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2009年10月 1日 (木)

トラデスカンティア・シラモンターナ・・・・・・

 連れ合いの実家の庭先には様々な植物が植えられている。

季節ごとに花を咲かせ楽しませてくれる。

その中の何種類かを、昨年のゴールデン・ウィークに持ち帰りベランダの鉢に植えた。

その中でも一際目をひいた植物があった。

肉厚の葉を持った存在感のある植物。

聞けば、自信はないが「むらさきつゆくさ」だと言う。

手持ちの図鑑やネットで調べたが、その植物の正式な名前は分からなかった。

その特徴的な肉厚の葉と太目の茎は白毛に覆われている。

葉の裏と茎はむらさき色。

持ち帰ったその年は葉だけを楽しんだ。

それは最小限の姿を残して冬を越した。

今年は春先から葉を茂らせ、6月には鉢から溢れんばかりに育った。

相互に葉をつけ、7月には45~50cmほどの高さになった。

茎も25本ほど。

中の一本が花をつけた。

はじめて観る花だった。

その時の写真は以前にも紹介した。

そのもったぶった咲き方が面白く、観察は毎朝の楽しみになった。

茎の一番上にある重なった葉の隙間から、その全体からみると頼りない大きさの可憐な花を一輪だけ咲かせる。

ピンクの花弁が3枚。

毎朝、同じ場所で開花、夜にはその花を閉じる。

3日後、違う茎にも花をつけた。

前に咲いた花を観察すると、その花弁の一枚にに隠れるように萎れた小さな花の痕を見つけた。

前の日に咲いた花の残りだった。

毎日同じ花が開花していると思った。

毎朝違う花が同じような場所で咲いていたのだ。

5_2    

Photo_4

① 赤い小さな蕾のようなものは前日咲いた花痕 ② ①の花が閉じたところ

Photo_5

③ ①から2日後     ④ ③の翌日(前日の花とは違う花)

茎に一日一輪。

一度咲いた花は2度と咲く事はない。

花は一日限り。

不思議な咲き方を見つけて驚いた。

7月、夏の暑い日差しが気になって少し涼しい場所に移した。

毎朝2本ほどの茎に花をつけていたのが、次の日から開花がぴたりと止まった。

日当たりなど環境の違い?

