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2014年2月11日 (火)

1/60・・・・・・・・・・

 製作に追われてブログも滞りがちです。

無理の無い程度にと思ってます。

寒い日が続いていますが、2階の仕事場は一度暖まるとその暖かさが結構持続します。

日に3、4回、30分程度部屋を暖めるだけで十分。

エアコンの風で小さな製作物を飛ばされる事も有りません。。

狭いですが快適な空間で仕事を進めてます。

Dsc03498

突然ですが、これ何だと思いますか?

Dsc03547_2

正解は椅子。

現在進めている仕事はある施設の1/60の模型製作。

2層の少し複雑な構成になっている。

その2フロアにテーブルや椅子などの家具類が配置されているのだが、椅子だけでもその数400脚を超える。

製作時間の事もあって、家具類の製作はお茶を濁していたのだが、デザインを効果的に視覚化すると言う模型の機能を考えると家具類のレイアウトは欠かせない。

製作出来ればと思ったが、問題なのはその大きさ。

1/60のスケールで製作しているので、原寸で45㎝(大き目の椅子)の四方の座面が7.5㎜×7.5㎜になる。

1㎝にも満たない。

紙や樹脂などの素材だと加工の幅は広がるのだろうが、今回は木製にこだわっている。

自分が考えている製作方法だとかなりの技術と時間が必要・・・・・・・・・・・・・・・・。

ハードルが高い。

友人のプロダクトデザイナーのH氏がデザインの際にミニュチュアを製作しているのを思い出して相談してみた。

教鞭をとられているデザイン学校の卒業製作の時期でもあり、何かと忙しくされているにもかかわらず快く相談にのってくれた。

やはり餅屋は餅屋で、いろいろな製作のノウハウを持っている。

「素材をこんな風に張り合わせて・・・・・・・・・・・・」

「ルーターで加工しても良いかも・・・・・」

などなど、納得のいく製作方法を聞いたが、私に製作出来るという自信は湧かなかった。

多分その不安が顔に出ていたのだと思う。

「私が製作しましょうか?」とH氏の優しい言葉。

H氏は著名なプロダクトデザイナー。

本物の椅子のデザインを頼むのならともかく・・・・・・・・・・・・・。

少しためらいはあったが、図々しくその優しさに甘えてお願いした。

永い経験によるH氏の製作方法は目から鱗もの。

簡単に言ってしまえば、椅子の断面を持った長い棒を製作して、それを寸法にカットしていくという方法。

金太郎飴の様に・・・・・・・・・・・・・。

この方法だと小さなモノでも短時間で製作出来ると言う。

それでも製作にはいろいろな工夫と技術を必要とする。

出来上がった椅子の素材の厚さは1㎜にも満たない無い。

その厚さを綺麗にカットする・・・・・・・・・・・・・。

専門的な話になるが、それは模型用の目の細かい鋸を使っても綺麗には仕上がらない。

テーブルソウを使ったH氏の加工方法でカットすると見事な仕上がりになる。

その椅子が写真のもの。

四角い面が7.5㎜×7・5㎜。

桐製の椅子である。

箱の中に200+50脚ある。

甘えついでに追加で100脚お願いした。

著名なデザイナーに「椅子100脚お願いしま~す!」、こんなオーダーを言えるのはこの機会を除いては無い。

孤立無援の覚悟などと言いながら、助けられている毎日である。

感謝

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