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2010年6月

2010年6月30日 (水)

箱猫・・・・・・

岡田ジャパン、負けてませんでした。

結果は残念でしたが、誇れる試合だったと思います。

「お疲れさまでした!沢山の感動と元気をありがとう!!」

 

 自宅にも可愛い猫を飼っている猫派のMさん。

随分昔に書いたブログの記事を覚えていて下さった。

箱犬(ボクサー)を見て、「猫は作られないのですか?」・・・・その気になって仕事絡みで製作した猫をモチーフにした作品「箱猫」。

後にオリジナルを製作して発表した。

その箱猫が修理の為、鰹節パックのダンボール箱で送られてきた時の話。

その話を聞いていて思い出した。

仕事場のどこかに箱猫が居るはず。

作りかけもあったと記憶が戻る。

一日空けて、その猫を探してみた。

積み上げた資料の下に入手経路の分からない珍しい箱。

Photo

業務用の「クロネコ メール便」の箱。

開けてみた。

Photo_2

箱の中には、仕上げられた2体と未完成が1体、計3体の箱猫が入っていた。

タイムカプセルを開けた気分。

よく出来た話。

2体は白と茶の単色。

作りかけの1体は、一度塗った塗装を剥がした様な状態でパッキンされていた。

記憶は間違えてはいなかった。

意味を持って、この箱に入れた記憶は無い。

多少痛んだ箇所もあったが、これは刻んだ時の跡として受け止めた。

仕上げられていなかった1体を組み立てる事にした。

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この猫のシリーズは2000年、10年前にI百貨店のディスプレイの為にデザイン、製作したモノ。

季節は秋。

編み物をする主人の横で毛糸の玉にジャレている三毛猫のタマ(ベタな名前)。

勢い余ってカゴをひっくり返してしまう。

カゴの中から毛糸の玉が転がる。

追いかけるタマ・・・・・・・・・そんな微笑ましいシーンをイメージして、20体ちかい猫にポーズをつけて演出した。

仕上げも全て変えた。

三毛あり、トラあり、ブチあり・・・・・・・資料片手に1体1体彩色した。

残念な事にその時の記録は無いが、反響はリアルだった。

問い合わせの電話。

譲って欲しいとの希望。

押されてオリジナルを製作。

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そんな事を思い出しながら、2日ほどで仕上げ、ポーズをとって写真に収めた。

「クロネコ メール便」の箱の中には作品だけではなく、10年前の記憶も入っていたようだ。

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2010年6月25日 (金)

花を見つけて・・・・・・

そろそろ眠気が・・・・・・岡田ジャパン、決勝トーナメント進出おめでとう!!

 見慣れた作品です。

  過去にも紹介した作品です。

Photo

1996年、I百貨店が新規軸を求めてオープンさせた新店。

その年の12月に店の6階にあった画廊で個展を開催させて頂いた。

この2体の犬はその時に発表したモノ。

昔の玩具からイメージした。

台車の上に犬が居る。

ウサギや猫もある。

台車に繋がった紐を引いて遊ぶ。

大正時代の「引き玩具」。

似たような作品は数多くある。

犬種からインスピレーションしたアイディアが「らしさ」と言えば「らしさ」。

左側のボクサーはその綴りから「BOX=箱」と言う単純な思いつきで箱にした。

背中の蓋を開けると、使い勝手のあるスペースがある。

ボクサーはそのスペースに好物の骨を入れている。

ハウンド犬はその音から「ハンドバッグ」を連想した。

ハンドバッグと言うには大きすぎるが、特注の皮製の持ち手とキャスターを付けて持ち運び出来るようにした。

作品名は「バセット ハンドバッグ」。

あまり機能的ではないが、視線は集めた。

14年前の作品を見て「引き玩具」として、2、3歩進んだ作品を作ってみたいと思った。

アイディアにオリジナリティは無いが、作りたい気持ちは抑えられなかった。

ベースは「ハンドバッグ犬」。

Photo_2

新たなパーツの紙型を作り、ジグソーで切り出す。
Photo_3

後はカンナ、彫刻刀、切り出しなどを使って整形。

ヤスリの番手を替えながら、ひたすら研磨。

14年前とは体力が違う。

ボクサーは評判がよく、数多く製作したが、苦労の記憶が無い。

今は単純な作業が指先にくる。

3時間も続けると指が辛い。

やはり歳のせい?

