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2009年1月26日 (月)

雪の週末・・・・・・・

 天気は雪の予報。

今日と決めていた。

移動は何時ものように最寄の交通機関。

地下鉄で博多駅へ。

博多駅から新幹線に乗り継いで南福岡へ。

水気を含んだ大きめの雪が舞う。

荷物もあったのでタクシーに乗って春日の西小学校前まで。

昨年の夏、『隣の店舗が空いたのでギャラリーのスペースを広げようかと・・・・・・』言っていたカフェの主人。

『新しいギャラリーにて初企画展です。ぜひ遊びに来て下さい。』

田村真理子さんの個展のDMに添えられていた言葉。

半年の短い期間でその計画を実現したのだ。

Cafe & Gallry Nabeの主人ワタナベさん。

実現は経営の手腕とお人柄によるところが大きいのだろうが、そのフットワークの良さに敬服。

Dm

田村真理子さんの活動は随分と前から注目していた。

唐津、百道のハイアット、志摩の「MA」・・・・・そして芸術村。

場所を変えながら精力的に様々なアプローチを試みていた。

個展にも何回かお邪魔した。

和紙を素材にした艶やか(私的感想)な造形は私のお気に入り。

今回の個展では和紙の作品の他にアクセサリーを展示していた。

『ビジネスです』と言いきる。

「創りたいもの」がビジネスに直結していれば理想だが、得てして「創りたいもの」はビジネスとは無縁であったりもする。

私もアクセサリーを作った事がある。

モビールやサーカスで有名なカルダーやHIRONENのアクセサリーに刺激された事もある。

「身に着けられるアート」・・・・・そんなスタンスの作品があってもよいと思った。

身近な人・・・・・・対象のはっきりとした中での創作は楽しくもあった。

そんな事で田村さんがアクセサリーを手がけていた事はなんの違和感も無かった。

素材は既成だと言うが、やはりその選択と造形には研ぎ澄まされた感覚が感じられた。

オブジェ同様に十分に楽しめた。

カフェに移って、楽しみにしていたカレーを頂く。

連れ合いと違うものを頼んで「ハーフ&ハーフ」。

ワタナベさんご夫婦の人柄が招くお客さんが入れ替わり立ち代り。

居心地良さに2時間半もお邪魔してしまった。

外を観ると雪が向かいの建物の所在を消している。

カフェの前にあるバス停から、後ろ髪を引かれる思いで大橋に向かう。

 バスは西鉄大橋駅の東口に止まる。

連れ合いは用事があったので此処で別れる。

私は西口に抜けて知人のアトリエに向かう。

雪は本格的。

坂の先にあるスロープのついた階段を上る。

上りきると住宅街が広がる。

生垣のある建物の沿って回り込む。

ガレージの入口に掛かった赤い「9」の文字。

ガレージの奥にある小さな木の扉を開けるとそこが「アトリエ 9」。

Photo

Photo_2

使い込まれた工具や道具類、調理器具、製図道具、ボルト、錆付いた船釘・・・・・・。

知人の作家が創作する焼物の食器やオブジェ。

作家でもありオーナーでもあるKumicoさんが愛情を持って集めたコレクションの数々。

勿論、自身のバルサを素材にした飛行機やロボット、ワイヤー・クラフト、絵画などの作品も、それらと心地よい関係を持ってそこに在る。

ここにしかないものが在る。

作品、コレクション、家具、空間・・・そこに在るもの全てが私の好み。

言い換えれば、1つとして嫌いなものが無い。

そんなお気に入りの店。

出会いは直感だった。

情報雑誌で見た顔のある赤い飛行機。

何故か目が離れなかった。

「この飛行機の向こうに何かある・・・・・。」

そう感じた。

記事を読めば、近くに居を構える知人のデザイナーF氏が空間を設計施工。

作家仲間で造った心地のよい「居場所」だと知る。

デザイナーF氏が開く曜日限定のカフェがオープンする日を選んで連れ合いと出かけた。

昨年の5月の事。

その直感は間違っていなかった。

訪れて意気投合してしまった。

言われて思い出した。

随分前だが、お会いしていた事を。

そんな下地があったのかもしれない。

カフェNabeのワタナベさんと再会させてくれたのもKumicoさん。

作品の事、素材の事、これからの事・・・・・話す事は沢山あった。

居心地の良さに2時間。

遠慮の無い私。

このアトリエを探すには少しの努力が必要かもしれない。

が、探し当てた時には何か大切なものが見つかるかもしれない・・・・・・・そんなお店です。

 雪は少し小降りになっていた。

時間を見ると5時をまわっていた。

少し足早に駅に向かう。

大橋から西鉄電車で天神へ。

天神から地下鉄で西新へ。

傘や頭の雪を払いながら階段を下りてくる仕事帰りの人たち。

見上げる空は白の点模様。

西新商店街の一角にある人気の通り。

その中ほどにある「オーストラリアン ビーンズ カフェ」の2階。

今日1日だけの作品展。

Dm_2

「ペペのへんてこな生きもの展」。

作家はペペ&ネコルのペペさん。

テーブルに並べられた「へんてこな生きもの」はクレイを素材に缶やガラス瓶、針金を芯にして作られている。

造形は自由。

ディテールやリアルに興味は無い。

手の感触やその後の彩色を楽しんでいる様にも見える。

軍手を素材にした作品が面白い。

軍手の中にクレイを入れて造形している。

網目が彩色に豊かな表情を与えている。

ペペさんは多才な作家。

絵も描くしオブジェも創る。

家具も創る。

音楽家でもある。

CDも出している。

人が聞いたら不思議に思うかもしれない。

もしかしたら「へんてこ」なのは作家自身かもしれない。

「へんてこ」それは大事な個性でもある。

自由な創作を観て私も「へんてこ」になりたいと思った。

次のお客さんが来たのを期に会場を後にした。

雪はまだ降り続いていた。

雪を楽しみながら、盛り沢山の週末・・・・・・・・。

 

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コメント

羽川さま
先日は、雪の中、「へんてこさん」に会いに来てい
ただきまして、ありがとうございました。
記事にまでしていただいて、恐縮です。
私同様(笑)へんてこさんたちですが、
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
また、いつも思慮深いコメントありがとうございます。
油粘土をつかって近々、型で増殖作品を作って
みます。   ぺぺ

投稿: ペペ | 2009年1月27日 (火) 15時58分

ペペさんへ
作品展お疲れさまでした。
「へんてこ」について考えてみました。
私の結論としては「へんてこ」=「常識に捕われない」です。
子供が自由なのは常識の量がまだ少ないからだと思います。
社会に害を及ぼす「常識知らず」は問題ですが、「へんてこ」大いに結構。
これからもペペさんの「へんてこさん」に期待しています。

投稿: 羽川再生堂 | 2009年1月27日 (火) 18時55分

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