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2011年8月

2011年8月30日 (火)

卓上丸鋸盤・・・・・・・

 久し振りの工具ネタ。

少し集中力を欠いている。

展時会の後遺症か、やりかけた作業につまずく。

少し気分を変えようと周りを見渡した。

先日男4人で喧々諤々熱を帯びた意見を交換したプロクソンのテーブルソウ〈卓上丸鋸盤)が目に入った。

正確な角度で木材を切断出来るかと思って購入したテーブルソウ。

残念な事に取り付けられた円形の鋸が直角で無い。

当然、切断された木材の切り口は直角を保っていない。

それでも治具などを工夫して何とか使いこなして来た。

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                   丸鋸と定規の間に隙間

鋸は一方方向には角度が変えられるのだが、ゲージを当て、あと少しで直角になると言う所でガイドに当たってびくともしない。

残念な事に当てたゲージに隙間が生じ光が漏れる。

ガイドを削ったり、分解を試みたが解決は出来なかった。

熱を帯びた男4人の知恵出し、意見交換も結論には至らなかった。

半ば諦めていたが、「組み立てたのだから分解も出来るはず!」「直せない事は無い!」・・・・・・何故か今日はそんな強い意志が働いた。

仕事の手を休めて、その気持ちが萎えないうちに作業に取り掛かった。

まずは本体をよく観察した。

樹脂製のボックス、モーター、鋸歯、アルミの天板、鋸の角度を調整するガイドとツマミ、鋸のスピードを変える基盤、出し入れ出来る素材ガイド用支柱など、構成しているパーツはシンプル。

横にある点検用の蓋を開け、中も詳細に観察。

前回分解した時は、天板を外せば解決の糸口は見つけられると思っていた。

見えているビスを緩めたが、天板を外す事は出来なかった。

この事で私の頭の中は???????で埋め尽くされた。

組み立ての順序が見えない。

少し冷静さも欠いていた。

その時は鋸に角度を付けるアルミ製の角度調整用の溝を削ったに止まった。

今回は「絶対に直す」・・・・強い意志が見方。

勿論分解図など在るはずも無く、現物をつぶさに観察しつつ組み立ての順序に思いを巡らした。

前回もそうだった様に、モーターの奥にある天板を止めているビスをどう外すか?

その場所にはどんなドライバーを持っても外す事は不可能と思った。

Photo_4

    中央がモーター、左の型抜きの様なものがアルミ製の角度調整用プレート

前回は気づかなかったモノが見えて来た。

天板と角度調整用のアルミのプレートがビスで止まっている。

外そうと思っていたモーターの奥にあるビスも同じ様に止まっているのでは?

天板、モーター、ガイド用プレートは一体になっているのでは?

て、事は・・・・・・・・・。

樹脂製のボックスに止まっている四箇所のビスを外せば天板に付いたモーター、ガイド用プレートが一緒に取り外せるのでは?

その順序に従ってみた・・・・・・・・正解だった。

外そうと思案していた内部のビスは外す必要が無かった。

ビスを全て外せば・・・・・・・思い込みであった。

この思い込みが正しい方向への思考にブレーキをかけていた。

角度の工夫を必要としたが、天板、モーター、角度調整用プ レートが一体になったモノを取り出す事が出来た。

Photo_2

   黄緑色の角度調整用プレートと天板とモーターはビスで止められている

前回も同じように天板のビスを外したが、モーターや角度調整用プレートが一体になっているとは思っていなかった為、取り出せなかった。

ここを削れば調整出来ると思われる箇所をヤスリで削った。

強度や可動には問題が無いところだと判断したので、少し多めに削った。

慎重に元に戻した。

Photo_3

                 丸鋸と定規の間に隙間が無い

直角のガイドを当て、角度を調整。

丸鋸は直角のガイドに沿ってピタッと収まった。

2時間ほどの作業だったが、大きな仕事を終えたほどの満足感が広がった。

この作業は直角と言う正確な角度を手にしただけでは無く、これからの作品の質やアイディアなどにも大きな可能性を提供してくれるはず?・・・・・・・・・・・と思った。

教訓:思い込みはいけません!!!

