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2014年6月 9日 (月)

香月泰男のおもちゃ箱・・・・・・・・

 絵画シベリアシリーズで有名な画家 香月泰男が余技で作ったブリキと木片を素材にした作品の数々。

どこかカルダーと共通したものを感じるが、それは素材やモチーフの類似性では無いように思える。

共通しているのは溢れる無邪気な遊び心。

香月泰男は「絵はどこまで描いても満足とは言えぬが、玩具では威張りたい」と語っていた。

どこにでも転がっているような木片とブリキの組み合わせ。

技法に頼らない遊び心が豊かな表情を生んでいる。

Photo

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その“おもちゃ”を収録した作品集「香月泰男のおもちゃ箱」。

公園に行く

散歩に行く

動物園に行く

サーカスに行く

アスレチックに行く

アトリエで

作品作品の括りに谷川俊太郎が詩を添えている。

私が製作したお気に入りの作品を重ねて一遍紹介。

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象は自分が大きすぎるとは  

思ってない

ペンギンは自分が飛べないのを 

嘆かない 

ヒトだけだ

不平に不満に不安に不幸 

自分を不の字で飾りたてるのは

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だが生きとして生けるものの

それぞれの姿が

それぞれに美しいと

知っている人は

畏れとともに

喜びとともに

神のわざを 

真似る

詩 谷川俊太郎 オブジェ 羽川再生堂

私の本棚に収まって10年。

雨が続く日には本棚から取り出してページを捲る。

心休まる一冊である。

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