カテゴリー「ギャラリー」の記事

2009年10月10日 (土)

デザインの検証・・・・・・・

 作品の創作も依頼されたデザインの仕事もそれなりのハードルをクリアして形になる。

特に依頼されたデザインの仕事はハードルの数も多く高さもある。

テーマ、効果、調和、予算、納期などなど・・・・・・・・・。

そんなハードルを越えるために、いくつかのデザインを提案し、検討してもらう事になる。

形になるのは検討され、磨かれた1案だけである。

当然その過程で整理されるデザインがある。

3案提案した場合は必然的に2案は整理される。

「良いとこ取り」という場合もあるが・・・・・・・・。

で、整理されたデザインは悪いデザインか?

たまたまその時の条件を満たさなかっただけの事。

情報の違いで理解されなかったデザイン・・・・・・そんな事もある。

予算のハードルを越えられなかったデザインもある。

整理されたデザインは潔く「ゴミ箱」に投げ込まれる事もあるが、大概は引き出しの中に整理され次の機会を待つ事になる。

40年も仕事をしていると、引き出しの中には相当のデザインがストックされている。

時々引き出しを開けては、風に当てて虫干しの必要もあるのだが、この引き出し老化が進んで少し開け難くなっている。

引き出しの中で熟成し、タイミングで形になるものもあるが、引き出しに仕舞われた理由も分からないまま忘れさられているデザインも沢山ある。

中には熟成を越して腐敗しているものもある。

今秋のプランでも形にならなかったデザインがいくつかある。

「ふくろう」をモチーフにした造形もその一つである。

紙には描かれたが、形としては何処にも存在しない。

頭の中に存在しているだけ。

良いも悪いも分からない。

勿論、デザインをした段階では「いける」と確信して提案している。

だが、その確証は何処にもない。

自分だけでもそのデザインの形を見たくなった。

その検証で得るものも沢山あると考えた。

そんな思いで作品として製作してみる事にした。

以下はその創作の過程。

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作品としてのボリュームや詳細を検討する。

気になるディテールは実寸で型紙をおこしたりもするがあくまでも目安程度。

図面と呼ばれるようなものは無い。

あるところまできたら後は素材を直接加工して求めているものを探す。


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素材を前に思考錯誤の結果。

素材は2.5mmと1.5mm径の真鍮のワイヤー。

強度の必要な部分はロウ付け、他はハンダ付け。

機能と効率を考えての事。

選ぶ形や線に理由は無い。

ただこれだと思う直感的な選択。

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スケルトンなフレームに和紙を貼る。

その存在に変化が・・・・・・・・・。

和紙は下から、そして後から貼っていく・・・・・・正面から見た時の和紙の重なり具合を考えての事。

細かく分割された和紙は1.5mmのワイヤーの上で貼り合わされる。

張り方でも表情は変わる。

発見の楽しみはこちらの特権。

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お気に入りは後姿。

フレームの段階でそれなりに想像出来るが、心地よい裏切りもある。

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フレームの段階でここを想像する。

照明を入れて完成なのだが、途中出会った造形も作品として成立しなくもない。

結果、作品としては「これもあり」だが、今回のデザインとしては、製作にかかった時間を考えるとコスト面に大きな課題があったと納得する。

過程で得た収穫は多い。

 

 

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2009年9月 1日 (火)