毎度の事だが「やってみなければ分からない」・・・・・進むにつけ出てくるモロモロを解決しつつ出来上がったのがこの作品。

勿論、製作途中の閃きも拾い上げた。

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作品のタイトルは「花を見つけて」。

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ハウンド犬の白い背中に花の模様を見つけた蝶が犬の背を追う・・・・・そんな物語。

簡単な機素(動かす仕組み)の可能性を試行。

前輪を支えるアームのフックにリードをつけて引く。

「引き玩具」である。

車輪が回転すると足、尾、頭、口、蝶が動く。

道草は食わない。

前にも後にも直進だけ・・・・・・・。

無理やり曲がろうとすると駄々をこねる。

重量や車輪(機素)の仕様・・・・・・微妙な課題は残しているが、取りあえずは完成。

2、3歩進んだかは分からない。

が、手を動かした収穫は多い。

現物のお披露目は展示会と思っているが、近いうちに百道の浜に散歩に連れて行こうかと思案中・・・・・・・。

 

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2010年6月20日 (日)

我・楽・多・展・・・・・・

 名刺の肩書きには「店主」と刷られています。

「お店は何処にあるんですか?」とよく聞かれます。

お店はありません。

こんなお店があったら面白い 「空想商店」・・・・・イベントの企画に参加した時のコンセプトを目標として使ってきた名刺です。

「SAISEIDO WORKS 2010 我・楽・多・展」はそんな目標の一部をお見せする展示会です。

新作も、旧作も、コレクションも・・・・・・盛り沢山です。

Photo_2

         SAISEIDO WORKS 2010     

                    我・楽・多・展

創作の道に入るきっかけになったワイヤーキャットの発表から20年。

時代の風を受けながら取り組んだ再生のデザイン。

仕事の課題で試行した動く作品。

素直な嗜好と旺盛な好奇心で蒐集したコレクションの数々。

仕事場は20年間の痕跡で溢れています。

お見せする機会の少なかった創作の場をオリハウスにオープンします。

百貨店のウインドウを飾ったディスプレイオブジェ、リサイクルアート、和紙と針金の造形、オートマタなど、しみながら創作したくの作品とコレクションを凝縮してお見せします。

新作のオートマタ、パートナーの作る布の作品も同時に展示します。

場所を移してはじめる新たな創作活動を前にした、区切りの展示会です。

■ 展 示 品: ディスプレイ・オブジェ、リサイクル・オブジェ、新作オートマタ、布小物、コレクション 約150~200点 一部入れ替えあり

■ 場   所: オリハウス

          佐藤設計室 城南区鳥飼4-9-24 
                                        TEL 092-851-7447

■ 日   時: 7月 9日(金)・10日()・11日(

          7月23日(金)・24日()・25日(

          8月 6日(金)・ 7日()・ 8日(

          8月27日(金)・28日()・29日(

          □ AM11:00~PM7:00 □

■ 入場無料

■ 問い合わせ 羽川再生堂 

  TEL&FAX 092-851-2167      

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2010年6月15日 (火)

新たな船出・・・・・・・・

 永くやっているといろいろと余計なモノがついたりします。

メモリーの残りが少ないPCのようで、動きが鈍ります。

理想としてきた事も何か曖昧で流されたりします。

Photo

仕事場も使い込まれたPC同様に余裕が無くなり不便になっています。

今が時期・・・・・・・・・・・・。

納得のいかない事に「NO!」と言える強い気持ちが残っているうちに・・・・・・一度余計なものを省いて理想を目指したいと考えています。

場所を変えて計画している新しい活動の前に、これまでの仕事を楽しんで頂けたらと思い、再生堂の展示会「SAISEIDO WORKS 我・楽・多・展」を開催します。

東急ハンズ大賞に入賞したワーヤーキャットの発表から丁度20年。

区切りの展示会でもあります。

次の試行への一歩でもあります。

佐藤設計室の全面的なご協力を頂き、鳥飼のオリハウスに仕事場を再現します。

20年の間に製作したオリジナル作品やI百貨店のウインドウに展示した作品、リサイクル・オブジェ、オートマタ、こだわりのコレクション・・・・・・勿論、新作のオートマタも連れ合いの布の作品も展示します。

「2度と出来ない賑やかな展示会」になると思います。

週末を利用した変則的な展示会になりますが、期間中、一部作品の入れ替えも考えています。

一回目は選挙と重なりそうな気配です。

私も新たな船出の為に全力で楽しもうと思っています。

皆さんにも楽しんで頂けたら幸いです。

詳細は後日改めてお知らせしたいと思います。

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