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2008年12月

2008年12月29日 (月)

来る年の干支・・・・・・

 下に見える通りの歩道を大きなカバンを引いた家族連れが通って行く。

新しい年を郷里で迎えるのだろうか・・・・・・・。

2008年も残すところわずか。

年頭に課した宿題も消化しきれていない。

簡単には答えの出ない課題。

モノを創る人はモノを創る事でしか答えられないのかもしれない。

ならば、創るしかない。

そんな気持ちになっている。

「創りたい」この気持ちだけは萎えないでいる。

来年は私の干支。

東北の民芸品の赤い牛のよう。

仕事場にある干支を並べて、今年最後の更新。

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Zサイドがオープンした年に開催した個展のポスター 12年前 自分へのメッセージを形に

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桜の枝を素材にした玩具 ゴムで動きます(上) 引っ張って遊びます(下)

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下の作品は上の作品と比べると大きさが3倍以上あります

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今年は早々に福岡を離脱します。

よい年をお迎え下さい!!

 


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2008年12月26日 (金)

ワイヤー・キャット・・・・・・

 このワイヤーを素材にした猫は、1990年の「第7回東急ハンズ大賞」に出品したものと同じデザイン。

出品した作品は真鍮のワイヤーを素材に、これは普通の針金で製作。

長い年月の中でかなりダメージを受けているが、私にとっては創作の道に入る切っ掛けになった作品。

「ワイヤー・キャット」と名づけたこの作品は、ハンズ・フレッシュアイ賞を受賞。

後に教科書「高校美術-Ⅱ」に掲載された。

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VMDのコンサルタントをしている田中秀子さんからメール。

I百貨店の販促に勤められている頃にウインドウの仕事でいろいろとお世話になった。

天神のランドスケープを特徴付けていたウインドウは田中さんの仕事。

退職されてからは仕事の場を海外にも広げ活躍されている。

VMDのスペシャリストである。

最近はじめたブログで作品を紹介して頂けるとの事。

ブログのタイトルは「Deko ファイル」

培った視点で福岡のビジュアルシーンを切り取っている。

項では懐かしい作品が3点。

その中に「ワイヤー・キャット」と同じ頃に製作したワイヤーの作品が。

当時、カルダーに惹かれてワイヤーの作品を沢山作った。

私もまだ30代後半。

勢いだけで作っていた感もあった。

懐かしい作品に触発されて、棚の隅にあった作品を引っ張り出してきた次第。

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こんな作品も・・・・・・・・。

 

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2008年12月25日 (木)

ハラペコ君と食感鳥-Ⅱ・・・・・・

 少し勝手な判断だったが、今回は設置の場所を決めずに作品を制作。

「後々の展開も考えて、場所に制約されたくなかった」・・・・・そんな気持ちもあった。

我が侭な話。

そんな事で作品が仕上がってから、設置の場所、方法を考える事に。

安全性、機能性、効果、経済性、環境との調和・・・・・・いろいろな側面から検討。

店内にウインドウを造る計画も。

かなりハードな内容になりそうな気配。

建築、内装のデザインを担当された河村氏にも相談にのって頂いた。

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現場を訪れ、スケッチも何枚か描いたが、何かスッキリと収まらない。

一度収めた作品を、再度仕事場の持ち込んで、理想的な装置を考える事に。

安全面、機能面、意匠、経済性・・・・それぞれの要素を考えながら、寸法、素材、収まりなど詳細に検討していった。

そんな積み重ねの結果。

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移動出来るディスプレイ台。

環境や考えられる季節のイベントにフレキシブルに対応出来るディスプレイ台。

アングルで組んだ金物の脚。

軽快だが重量が欲しかった。

「昔から在った感」もイメージ。

将来の仕上がりを期待して生地のまま。

近くで観てもらいたいが、デリケートな作品なので触られても困る・・・・・。

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作品をアクリルのボックスで囲う事も考えたが、既成の人形ケースのようでもあり、何かこじんまりとして面白さに欠けると判断。

前面に大きく1枚の透明アクリル、

作品と同化させる形でサイドと後方に同じ透明アクリルで装飾を施した。

安全面とお客様に不愉快な思いをさせない為の配慮・・・・・。

移動しても常に効果的な照明が得られるように、改造したアームライトを取り付ける。

目立ちすぎるランプのカバーを小さなものに。

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作品の下のボックスにはタイマーが内蔵。

後部には作品の交換も容易にと、メンテナンスを考えたコンセント。

コンセントに差し込まれた作品と照明のプラグ。

時間がくると照明が点灯し、ハラペコ君と食感鳥が動きだす。

30分おきに3分間可動する仕掛け。

露出する配線はカールコードを使用。

シンプルな意匠は条件を満たした結果。

さほど大きな台ではないが多くの方関わった。

金物、アクリル、木部、特殊なタイマー配線・・・・・・・・・・・。

金物を加工して下さった豊工芸の井上さん。

アクリル手配して下さったトクドミ美工芸の徳富さん。

タイマー配線を担当して下さった長尾電業の正木さん。

カールコードを分けてくださった原デザイン室の原さん。

タイーマーの相談にのって頂いた絡繰屋の北川さん。

いろいろとアドバイスをして下さった河村デザイン室の河村さん。

複雑な仕事も多くの知人の助けを借りて何とかクリア。

相変わらず沢山の方々に助けられている。

ありがとうございました。

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演出の仕上げはオリジナルのリース。

新天地を見つけた白い鳥をモチーフに製作。

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2008年12月20日 (土)

