« 2009年11月 | トップページ | 2010年1月 »

2009年12月

2009年12月20日 (日)

干支の・・・・・・

2009年も残すところ後僅か。
ここ百道にある創作の工房では、来年の干支である寅のオーナメントの製作が追い込みに入っています。
毎年・・・・・・・。

Photo_3

Photo_4

 新聞の季節報道のような様子。

今年最後のディスプレイに使う来年の干支をモチーフにしたオーナメントの製作。

3種類作った石膏型から、一番シンプルな型を選択。

黄色の下地を少しトーンを変えて2回ほど重ね塗り。

黄色の段階では熊のプーさんと変わりません。

面白い事に、黒で模様を描いたらもう寅です。

寅以外の何者でもありません。

きっと拾ってきた石を黄色に塗って黒の模様を描いても効果は同じ・・・・・。

ここで形はイメージを支配しません。

面白い発見です。

「描く」のは苦手ですが、面相筆を持って模様を描いていたら、普段とは違った新鮮な面白さがありました。

結局は慣れて来た頃に数量は終わりましたが・・・・。

仕上げは来週末からはじまる現場です。

 

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年12月16日 (水)

トートバッグ・・・・・・

 エコ意識のたかまりも手伝ってかトートバッグが人気。

有名なデザイナーもトートバッグを発表している。

「お洒落にエコを実践」・・・・悪くない。

長続きさせるにはそれなりの工夫や楽しみが必要。

Photo_3

Photo_4

2ヶ月ほど前、「はじめて自分の為に作ったの!」と連れ合いがトートバッグを見せてくれた。

お気に入りの店や出掛けていったついでに見つけたモノ、いただきもの、仕事で使った残り・・・・・引き出しの中に宝物の様にしまってある様々な布。

素材のストックが沢山あると嬉しくなる。

それは私も同じ。

そんな布で即興的に作ったトートバッグ。

リネンの生地をベースに、大事にしていたお気に入りのストライプの布をテープにしてアクセントにしてある。

リネンは実家に出掛けて行った時に見つけたもの。

「主婦目線」と言い小物を入れる小さなバッグを添えた。

中のモノが見えないようにと、内側には紐で絞るカバーの気遣い。

「ポール・スミス風やね」と私。

綺麗なストライプのテープがそれ風。

良いところを探して褒める事を怠らない。

早速持って出掛けて行った。

『「欲しい!」て頼まれちゃった』・・・・・・・会った知人が気に入ってくれて製作を頼んだよう。

リップサービスとは言え、好感触に悪くない気分。

その後もバッグを持って出掛けては製作を頼まれている。

「自分の為に」・・・・気負いのデザインが気に入ってもらったのか?

限りのある布を心配しているが、エコな広がりを心地よく受け止めているようでもある。

最近は針を手にしない日は無い。

夢中になる事があるのは嬉しい。

次の個展では立場が入れ替わりそうな気配でもある・・・・・・・。


 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年12月13日 (日)