マニアックな話しで失礼しました。

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2011年8月16日 (火)

ありがとうございました・・・・・・・

 「木のぬくもり展」は盛況のうちに無事1週間の会期を終えました。

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郷里の復興支援に繋がればと参加した、かって無い売場での催事。

画廊でやっているのではと、9階を回って来られた知人友人も多かった。

この売場での展示販売は刺激的でもあり、スリリングでもありました。

併設された玩具の遊び場には、元気な子供たち。

夏休みの企画でもあるので当たり前の事。

私の作品は子供の玩具と言うよりか、子供の気持ちを持った大人の遊び道具。

繊細な仕掛けは子供の加減には対応出来そうも無い????

ある意味ヒヤヒヤものである。

作品の前に立って何気なくガードするのだが、子供の嗅覚は鋭い。

目ざとく見つけたハンドル。

伸ばした手で素早く回す。

「ゆっくりネ!」

「ハイ!」と回す手を緩めるお子さんも居れば、言った私が悪いかの様に見つめ返すお子さんも居る。

聞き分けの良いお子さん、聞き分けの無いお子さん・・・・・・・・無邪気な子供たちとの攻防は気が抜けなかった。

それでも、動く作品に興味を持って貰った事は大きな収穫。

個展や企画展でするギャラリートークは売場ではセールストークに聞こえたかも知れない。

少し迷惑そうなお客さんも・・・・・・。

作品の性格上必要な事と分かって頂けたら幸いです。

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重田木型の重田さんによるワークショップ。売場に楽しそうな木槌の音が響いていました。501FURNITUREの渡辺さんもお手伝い。

会に参加された重田木型さんおひさまとかぜさん501FURNITUREさんとの出会い、情報交換や会話は大きな収穫でもあり刺激でもありました。

小さなお子様も含め会場にお越し頂いた方々、作品をお買い求め頂いた方々に心よりお礼申し上げます。

また、いろいろとお心使い頂いた方々にも感謝申し上げます。

沢山のお友達や知人にお知らせ頂いたプランナーのIさん、ブログ等で告知頂いた「時空カフェ」のYumicoさん、slowplusさん、取材頂いたFBSの若林麻衣子さんはじめスタッフの皆さん、長崎インターネットラジオのMさん、YouTubeに「天翔け昇る」の動画をUPして下さった日田のHさん、搬出搬入を手伝ってくれたKさん・・・・・・・・・・本当にありがとうございました。

多くの友人知人に支えられての催事でもありました。

お一人お一人名前を挙げてお礼申し上げなければいけないのですが、取り急ぎこの場を借りてお礼申し上げます。

また、東日本大震災復興支援の為に製作したHEART BIRDの木製バージョンはお蔭さまで完売しました。

HEART BIRD PROJECTは引き続き高取のヘァーズサロン CONNCTIONにて継続しています。

次回は100%新作・・・・・・・・・・何時になるか?何処でやるか?何も決まっていませんが、一息いれましら、新たな創作に取り組みたいと思います。

またお会い出来る日を楽しみにしています。

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2011年8月13日 (土)

木のぬくもり展・・・・・・・

 連日沢山の方々が会場にお越し下さっています。

暑い中、お越し下さった皆様方、本当にありがとうございます。

嬉しい出会いに毎日、完全燃焼で帰宅しています。

三越、岩田屋は昔の仕事場でもあり、懐かしい方々との再会も楽しませて頂いています。

少し会場の雰囲気をお届けしたいと思います。

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山口から参加の重田木型さん。0.4㎜の糸鋸の歯が作るジグソーパズルです。ストーリーのある二段に重ねられたパズルが人気です。

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日田から参加のおひさまとかぜさん。何年も何十年も使い繋がれていける玩具。そんな理想を形にしています。お孫さんなどのプレゼントにお求めになられる方が多いようです。

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北九州から参加の501 FURNITUREさん。子供の家具を出品しています。参加のメンバーの中で一番の若手です。若いですが丁寧で質の高い仕事をしています。

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年上と言う事もあって気を使って頂いたのか、台と棚のスペースの2ヶ所に陳列させて頂いています。

広告で掲載された「飛行の記憶」はじめ、売り切れてしまった作品もあります。

以外な反応に驚いています。

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「エコスイッチ」でお世話になったFBSの若林麻衣子さんがお越し下さいました。

翌日には取材。

当日のNEWS5ちゃんで放映されました。

有り難い事です。

いろいろと情報交換しながら楽しい時間を過ごしてます。

還暦を過ぎたオジサンには立ち仕事は少しきつくはありますが、皆さんにお会い出来る事が何よりの楽しみです。

今日を入れて後3日。

今日明日は重田木型の重田秀徳さんによるワークショップもあります。

会場でお会い出来ればと思います。

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2011年8月 8日 (月)

