NEIL YOUNG・・・・・・・
■ 国を代表する選手の頑張りに一喜一憂した。
ドキドキと胸とどろかせ、ハラハラと危ぶんだ。
元気も貰った。
悔しさも味わった。
様々な感情を楽しませて貰った。
早めの昼食。
いつもの定食屋。
カウンターの奥にテレビ。
テレビの横に陣取る。
バンクーバー冬季オリンピックの閉会式。
選手をはじめ、関係者、ボランティアの功績を労い、賞賛、賛美する言葉に鳴り止まぬ拍手。
閉会が宣言される。
画面は聖火台の炎に変わる。
「Ladys and Gentlemen・・・・・Neil Young!!」
日本語の解説がつづく。
「聖火に別れを告げる時がきました・・・・・・・・・・」
「聖火の近くからカナダ出身のロック歌手、ニール・ヤングさんが登場しました。」
「曲は LONG MAY YOU RUN・・・・太陽への旅路」
アナウンサーの声に驚いた。
フロック・コートの様な丈の長い黒の上着に黒のスラックス。
ツバ広の帽子を被ったニール・ヤングがハーモニカーホルダーを首から下げ、使い込まれたマーチンを持って聖火台の前に立っている。
クローズアップされたニール・ヤングは少しふっくらとし、歳相応の貫禄。
ギターとハーモニカの音が会場に響きわたった。
「チラチラと場内に雪が舞いちりはじめました」とアナウンサーの声。
ストリングスの音が好きだった。
特にスティール弦を張ったアコースティックな音に惹かれた。
そんな音楽を選んで聴いていた。
CROSBY.STLUS.NASH & YOUNG のアルバム 《DEJA VU》 1970年
ニール・ヤングはC.S.N & Y(クロスビー.スティルス.ナッシュ&ヤング)の時代からのお気に入りだった。
1976年3月、今から34年前、ニール・ヤング30歳。
私は福岡で開かれたニール・ヤングのコンサートに鹿児島の現場から駆けつけた。
信じられないかもしれないが、場所は浄水に在った体育館。
折りたたみ式のパイプ椅子に座って聴いた。
長い髪のニール・ヤングもパイプの椅子に座っていた。
ハーベスト、ハート・オブ・ゴールド、テルミーホワイ・・・・・・・ニール・ヤングがそこに居る事が不思議だったが、レコードで聴いたリアルな歌がそこにあった。
劣悪な環境だったが、興奮したのを覚えている。
閉会式で唄われた歌のタイトルのついたアルバムTHE STILE-YOUNG BAND 《LONG MAY YOU RUN》1976年
その時と変わらない歌声がテレビから流れていた。
Well,it was back in River
When I last saw you alive
But we missed that ship on the long decline
Long may you run・・・・・・・
ニール・ヤングの歌う「太陽への旅路」をBGMに聖火は消えていった。
思いもかけない演出にさまざまな事を思い出していた。
ランチにつくコーヒーの味が何時もと違っていた。
イベントは続いていたが店を出た。
最高のランチタイムだった。
嬉しい月のはじまりになった。
HARVESTとAFTER THE GOLD RUSHのCD
仕事場に戻って、’70年に発表された名作「アフタ・ザ・ゴールド・ラッシュ」を聴いた。
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