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2011年10月

2011年10月30日 (日)

気分転換・・・・・・

相も変わらぬ製作の毎日。

随分先の予定も考えての日々です。

製作を長時間続けていると、煮詰まる事がある。

同じ失敗を繰り返したりする。

探し物をする時間が長くなる。

そんな時は気分を変えるのが一番。

大の字になって天井を見つめる事もある。

本を読む事もある。

楽器を手にする事もある・・・・・・・・・・。

違った作品を作る事で気分を変える事もある。

以前に紹介したクリスマスケーキをモチーフにした作品を制作していた時の事。

微妙な調整に煮詰まった。

気分転換が必要だと思った。

Photo

分解したクリスマスケーキ。右側上部にある円筒についているのが今回の素材

丁度、作り変える為に外したケーキのトップの飾りが目に入った。

角材を加工した簡単な家とツリーの装飾。

捨てるのは勿体ないと横に置いてあった。

これを加工して何か作る事にした。

簡単な台に乗せ、オリジナルの下処理を加え塗装する事に・・・・・・・。

作りながら何故かアーミッシュの事が頭を過ぎった。

アーミッシュを思い出したらシェーカーの本を思い出した。

頭の中で分厚い本を捲っていた。

ハリソン・フォード主演の映画を思い出した。

完全に気分は転換している。

Photo_2

で、仕上がったのがこの造形。

欲の無い作品。

クリスマスケーキは完全に頭から離れていた。

リセット完了。

スッキリした気分で作業机に向かう。

製作でのストレスを製作で解消・・・・・・・・よく有る事です。

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2011年10月26日 (水)

パーツから・・・・・・・

 気に入っていたオートマタ作品の何点かが仕事場から出て行って2ヶ月以上を数える。

時間も労力もかけた作品だったので、祭りの後の様な気持ちになったが、次への意欲にも繋がった。

小作品でのリハビリ、旧作のリメイクによるウオーミングアップを終え、新作の製作に取り掛かった。

言うほど大した事ではないが、それなりのハードルにトライするつもり。

「前作に劣らぬ作品を!」何時もの気分。

そのヤル気を奮い立たせる為に私にとっては少しやっかいな歯車の加工から始める事にした。

単純だが、素材やパーツが揃っていると意外にテンションが上がる。

上手くいけば、かなりの速度で前に進めそうな気がした。

Photo_3

縮小した歯車の型紙をPWに貼る。

Photo

取り寄せた糸鋸の刃は抜群の切れ味。

吸塵用のホースはダブルで取り付けた。

「焦らず丁寧に!」が基本。

Photo_4

紙ヤスリで仕上げ。

Photo_5

これは歯車をシャフトに固定する為のパーツの加工。

丸棒をカットしたモノを治具にセットしてセンターに穴開け。

Photo_6

木製歯車とトメの出来上がり。

仕上がりはまだまだだがテンションはup

次はキャラクターの製作・・・・・・・・・・。

何時もの事だが先は長い。

 

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2011年10月22日 (土)

ステンレスケーキ・・・・・・・

 クリスマスケーキが一つ仕上がった。

リメイクだが結構手強かった。

Photo

掃除みたいなもので、一箇所やると他の処が気なり始める。

結局はかなりの時間を掛けて、隅々まで手を入れる事に・・・・・・・・。

上部の可動部分と装飾はほとんどやり直した。

巷では早々にクリスマスケーキの予約のニュース。

ディスプレイに使ったら効果大・・・・・・・そんな出来上がりです。

二つ目のケーキはステンレスのケーキ。

ステンレス製の大きなお櫃、鍋、ケーキの型、軽量カップ、シルバーのカトラリー、ガラスの調味料入れ・・・・・・・・フリーマーケットやジャンクショップで見つけたキッチン用品を素材にしている。

リメイクと思ったが今の時点では改良する箇所が無い。

結構出来上がっている。

手を入れてそれ以上にする自信が無い。

そこで作った当時の状態に戻す事にした。

時間の経過でくすんだシルバーのカトラリーやガラス製の調味料の容器。

多少のくすみは「味」にもなるが、8年の経過は結構リアル。

スプーンとフォークは黒くまだらに変色し、完全に輝きを失っている。

ここで登場するのが金属磨き。

酸洗いと言う手もあるのだが、エコを考えると抵抗がある。

絶対的信頼を寄せているのが「WENOL」と言う金属磨き。

彫金の店で見つけてそれ以来10数年愛用している。

これは信頼出来る。

面白い様に汚れが取れる。

残りも少なくなったのでネットで注文。

Photo_3

             超は量が半分で値段は倍・・・・4倍の価格

今回は「超」の付いたタイプを頼んだ。

値段は普の4倍の値段。

普でも汚れは面白いように取れる。

倍の威力は・・・・・・・・・。

Photo_2

左が磨く前。

「ピッカ!ピッカ!」・・・・・・・・その差は歴然。

磨くのにストレスが無い。

ウエス(着なくなったTシャツなどを加工)にチューブから練り状の「WENOL」を適量搾り出す。

そのウエスで金属を磨くだけ。

見る見るうちにクスミが取れ、中から艶やかなシルバー色が見えてくる。

後は布で乾拭きするだけ。

シルバー磨きにはお薦めの一品。

そんな機会は少ないかも知れませんが・・・・・・・・・。

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2011年10月11日 (火)

