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2011年11月 5日 (土)

ハードな試し・・・・・・・・

 ハンドルに伝わる歯車の感触。

動力を貰ってキャラクターに生が宿る。

オートマタの醍醐味でもある。

数年前に550ものパーツからなるオートマタのハンドルを回す機会に恵まれた。

故西田明夫氏の代表的作品「腹ペコバンパイア」である。

巨大なコウモリの背中に吸血鬼がワイングラスを片手に乗っている・・・・・・洒落の利いた作品。

翼を広げると幅は1m40cmにもなる大きな作品。

正面の下部にあるハンドルを回すと無数のパーツで構成された機素がスムーズに動きはじめる。

数種類の歯車とキャラクターに繋がる無数のシャフトの動きは観るものを飽きさせない。

その動きは正確なパーツの加工が可能にしている。

ご一緒した1ヶ月ほどの展示期間中に何度もハンドルを回し、その感触を楽しんだ。

そんな記憶を思い起こしながらの歯車の組み込み。

Photo

少し無謀な挑戦かも知れないが、得るものも多いと作業を進める。

Photo_2

                手前の黒い部分がドリルのチャック

ドリルのチャックに歯車に繋がる軸を取り付け動きを試す。

回転は1分間に540回。(普段に使用するモーターは1分間に30~40回転程度)

1秒間に9回転するハードな試し。

木製の歯車はガラガラと音を立てながら回転。

音が小さければ小さいほど精度は高い。

音を聞き分けながら調整。

我慢の必要な作業を続けている。

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コメント

こんにちは、N.Yです。
羽川さんがハンドルを回した、故西田明夫氏の「腹ペコバンパイア」を僕も回させて頂きました(以前お話した様な?)。
あの会場で勇気を出して「この作品を動かしてみても良いでしょうか」と、すぐ側に居た監視員の方にお願いして。
僕が会場に行った時間が遅くて、あまり人が居なかったのが良かったのか「ゆっくり回して下さいね」と動かす事を許してもらい、恐る恐るハンドルを回しました。
本当に無数にあるパーツや歯車やコウモリの大きな羽が、滑らかに動き出した時は、感動し「凄い!」と声を出していました。
あの会場にあった、西田さん、ばんばさん、羽川さんの作品を動かせるものは全て動かし、触れるものは全て触りました。 もちろんやさしくですよ(笑)
また羽川さんの展示会にお伺いします。楽しみにしていますね。

投稿: N.Y | 2011年11月13日 (日) 12時17分

NYさんへ

クラフトフェスタでは失礼しました。
いろいろな作家の方の作品を観るのは勉強になります。

「腹ペコバンパイア」・・・・NYさんも動かされたんですネ。
トルクからいくとぎりぎりのところ・・・・挑戦的な作品だと思います。
どうしてもあのスケールで製作したかったんだと推察します。
西田氏の新作を観る事が出来ないのが残念ですが、後輩が育つ事を祈るばかりです。
それにしてもオートマタの製作は時間が掛ります。
ビジネスとは程遠いところでの活動です。

投稿: 羽川再生堂 | 2011年11月14日 (月) 06時43分

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