移した事を少し悔やんだが、見守る事にした。

Photo_4

9月、2ヶ月ほどの沈黙を破って突然開花しはじめた。

朝の日差しの中に白毛を光らせて、いっきに5本ほどの茎に花をつけた。

何か嬉しくなって、正式な名前がどうしても知りたくなった。

名前を知らない事が心地よくない思いでひっかかってもいた。

週末に資料の多い総合図書館に行く。

「むらさきつゆくさ」は頭から離れていた。

「原色園芸植物図鑑」・・・・・・・リアルなイラストによる図鑑。

ページを捲るしかないと思った。

棚にあったⅠ~Ⅳまでの4冊をテーブルに持っていき、Ⅰから順にページを捲った。

Ⅰ~Ⅲにはその姿は見当たらなかった。

少し諦めかけてⅣを捲る。

400ほどあるページの半分ほど捲ったところにその植物はあった。

花の咲き方が違うが、この植物に間違いない?と思った。

Photo_3

トラデスカンティア・シラモンターナ(ムラサキツユクサ属)つゆくさ科とあった。

原産地は北東メキシコ。

以前にネットで「ムラサキツユクサ」と検索してみたが、ベランダにある植物の絵や写真は発見出来なかった。

が、聞いた「むらさきつゆくさ」は間違いではなかった。

正式な名前は分かったが、誰かにこの花の名前を聞かれたら間違いなく「むらさきつゆくさ」と答えるだろう。

少し自慢して、「むらさきつゆくさ属で北東メキシコ原産のトラデスなんちゃらかんちゃら・・・・・・」この程度が精一杯。

が、名前を知った事で少し胸をはってこの花を観賞出来ている。

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コメント

観ました、覚えております
確か、いや、うっすらと・・・
店主のお宅へお邪魔したおり、
ベランダに・・・
生命の仕組みと言うか
トラデスのなんちゃらかんちゃらの
「こだわり」さえ感じてきます!
そして、店主の「こだわり」が
視考が探究に発展していく様が・・・
私も花に対する視考から探究へがありました
大好きな夏花「立葵」(炎天下凛と天を突く姿)関連
(自転車通勤の途に)
☆オリオン座からの招待状の一シーン
 (オリオン座館主・松蔵を亡くした妻トヨが
  うつろに見る庭、その視線の先に「立葵」
  ・・・松蔵は死すが、直ある存在感・・・)
☆同科・芙蓉花-酔芙蓉(夕に向け、ピンクから
            赤へと増す、酔い色-
            女性のほろ酔いを想像
            させる)
       -枯芙蓉(冬に枯れたままの花弁を
            残す存在感)
☆演歌・酔芙蓉(島津亜矢ー大好きなアーチスト)
 探究はつづきますが、コメントの枠をはみだし
 そうなので、が、一つ、店主の奥方の郷に
 トラデスなんちゃらかんちゃらが存在した理由
 チョット探究したいです・・・
                 ヒデ爺

            

投稿: ヒデ爺 | 2009年10月 2日 (金) 04時50分

ヒデ爺さんへ

「立葵」のまさに立ち姿が私も好きです。
早速ネットで検索。
『葉がどんどん太陽の方向に向かうのところから「あうひ(仰日)」の意・・・・・・』と。
勉強になります。

確かに実家がどの様な経路で「トラデスなんちゃらかんちゃら」を手に入れたのか?興味のあるところです。
株分けしてもらったのか?
園芸店の店先で見つけたのか?
またまた、「探偵ナイトスクープ」の世界へ。
暮れの楽しみにとっておきましょう。

投稿: 羽川再生堂 | 2009年10月 2日 (金) 06時54分

長い名前だったんですね〜!
「ラテン」っぽい曲が出来そうです♪
でも「一日花」なので、ちょっぴり切ないメロディとコードで...。
などと一人イメージを膨らませ、楽しんでいました。
図鑑の葉を見ると、やはり「ツユクサ」ですね。

タチアオイ、私も好きです。
美しい花ですよね〜!
そして...パキラも元気にしています!

投稿: Yumico | 2009年10月 3日 (土) 09時06分

Yumicoさんへ

おはようございます。
やはりメキシコ産ですネ。
こうなると「トラデス・・・・」の意味を知りたくなったりします。
何か深い意味が有ったりして・・・・・・。
私たちの単位で言うと一日ですが、この花にとっては1日が一生なんですよネ。
花一つからいろいろな事を想像します。

家のパキラも頑張ってます。
サンパラソルも最盛期から比べると花数が少ないですが咲き続けています。
あまり大きくなりすぎたので剪定したゴムの木も、またまた大きくなっています。
少しだらしなくなっています。

空いた鉢もありますが、何を植えるか思案中です。
これからの季節、何がいいですか?
何かお薦めがあったら教えて下さい。


投稿: 羽川再生堂 | 2009年10月 4日 (日) 07時25分

「一日一生」深いです。
さて、これからの季節...。球根はいかがですか?
ここ数年、私は、チューリップ、ムスカリ、水仙などの球根と
一年草ですが、アリッサムやビオラなどを植えています。
八重咲きの花が好きで、「シャクヤク」を
またいつか、咲かせてみたいです。

赤い実をつける「クリスマス・ホーリー」や
「クリスマスローズ」の花も可憐で、
地植えから、鉢に変えても元気にしてます♪
何かまた、思い出したら書きますね!

投稿: Yumico | 2009年10月 4日 (日) 18時31分

Yumicoさんへ

おはようございます。
お薦めの花ありがとうございました。
クリスマスに向けての花もいいですネ。
近くのグッデイを覗いてみます。

手持ちの種もあるようなので、タイミングで何か植えたいと思います。

投稿: 羽川再生堂 | 2009年10月 5日 (月) 06時47分

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