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2016年8月

2016年8月20日 (土)

8月の再生堂・・・・・・・・・

 先日思いがけない方から電話を頂いた。

今から26年前1990年にたまたま応募した作品がビギナーズラックよろしく賞を頂いた。

針金で製作した猫〝ワイヤーキャット〟がそれである。

人は褒められるとそんの気になるらしく私も多分にその気になってモノ作りにのめり込んでいった。

頼まれてもいないのにもっともらしい理由をつけてデイスプレイの提案にも模型を持参した。

デザインや仕事のプロセスを楽しもうと言う気持ちも十二分にあった。

そんな活動を重ねる中で2年後の1992年に福岡の大手百貨店の販促担当Yさんから、地下鉄に続く地下の通路にあるウインドウをデザインは勿論の事、製作も担当してみないか?とのありがたい話を頂いた。

このウインドウで試行したモーションデイスプレイは現在のオートマタに繋がっている。

記念すべき1回目の作品は鳥と魚をモチーフにしたデザイン。

木材をベースに銅板やトタン板をアクセントに使って製作した。

Photo

ウインドウの大きさを計算してのスケールだったので現在のオリジナルの作品と比べると随分と大きいものだった。

ウインドウの評判は上々だった様で、いろいろと問い合わせも有ったとの事。

その中で飾られた作品を是非譲って欲しいとの希望があり、作品は展示期間が終わった時点で希望された方に店側を通して譲られた。

この時点では作品の行先は分からなかったが、その後作品を希望されたTさんから連絡を頂きお会いする機会も得た。

電話はそのTさんから。

24年の経年で作品が少々ダメージを受けたとの事で「修理は可能か?」との問い合わせだった。

後日作品を持ってお越し下さった。

Photo

ウインドウに飾られら作品2点と翌年1993年に開催した恐竜展に出品した真鍮製のドラゴン1点と対面した。

ウインドウ用に製作した為、イメージ先行で強度や経年による劣化などに対する処理は皆無。

それでも丁寧に扱って頂いていた様で、劣化は修理可能の範囲だった。

金物は全て外して酸洗いや金属用のクリーナーで磨き上げた。

外れた部分は補強して再度ハンダやロウ付けで補修した。

金物のクスミは目にみえていたのでさび止めの塗料で処理した。

「同じものを・・・・・・」と言われたら「申し訳ありません!」と即答するだろう。

補修を終えた作品は今の作品とはまた違ったエネルギーを纏っている。

魚も鳥も動きそうなデザインだがまだこの作品には動きの仕掛けは無い。

真鍮を素材にしたドラゴンは光沢を失い足の部分のハンダが外れていた。

これも酸洗いとクリーナーで仕上げ、ハンダで再度仕上げた。

Photo_4

小作品ながら存在感もある。

柔らかい思考が懐かしい。

比べる事では無いが自分の昔の作品に叱咤された感じでもある。

当面抱えている仕事もあるが、じっくりとオリジナルの作品に取り掛かれる日が待ち遠しくもある。

話は変わって来週は月の第4週です。

週末金、土、日と再生堂はオープンします。

《8月の再生堂》

日     時: 8月26日(金) 27日() 28日(

          AM11:00~PM5:00

問い合わせ: 羽川再生堂 ℡092-332-9202

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