の存在があるから」と言っても過言ではない。

そんなお二人に肩を並べられる様に、時間のかかる試行を繰り返している。

試行の場ではオートマの耐久性同様に自分も試される。

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コメント

懐かしいポスターを観ました。羽川さんの個展の情報も知っていたのに、7月~8月は異常な忙しさで残念ながら行けませんでした。個展を見に行った梶原さんからは、流石のセンスと手仕事の綺麗さ、そして奥様の刺繍の良さ、など話は聞きました。
奈良市美術館で昨夏開催した「飛び出す絵本展」をやりました。コレクターの2人は、競争みたいに収蔵本を増やし相変わらずのマイペース。奈良市の会場がアルティアムの3倍くらいの空間で、何とか好評のうちに終了、ホットしています。
また、からくり展ができるといいですね。


投稿: 井上純子 | 2008年9月12日 (金) 10時25分

井上さんへ

コメントありがとうございました。奈良の件は西田氏のブログで知っていました。「忙しくされているんだろう」と承知していました。無事終了して良かったですね。お疲れさまでした。

また、楽しい仕事がご一緒出来たらと思ってます。

ここのところ、モノクロームな写真展を続けざまに観ました。写真を観るたびに井上さんを思い出します。何か有りましたらご案内下さい。

投稿: 羽川再生堂 | 2008年9月12日 (金) 12時21分

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