■ 好天気に恵まれた5月最初の週末。
北欧古雑貨と古家具のギャラリー「ソルベン」で開かれたハンク佐々木さんのライブに出かける。
18歳からカントリーバンドで活躍。
カントリーパブの老舗「チャックワゴン」を経営。
1988年50歳でカントリーウエスタンの本場で試したいと渡米。
渡米20年。
今はテネシー州ナッシュビルを拠点に活躍。
アメリカは勿論の事、ドイツ、北欧、オーストラリアなどでもコンサートやライブを開催。
春と秋には日本各地で精力的にライブ活動。
ギャラリーの庭に面したベランダをステージにした野外ライブ。
誘ってくれたデザイナーのOさんと音楽仲間。
グラス作家のGさんの顔も・・・・・。
乾いた喉をビールで潤わせて、並べられた料理を楽しむ。
日差しは初夏のそれ。
心地よい日陰を探して開演を待つ。
年季の入ったオールド・マーチンを片手にハンクさん。
傍らにはキーボードのマイケル石仏さん。
懐かしく聞き覚えのあるメロディー。
全米シニアコンテスト、トップ10に入る歌声は力まず味わいがある。
穏やかなトークに会場も和やかな雰囲気。
ステージの上も下も年齢は近い。
夜派のマイケルさんも調子を上げてくる。
絶妙な掛け合い。
高祖の山裾に手拍子が響き渡る。
休憩をはさんで2部。
ゲストがステージに上がる頃は会場のテンションも上がる。
ビール片手にダンス。
昔を思い出している。
会の終わり頃には「歳をとるならステージの上の二人の様に・・・・・」そんな気分になっていた。
ゲストのプレスリー ナンバーで思い出した様にマイケルさん。
土産のモミアゲの着いたサングラスを掛けて「監獄ロック」。
参加者最年少の園児から「カントリーロード」のリクエスト。
エンディングはオリジナル ソングで締めくくる。
余韻を楽しんでいるとソルベンのオーナーからバーベキューの誘い。
遠慮の無い私。
Oさんのギター仲間Fさんの弟さんがマーチンのトリプル0、000-28ECB エリック・クラプトン シグネチャー モデルを宇部から持参。
限定500本と言う貴重なギター。
参加の意気込みが違う。
ギターが取り出されるとセッションがはじまる。
ハンクさんもケースからマーチンを。
マイケルさんもピアニカで参加。
カントリー、フォーク、吉祥寺ソング・・・・居合わせたギター好きがそれぞれに持ち歌を・・・・・・。
折角なのでハンクさんのギター弾きたさに私も参加。
手にしたオールド・マーチンのネックは塗装がほとんど剥がれ、ボディー横には丁寧に穴まで開いている。
40年近く共にした戦友の趣。
そこに刻まれた剥げや傷、一つ一つに物語があるのだろう・・・・・。
少し緊張ぎみに触れてみるが、やはりマーチン。
言い方は失礼かもしれないが「腐っても鯛」。
マーチンはマーチンである。
ビールの力も借りてかき鳴らしてみる。
本場からのお客さんも居る中で英語の歌も口ずさんでみた。
恥知らずである。
勢いに任せて宇部から持参のマーチンも弾かせてもらう。
少し小ぶりだが飴色の塗装、鼈甲柄のピックガード、19フレットと20フレットにはクラプトンのサインがパールでインレイ。
音は少し硬い印象を受けたが、美しいギター。
「カントリーロード」をリクエストしたお嬢さんも参加。
ハンクさんのギターでリクエスト曲を英語でフルコーラス。
先が楽しみ。
皆さんいい笑顔で楽しんでいる。
マイケルさんの仕事の都合で・・・・・よいタイミングでセッションを終える。
麓に見ると遠くに野焼きの煙が立ち上っている。
日本の景色にもカントリー・ソングは似合っていた。
再会を約束してソルベンを後にする。
Oさんのお言葉に甘えて、Oさんの友人とご自宅に。
今日3本目のマーチンを弾かせてもらう。
D-28。
マーチンの代表的なモデル。
選び抜いただけあって美しく、サウンドも申し分ない。
Oさんもマーチンに惹かれて腕を上げている。
「おじさん達、楽しんでいるぜ~い!!」そんな気分のカントリー&マーチン三昧の一日。