ハラペコ君と食感鳥-Ⅰ・・・・・・

 エンドレスの記事で紹介したオートマタの設置が無事終了。

設置先はキッチン「よい一日」の春日店。

キッチン「よい一日」は「美味しい」という事を当たり前の事として、食材や調理方法を追求し、環境も含め、常に満足のいく食事を提供している店。

今回のオートマタは「より楽しんで頂ける店」を目指しての依頼。

「一生懸命に調理した食事」を「一所懸命に味わって食べる」・・・・そんな正当なあり方をストーリーにデザイン、製作。

素材はカトラリーやその周辺・・・・・再生のテーマで括る。

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オープン時に製作したオリジナルの装飾照明の考え方を持ち込む事で全体の調和、効果を考えた。

この考えは、オリジナル色が出て、効果は期待出来るのだが、作る側としては大きなハードルを抱える事にも。

望むところではあるのだが。

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アンティークな金物の容器の顔、魔法瓶のキャップの胴体、フォークの手、スプーンの脚・・・・・

それぞれのディテールを生かしながら構成。

やはり問題はそれぞれの素材の重量。

何度もの試行錯誤の結果。

「美味しく食べる」事の絶対条件は「お腹が空いている」事・・・・・どんなに美味しい食事が用意されていても、満腹では美味しさは半減。

この食事をするロボットのような人形に「ハラペコ君」という名をつけた。

1人での食事は寂しい・・・・・・そんな思いで鳥のペットをお供に。

鳥の名は「食感鳥」。

はじめは「食間鳥」としたが、食を感じる鳥・・・・「食感鳥」に。

「九官鳥」のゴロ合わせ。

「食感鳥」はバイスペンチとフォーク、スプーンを加工。

よく噛んで(感じて)の思い。

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3枚のカムと2枚のプルーリー。今回はオルゴールの調べも。

ハラペコ君は店のロゴをあしらったハイバックチエアに座って、一生懸命にフォークの手を動かす。

ただ一生懸命にその手を動かす。

傍らの食感鳥もそのクチバシを動かす。

エントランスのケトルの照明、入口のシェーカーを加工したドアチャイム、円形テーブル上部の少し大袈裟なシャンデリア、窓際のカトラリーのスタンド、洗面所入口のコーヒーサイホンの照明、女子洗面所の照明、レジ上のフォークほコードペン・・・・そして今回のオートマタ。

どれも饒舌では決してない。

当たり前のようにそこに存在する。

その素材やストーリーの仕掛けに気付いた方が「少し面白い思いを」・・・・そんな演出。

23日からは新メニューのスタート。一味も二味も違った新メニューと一緒に楽しんで頂けたらと・・・・・・・。


 

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2008年12月16日 (火)

天使の時計・・・・・・

 チッ!チッ!チッ!チッ!・・・・・・

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壁に掛かった自作の天使をモチーフにした時計。

一番長い針がしっかりと秒を刻む。

教材用のムーブメントは値段に見合った音がする。

静かな夜には結構な存在感を示す。

神経質な人にはお薦め出来ない。

天使と言うほどに可愛いらしくはない。

「マイケル」に出てくるトラボルタの天使ほど強烈ではないが、年齢を重ねたベテランの天使。

安心していろいろとお願い出来る。

叶った例は無いが・・・・。

「今何時!」

娘が出がけに時間を聞く。

時計代わりに点けているテレビの時間を確認して。

「6時38分!」

正確な時間を要求されたときは、「天使」も「ワキタ」も出番は無い。

我が家の日常。

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2008年12月 6日 (土)

森の人・・・・・・

 この時期になると、クリスマスのオーナメントやフィギュアを飾るのが恒例になっている。

ささやかな楽しみでもある。

旅行先で見つけたもの。

近所のフリーマーケットで買ったもの。

記念に頂いたもの。

いろいろである。

飾るものはその時の連れ合いの気分で決まる。

大きくなった麒麟草の下や出窓、サイドボードの上、トイレ、洗面所・・・・・いろいろな処がクリスマスの小物で飾られる。

サイドボードと玄関のシューズボックスの上に飾られていた「森の人」という作品にはポイセチアと小さな人形やバイオリンのオーナメントが添えられた。

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この作品は「豊穣の森」と言うテーマでデザインされた演出のときに製作したもの。

今回は家族で登場。

森にはその場を守る「守り人」が住んでいる。

「守り人」は森の奥深く、人の踏み入れぬ場所でその森の自然を見守っている。

頭巾の下の大きな耳は、森の全ての音を聞き分ける。

森に住む小さな動物たちや鳥の鳴き声。

草木の呼吸・・・・・・どんな小さな音も聞き逃さない。

何か異変を感じたら直ぐに駆けつける。

森が森であるように・・・・「守り人」がいる。

その時に考えた作品のストーリー。

時代の傾向を危惧しながら、理想とする思いを60センチほどの人形に込めてみた。

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この作品の持つメッセージは今も変わらない。

聖なる夜にこの作品を・・・・・・・・・・。

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2008年12月 2日 (火)

ハートに翼をつけて・・・・・・

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 この作品は百貨店のクリスマスの演出にデザイン製作したもの。

「ハートに翼をつけて」のタイトルをつけた。

優しさを胸に勇気を持って前に飛びだせば・・・・の思いを形にした。

「太っちょ」と「のっぽ」のコンビは優しさの象徴として位置付けた。

胸に着けたハート型のプロテクターはその意図を強調する。

背中に着けた翼は勇気を意味した。

作品は翼を広げると1メートルを越える。

羽ばたくその様はかなりのインパクトがあった。

最近お会いした方もこの作品をよく覚えて下さっていた。

15年も前の事なのだが。

以後、このモチーフは私の中で繰り返される事に。

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人形を久し振りに陽にあてる。

人形はどこか「爆笑問題」に似ているようにも見えた。

優しさの象徴として位置付けたが、そのコスチュームを見ても多分な毒気も含んでいたのではと・・・・・・・・。

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