石膏型・・・・・・・

 デザインの仕事は依頼されての事。

今年最後になるであろうデザインの仕事。

プランは仕上がっていた。

少し時間が空いた。

提案するオーナメントの型を製作してみる事に・・・・・。

見切り製作である。

製作発注が遅れた時の保険。

無駄になる事はないと思った。

使われなければ、家の正月飾りにでも使おうと思った。

12年後にも使えるかもしれないとも思った。

来年の干支をモチーフにしたオーナメントの石膏型の製作。

Photo_5

油粘土で原型を作る。

油粘土は細かいディテールを表現するのに最適。

何度も使えるのが特徴。

使っている油粘土は15年以上使っている。

Photo_7

原型の周りにブロックで枠を作って石膏を流し込む。

ブロックを使う前は油粘土で土手のような枠を作っていた。

Photo_8

石膏は入れてから10~20分位で固まりはじめる。

半日以上はそのままにしておく。

ここでの焦りは禁物。

Photo_9

半日後、ブロックの枠を外すと豆腐のような石膏の塊。

その石膏を裏返す。

粘土を外せば石膏型の出来上がり。

Photo_10

この石膏型に紙粘土を入れる。

Photo_12

紙粘土の表面が乾燥したら型から外す。

完全乾燥したら、紙ヤスリなどでバリなどを修正して彩色すれば製品の出来上がり。

彩色次第で雰囲気は変わる。

和紙での仕上げや、木目込みの様な仕上げも可能。

Photo_2

製作中いろいろと欲が出て、結局はデザインを変えて石膏型を3型製作。

作りはじめるとキリが無い。

悪いクセである。

タイミングの良い仕事の電話に救われる。

 


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月 4日 (金)

パイプカッター・・・・・・

 久しぶりの工房ネタです。

マニアックです。

Photo_7

「Nabe ともだち逸品展」で再度追加のオーダーを受けた(洗濯)ハサミ鳥。

洗濯バサミの簡単な開閉で鳥の翼、尾翼、クチバシが動きます。

そんな簡単な仕組みが受けているようです。

期間中に製作し、納品したのですが、展示会終了後も追加で製作しています。

本体は木製ですが、動きを伝えるピアノ線のほかに真鍮のパイプを加工したパーツがあります。

一つは翼の外れを防ぐ為のストッパー。

もう一つ、本体と洗濯ばさみを繋ぐシャフト。

シャフトの中をピアノ線が通って、翼を動かします。

どちらも3mm径の真鍮のパイプ。

ストッパーは長さが2mmしかありません。

小さなモノです。

加工にはパイプカッターを使用。

Photo

パイプの径に合わせて何種類か準備しています。

今回の加工には一番小さなカッターを使用。

このパイプカッターを、印をつけたパイプにセットして、カッターを回しながらパイプをカットします。

Photo_9

左手でパイプを押さえて、右手でパイプカッターを回します。

右手のパイプカッターには常に抵抗があります。

抵抗が無くなったら、カッターに着いているツマミを回して抵抗をかけます。

左手で持ったパイプはしっかりと固定されてなければいけません。

太さが有ればさほど問題は無いのですが、3mm径のパイプを素手で押さえておくのは結構大変です。

ましてや、2mmの長さに数多くカットするにはかなりの握力と苦労を伴います。

「パイプを万力などで固定したら?」・・・・・パイプですので変形する恐れがあります。

パイプの中に鉄棒を入れて変形を防ぐ方法も考えましたが、サイズが微妙です。

考えました。

ネジ切同様に、パイプカッターを万力に固定して、ドリルに装着したパイプを回転させたら・・・・・・・。

思いついたら試します。

Photo_3

パイプにヤスリで長さに印をつけます。

パイプカッターをパイプの印に合わせてセットします。

ツマミを回して、抵抗をかけます。

右に左に回して、カッターの刃を印の位置に馴染ませます。

Photo_4

そのままカッターを万力に固定。

Photo_5

ドリルのチャックにパイプをセット。

ドリルの回転は安定しています。

スイッチを入れるとパイプが回転します。

カッターのローラーも同じく回転。

スイッチを一押しすると、パイプは7~8回くらい回転します。

一押しでパイプの抵抗はなくなります。

ツマミを回して刃の幅を狭め、抵抗をかけます。

ドリルのスィツチを入れます。

これを3回ほど繰り返したら、パイプは綺麗にカット出来ました。

手回しに比べ、所要時間は5分の1程度です。

大成功です。

ネジ切り同様にこの作業も面白くなりました。

Photo_6

「あっ!」と言う間に数台分のパーツが出来上がりました。

縦を横にした程度の工夫です。

「なんでもっと早くに」・・・・・・・何か期と言うものがあるようです。

本当に必要になると人はいろいろと考えるものです。

どうでもよいマニアックな話でした。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

« 2009年11月 | トップページ | 2010年1月 »