HEART BIRD Ⅲ & 長崎INR・・・・・・・・

HEART BIRD の木製バージョンです。

デザインは1作目の試作を繰り返す段階で可能性を見つけていた。

厚さ5ミリほどのサクラ、黒檀、カリンなどの板木とアガチスの組み合わせ。

ハート型の胴体はアガチスを真ん中にそれぞれの板木で挟んで仕上げた。

塗装は木の雰囲気を生かして、水性のクリアでフィニッシュ。

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HEART BIRDをモチーフにした手動のオートマタを取り付けた専用のディスプレイツールも製作。

作品のメッセージは変わらない。

もう1作。

Photo_6

SAM & Jのシリーズから、一人ダンスをするSAM

1作目はカフェを経営する知人にコレクション頂いた。

どうしても手元に1作残して置きたかったので昨年暮れに製作。

先日、木製の歯車を取り付け、可動時の負荷を小さくした。

ハンドルは軽い。

動きは複雑ではありませんが、観ているだけで和みます。

どちらも明日から福岡三越で開催される「木のぬくもり展」で展示販売します。

HEART BIRDは数に限りがあります。

お早めに!!

《九州けやき会 展》の会場で原デザイン室の原さんに紹介された長崎インターネットラジオのMさん。

金属製のロボットを作られているTさんも一緒。

Tさんのロボットはナイキの社長マーク・G・パーカー氏に14~15体コレクションされていると言う。

長崎インターネットラジオではTさんのような才能豊かな方々がインタビューに答えている。

お二人の味わいのある雰囲気に圧され、話しの成り行きもあって作品をお見せする事に・・・・・・。

そのまま私の仕事場に移動。

後から原さんも参加。

「音を採っても?」とMさん。

Mさんの熱心な質問。

後から知るのだが、取材が始まっていたようだ。

狭い仕事場。

15パズルの駒のように空きスペースを見つけて移動する男4人。

マニアックな話に熱を帯びる。

余韻を残した楽しい時間。

その取材が長崎インターネットラジオにアップされています。

言葉の足りないところが多々有りますが、よろしかったらどうぞ!!

 

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2011年8月 4日 (木)

天翔け昇る Ⅱ・・・・・・・・・

 今年の2月に紹介した作品「天翔け昇る」

雷雲を従え、海女の言霊を追いかける龍。

一作目は手動。

次の作品をと、震災前に龍を一体制作していた。

半年かかったが、形にした。

Photo_2

               奥が手動の1作目。手前が電動の新作。

電動。

動きも複雑になっている。

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新たに口の動きを加えた。

リアル。

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モーターでの動きは安定している。

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龍は悪いものを嫌がると言われている。

悪いものが出てくると身を隠す。

龍はいま何処に?

雷雲の中に心安らぐ暮らしへの願いを込めて小刀で削った小さなハート型の造形を入れた。

開けてお見せする事は出来ませんが、そこに在ると思って想像してみて下さい。

※ HEART BIRD PROJECTの2回目の寄付を8月1日にさせて頂きました。

前回同様に売上数量、金額等を、場所を提供して頂いているCONNECTIONのオーナー中山氏に確認を頂きました。

その書面を持ってご報告させて頂きます。

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ご協力ありがとうございました。

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2011年8月 2日 (火)

新作・・・・・・・・

 三越の催事に出品する新作を一つ。

仕掛けはSAM&Jのシリーズで製作したJ フレスビーと同タイプ。

J フレスビーの反省は、フレスビーが回転しながら上下するのだが、その動きが地味だった。

回転が分かるようにフレスビーにグラフィックのデザインを加えていたのだが、あまり効果は無かった様だ。

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花に止まった蝶々を見つけたテリア犬(ワイヤー フォックス テリアです)。

足を一歩前に進めた時、気配を感じた蝶々が飛び立つ。

その蝶々の動きにテリア犬もビックリ。

慌てながらも蝶々を追う。

Photo_2

蝶々は回転しながら上下する。

テリア犬の鼻先まで近づく。

口を大きく開け吠えるテリア犬。

きつねを追うテリア犬も小さな蝶々に手こずっています。

スリリングなコミニュケーション・・・・・・・・・。

手加減で動きは多様に展開。

最近のお気入り。

動きは会場でご確認下さい。

 

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