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2015年2月

2015年2月17日 (火)

模索中・・・・・・・

 少し長めのインターバルだった。

何時ものペースを取り戻しつつ創作に取り掛かっている。

Dsc06164

資料をひも解き、先人の仕掛けを確かめながら可能性とアイディアを模索している。

ある仕掛けに魅入られている。

閃きのアイディア。

積み重ねた技術と時間。

なぞる事で分かるその難度。

根気のいる仕事。

やはり本物は手ごわくもあり学びの宝庫でもある。

想像力の貧困で消化不足を起こす事も多々。

まだまだオリジナルには程遠い。

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2015年2月 5日 (木)

10年前の・・・・・・・・・

 辛い別れもあったが嬉しい出会いもあった。

1月のはじめにTさんと言う女性の方から電話。

聞けば10年前に福岡は天神の三菱アルティアムのショップで私が製作したドラゴンを購入したと言う。

そのドラゴンが経年で翼が外れかかっているので修理が可能か?の問い合わせ。

気入っているので何とかして欲しいとの事。

確かに10年前、、「現代おもちゃ展」と言う入場料のいる夏休みの企画展に出展していた。

名古屋のばんばさん有馬玩具博物館の館長だった故西田明夫さんというオートマタの界の大御所お二人と地元とからと言う事で私も参加させて頂いた。

「展示とは別に出来ればショップで何か販売を・・・・・」とのお誘いがあって、緑と赤ドラゴンを1体づつと木地で仕上げたドラゴンを数体ギャラリーショップに置いて頂いた。

数も少なかったので期間中に完売した。

企画展なので直接販売には携わっていないので何方が購入したのかは分からなかったが、後日赤のドラゴンと生地仕上げのドラゴン1体は知った方が購入したと分かった。

緑のドラゴンと追加した生地仕上げのドラゴン数体の行先は分からず仕舞いだった。

その緑のドラゴンを購入したTさん。

10年経って分かった事。

勿論「修理は可能です」と返事した。

日にちを調整して作品を持って友人と加布里まで来て下さるとの事。

月も半ば、Tさんから「明日のご都合は?」との連絡。

インド洋に浮かぶモーリシャス島から遊びに来たと言う親日家のN氏と二人で来られた。

持って来て頂いた緑のドラゴンは10年間の月日で金物も良い具合にくすんで落ち着いた感じになっていた。

木部の塗装の変色はみられず、仕上げた当初とあまり変わらなかった。

歯車や木管を使った現在の機素から比べると稚拙な仕掛けだが、私のドラゴン製作の原点と言っても過言ではない作品。

ただただ良いもの造りたいと時間を掛けた金物の加工。

その時に出来る事を詰め込んだ。

動きの性能は今の作品と比べられないが、同じ時間の掛け方を出来るかは自信が無い。

目の前にあるドラゴンに叱咤されている様でもあった。

Dsc05993

翼は木の伸縮によって取り付けのパーツが外れていただけ。

修理は接着剤の乾く時間。

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                修理を終えた10年前のドラゴン

修理はお二人がランチを済ませる間に終えた。

10年間の情報は貴重であった。

嬉しい事に一緒に来られたN氏はこのドラゴンを見て、製作した人に会いたいと切望して同行された。

出来れば「ドラゴン」を製作したいと言う。

2月半ばの帰国まで何回か通うので製作方法を教えて欲しいしとの希望があったが、取りあえずはオートマタの基本を知って頂く事に・・・・・・。

手持ちの資料、パーツなどを見せながら製作のポイントや道具の話などをさせて貰った。

ネットで購入出来る本なども紹介した。

モーリシャスでは入手しにくい道具もあるとの事で、帰りには近くのホームセンターで彫刻刀などを入手していた。

結構本気。

今までも作品そのモノの説明は沢山してきたが、製作のテクニックまでは踏み込まない。

ここ数年間経験した事の無いような時間を過ごした。

今回は8度目の来日だっが、9度目は自ら製作したドラゴンのオートマタを持って来日したいとの事。

後日、紹介した本が入手出来ないとの事で、資料をコピーしに再訪された。

1度めの訪問から二週間ほど経っていたが、ドラゴン製作への熱は以前にも増していた。

何か良い国際交流が出来た様な気もした。

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Dsc06104

                今年のはじめに製作したドラゴン

昨年もドラゴンを通じて沢山の縁を頂いた。

ドラゴンが今年はどんな縁を持って来てくれるのか?

TさんとN氏からは元気を頂いた。

少し滅入った私には有り難く嬉しい出会いだった。

 

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