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2009年5月 1日 (金)

想像しながら・・・・・・

 週末の現場は問題も無く、予定通りに終了。

今回は高い場所での作業。

とび職に外注したいほどの作業だったが、手馴れたOさんがテキパキと進めてくれた。

いろいろな人に支えられている事を感じながらの現場。

翌日から次の現場の仕込み。

オリジナル作品を改造。

手染めの和紙と針金の造形は2000年に開催した個展で発表。

反響もあり、展示した作品の9割は収め先が決まった。

和紙と針金・・・・容易にイメージ出来る造形がある。

長崎のランタン、青森のねぶたなどが重なる。

そのイメージを心地よく裏切りたかった。

2000年での個展では「水」をテーマにそこに居る生物をモチーフにした。

深海に棲むアンコウ。

イカや鯛。

イカはインパクトがあった。

オーム貝も照明に仕上げた。

海から川、池へ。

鯉、金魚とその環境を辿ってモチーフを決めた。

そのほとんどに照明を仕込み、オリジナルな手染めのパターンや色、形を楽しんでもらった。

その後、この針金と手染めの和紙を素材にした造形は動きのギミックも加え、ウインドウやイベントの演出に使われた。

Photo_2

金魚や鯉の模様はフレームに貼る前に染める。

手漉きの和紙を水に浸け、適当に水を含んだところで絞る。

卵ほどの大きさに絞った和紙を丁寧に広げる。

適当な水分が必要。

あまり含み過ぎるとぼかしの部分がだらしなくなる。

その加減は経験。

貼られた状態をイメージしながら広げられた和紙に色を落としていく。

ある時は高い位置から。

ある時は筆の先が紙に触れるほどの低い位置から。

描かない。

色を落としていくだけ。

後は偶然を期待する。

Photo_3

準備している夏のディスプレイはこんな工程で染められたオリジナルの金魚をアレンジして使う予定。

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コメント

いいですね~
夏!!金魚!!・・・
この、ぼかし、にじみの技法好きです。
水面に映った景色を描く時に湿った水面(紙に)
に影の色をまさに落とす、ですね。
期待しない図柄になっても、そこは自然
悩まなくいいんです・・・
金魚には、灯りは入るんですか?
夏の夜にチョット涼しい風にあたりながら
見たいですね!(・∀・)イイ!
ヒデ爺

投稿: ヒデ爺 | 2009年5月 1日 (金) 07時55分

ヒデ爺さんへ

素敵なお茶碗を見つけたようで・・・。
なによりです。

金魚に照明は入ります。
入るとまた雰囲気が変わります。
照明の入ったモノを見たら、戻れません。
インパクトがあります。

華やかだけれど涼しい・・・そんな感じになってくれたらと思ってます。

投稿: 羽川再生堂 | 2009年5月 1日 (金) 20時21分

立体に紙を貼る。
染料を滲ませる。
和紙ならではの表現。ほんとに素晴らしい素材ですよね。

和紙を揉む、破れることもない。
広げて、シェードに被せる。
細かな皺も又味わい。光は拡散する。

和紙とシワ。
和紙のように歳を重ねたいものです。

投稿: ハララ | 2009年5月 2日 (土) 08時56分

ハララさんへ

素敵なコメントをありがとうございます。
イサム・ノグチの灯りは心に残っています。
シンプルがよい・・・・そう理解しているのですが、ついついスリリングな方へ行ってしまいます。
これもよい歳を重ねるプロセスと思いたいです。

投稿: 羽川再生堂 | 2009年5月 2日 (土) 09時28分

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