BARNEYS・・・・・・・・

 国際線のタ-ミナルが見える倉庫で2時間半ほどのミーティング。

仕事場に戻って製作にかかるには中途半端な時間。

天神で途中下車して2週間程前にオープンしたバーニーズ(BARNEYS)を覗いた。

ドアマンの招き入れる言葉のイントネーションが気になったが、店に1歩足を踏み入れると甘い香りが鼻腔をくすぐった。

記憶に残る懐かしい香りだった。

私がバーニーズを知ったのは’70年代を迎える頃、仙台で専門店のウィンドウディスプレイのデザインを手掛けていた時。

近くの写真店の店主が見せてくれた一冊のディスプレイの専門誌。

INSPIRATION(インスピレーション)と言うスイス発のそのディスプレイ専門誌は私の好奇心を大いににくすぐった。

世界中のウィンドウ演出が紹介されていた。

その中にニューヨークのバーニーズのウィンドウがあった。

ウィンドウデザインとしての機能を果たしながらも、そのウィンドウは洗練されたアートを見るようでもあった。

そのアーティスティクなウィンドウから目が離せなかったのを覚えている。

バーニーズは1923年にバーニー・プレスマン(BARNEY PRESMAN)によって創業された。

500ドルの資金で40着のスーツを揃え、マンハッタンはチェルシー地区にバーニーズは誕生した。

私が見たインスピレーション誌の写真はメンズ中心のスペシャリティストアとして注目されていた頃だった。

ヨーロッパのデザイナーなども積極的に紹介し、ニューヨークにバーニーズ在りと言わしめる様になっていく。

商品の品揃えもさる事ながら、話題に富んだウインドウディスプレイも注目されていた。

1993年にバーニーズはマジソン街に移転するが、私の中にあるバーニーズは7番街は西16丁目と西17丁目の間にあった店が記憶に深い。

今でも私の中のバーニーズは7番街。

香りの記憶はこの店にはじめて訪れた時のもの。

7番街側に面して11ヶ所、西17丁目側に2ヶ所、西16丁目側に1ヶ所、バーニーズには計14ヶ所のウィンドウが在った。

この14ヶ所のウィンドウのデザインを取り仕切っていたのがサイモン・ドーナン氏(SIMON DOONAN)。

これらのウィンドウは2~3週間毎に内容が変えられる。

経験と才能が求められる仕事。

イギリス出身のサイモン氏はストレートではなかった。

その独特な感性でバーニーズの知的で遊び心に満ちたメッセージを形にしていた。

1986年の春、7番街は西16丁目の角にあったサイモン氏の仕事場を訪れた。

この年、私は先端のVMDを学びたくニューヨークを訪れていた。

現場で経験を積みたく、目当てとする百貨店や専門店の面接を繰り返していた。

高級百貨店サックス・フイフス・アベニュー、専門店のボンウットテーラー、世界1大きい百貨店メーシーズ・・・・・・などなど。

そのメーシーズの販促部長がサイモン氏を紹介してくれた。

専門的な会話に備えて通訳のT・Jさんを伴っての訪店。

後にニューヨークのデザイン界に大きな影響を及ぼすサイモン氏はロンドンでデザインの経験を積み、この年にウィンドウのクリエティブデレクターとしてバーニーズに入社したばかり。

思っていたより小柄なサイモン氏は遠くからの訪問者に気遣って丁寧に仕事のシステムなどを教えてくれた。

ファッションのストーリーは勿論の事、ニューヨークと言う特別な街の状況や時事・・・・・・様々な情報を「らしく」サイモン氏はデザインする。

アプライドアート(実用芸術、機能する芸術)言う概念を知ったのもサイモン氏の言葉から。

感覚的に見えるウィンドウのデザインも緻密な計算やシュミレーションの上に成り立っていいると言う。

仕事場にはウィンドウと同じスペースが用意されている。

そのスペースで構成物やマネキンなどの配置をシュミレーションすると言う。

デザインは、このシュミレーションによって完成度を上げ、より効果的な方向へ高められていく。

また、日本とは違ってマネキンなどは買取なので、何回も使い回すマネキンのメイクも自らで施す。

私が惹き付けられた訳を知った。

この短いインタビューと1年間に渡るウィンドウ取材はその後の私に大きな影響を与えた。

デザインと製作も手掛ける様になった90年代後半、仕事のプロセスにミニチュアの製作は勿論の事、可能な場合は取り付けられるウィンドウのスケールを仕事場に作り込んだりもした。

この仕事の仕方はサイモン氏の影響かと・・・・・・・・・・・・。

現在の創作の切っ掛けも百貨店のウィンドウの仕事。

私の創作活動はウィンドウを強く意識しているところがある。

そして、その原点はバーニーズ・・・・・・・・・・・・。

そんな事を思い出しながら、アイアンのオブジェや点在するアーティステックなプロップスを観ていた。

勿論、誘惑の多いファッションも・・・・・・・。

Photo

2001年に発行されたサイモン氏の著書「ウィンドウ ドレッサーの告白」。

Photo_2

1986年にインタビューした時に交換した名刺とサイモン氏直筆のサイン。

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右側のテレビのモニターを使ったウィンドウは訪れ年に施工されたもの。

暮れかかった街のウィンドウに写りこむ自分の姿に時間の流れを感じたが、まだまだ出来ると言う思いも強くした。

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2011年10月 5日 (水)

DANCNIG-BULL B・・・・・・・・・

 何かいろいろと騒がしい気配。

が、こちらは至ってマイペース。

製作の仕事に時間を費やしている。

少し前に試作した作品を一つ。

以前に紹介した「DANCING-BULL 踊る雄牛」。

グァテマラ共和国のrloumaさんの新作「タップダンス」を見て閃いたと書いた。

前作では洗濯挟みにこだわった。

後日、rloumaさんが選択した機素も試した。

機素の仕組みは古典的。

雄牛のデザインは洗濯バサミを使った作品と同じ。

Photo_3

Photo_4

バーを打つ位置や強さ・・・・・こちらの手加減で動きは様々。

自分で動かしている・・・・・・・・・

動かしていると言うよりかは操っている感覚がある。

シンプルだが楽しめる。

秋の夜長、杯を傾けつつカタカタとバーを叩いてみようかなどと思っている。

動きはYouTubeでお楽しみ下さい。

※前回ご案内しました10月2日のFBSの「ナイトシャッフル」はホークス優勝の為、番組内容が変更になりました。

チャンネルを合わせて下さった皆様方には失礼しました。

今週末9日(日)放送予定との事です。

FBS「ナイトシャッフル」の番組表をチエック頂ければと思います。

 

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2011年10月 1日 (土)

リメイク &・・・・・・・・

 10月です。

今年も残すところ3ヶ月。

仕事場は足の踏み場も無い。

クリスマス・シーズンの催しに向けて準備を進めている。

新作も製作予定だが前から考えていた事があった。

過去に製作した作品のリメイク。

その時は「良し!」としたが、時間の経過と共に気になり始めた作品が何点かある。

8年前、東京は新宿の大型百貨店が管理する地下アケード街でのイベントの為に作り下ろしたクリスマスケーキのオブジェもその一つ。

その後、福岡は通称赤レンガ館で開いた個展とRKB「今日感テレビ」のスタジオ・ディスプレイでの展示を最後に、7年間仕事場の棚に並んだままのクリスマスケーキ。

タイトなスケジュールでの製作だったので、仕掛けた動きや組み合わせたパーツが数年前から気になっていた。

が、モチーフの性格上、露出させる機会は限られており、時間を掛けて取り組む必要はなかった。

今回はそのリメイクを試みる絶好のチャンス。

一度作った作品を作り直すのは、それなりの時間とある種の勇気を必要とするが、今時点での「良し!」にトライする事にした。

まずはトナカイの角から・・・・・・・・・・・・・・。

Photo

どんな仕上がりになるのか、私自身も楽しみ。

 

※日田は豆田、町中を流れる水路沿いに位置するアラスカンカフェ。

冒険家のご主人とイラストレーターの奥様が迎えてくれる。

折り紙を得意とするご主人はアラスカ沿岸をカヤックで踏破した筋金入りのカヤッカー。

企画される店内での展示会や催しは奥様やご主人の人柄に惹かれての人脈。

勿論、メニューに並ぶオリジナルのピザやプリンはお薦め。(残念なのですが私は1度しか行けてません)

で、共通の友人Yumicoさんからの情報。

明日2日(日)午後10時30分からの放映のFBS「ナイトシャッフル」でアラスカンカフェが紹介されるとの事です。

旅する人は杉田かおるさんと山本華世さん。

優しいご夫婦が営むアラスカンカフェ・・・・・・・・是非チャンネルを合わせて見て下さい。

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