鯉のタケのぼり・・・・・・

 警固にある大皿田舎料理で人気の「馳走屋 いしまつ」

カウンターには選び抜かれた新鮮な食材を使った料理が並び食欲を誘う。

開業は23年前。

縁あって店の名前を付けさせて頂いた。

丁度、渡米の計画もあって英語を勉強していた時だった。

馳走の意味を英語で確認した。

馳も走もRUN。

「店の主人は食材を探して海に山に走る。最高のおもてなしをする為に・・・・・・・・。」

そんな気持ちを持ち続けて欲しい・・・・・・そんな思いで付けた店名。

23年前、警固の店は現在の半分ほどの広さ。

店は何時も満杯だった。

出される料理も間違い無かったが、店主の人柄を慕って来る客も多かった。

そんなお客の中には文化人も多くいた。

警固の店は倍以上の広さに、大名にも店を構える。

店を大きくしただけではない。

さまざまな企画でお客を楽しませている。

20周年企画で月一開催された「馳走屋 落語会」もそのひとつ。

何時も満席。

今も不定期で続けられている。

店の主人は今も走り続けている。

2000年に開催した個展の作品。

気に入ってくれて店に飾ってくれた。

置き式だった作品を壁面に飾れる様に改造した。

竹の造形を滝に見立ていた。

「鯉の滝のぼり」ならぬ「鯉のタケのぼり」と洒落てみた。

この「鯉のタケのぼり」が9年の時間の経過で痛んでしまった。

店主の依頼で再生させる。

再生は私の大事な仕事。

その記録。


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9年間の展示で満身創痍の作品。

部分的な補修は無理と判断。

ボンドで貼られた和紙を剥がす為に桶に水を張り、一昼夜漬ける。

ボンドが水で緩くなる。

ワイヤーブラシやピンセットを使って残りの無いように剥がす。

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剥がした後の接着剤もルターを使って丁寧にとる。

少しでも接着剤が残っていると次のハンダ付けの作業に支障をきたす。

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外れた部分や補強の必要な部分をハンダで着ける。

作業は素手。

熱伝導率の高い真鍮は直ぐに熱くなる。

仕事は時間と競争。

我慢も強いられる。

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仕上がったフレーム。

9年前と変わらない。

模様の入った和紙はオリジナル。

和紙を水に漬けて絞り込む。

少し湿気を持たせ、自然な滲みを期待する。

シワの加工は立体的な曲線を貼る時のにげになる。

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今回は赤、朱、黒の三色。

赤からj順番に、貼った時の模様を想像しながら色を落としていく。

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一枚の和紙に二匹分。

背びれや尾びれを考えて、余分に模様を作る。

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接着剤はボンド。

筆でフレームに着けていく。

胴の部分を下から上に・・・・・・。

尾、頭、背びれ、胸びれ・・・・仕上がりを考えて貼っていく。
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和紙が貼り終わったら、目を入れる。

加工した照明の器具を取り付け、準備は終了。

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竹を加工した滝の造形に取り付けて終了。

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9年前と同じ艶やかな発色。

滝を登った鯉は龍になると言われる。

これからも店の繁栄を見守って欲しいと壁に掛けた。

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2009年7月14日 (火)

牛を乗せて・・・・・・

■ 「牛に導かれて・・・・」ならぬ「牛を乗せて・・・・・」のタイトル。

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小さな丸木舟では心もとない。

大きな牛をツガイで乗せるには・・・・。

しばしの別れに不安を見せる牝牛。

迷わぬようにと、水鳥が空を飛ぶ。

島に住んでいた散鯰堂の主人を偲んでナマズを配す。

ハンドルを回すとギコギコと櫂を操る音。

船はゆっくりと上下する。

※新しいリンク先を追加させて頂きました。

オートマタ作家のばんば よしひろ氏のブログ「ブエノス小僧のイラストブログ」

「興味のあることを、ガサガサ、ゴソゴソ、画いたイラストと掲載しています」BY BANBA。

楽しい事、ウイットに富んでいる事・・・・・・オートマタ同様に洒落ています。

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2009年7月11日 (土)

脳古の箱舟・・・・・・

 前回の「島の男たち」のシリーズには動きの仕掛けはない。

「舟」のシリーズは簡単な動きを加えた。

人形は素材の無駄と動きを考えた結果。

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流木から切り出したパーツに穴を開けて、竹ヒゴや細い枝で組立。

穴あけは治具を使って加工。

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人形は前後に可動。

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ツガイの鳥に誘われて魚群を探す。

竿を持つ漁師の大きな動きが魚の大きさを想像させる。

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左の釣り人は胴体を可動、右の櫂を操る人は腕だけを可動、それだけの事だが動きに変化が・・・・・・・・・。

ストーリーは駄洒落のような着想。

「ノアの箱舟」ならぬ「脳古の箱舟」。

地震や大雨による自然崩壊や災害はリアル。

新種のウイルスや隣国からの攻撃・・・・・・何があっても不思議ではない時代。

免疫と自然治癒力を持った希望の島。

その島の名前は「脳古の島」。

未来の不安に気付いた賢者は不思議な力を持った島にツガイの種を運ぶ。

賢者でなければ超えられない苦難を乗り越えて。

未来に備えて・・・・・そんな物語。

「島の男たち」のシリーズも「舟」のシリーズもこの物語を基にしている。

 

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2009年7月 7日 (火)

星を見つけて &・・・・・・

 山笠同様に15日に向けて加速しています。

能古島で展示した作品を少し。

新作は大きく2つのシリーズを展示。

舟をモチーフにしたオートマタの作品と島の男たちをイメージにした作品。

前出の「漁」は島の男たちをイメージにした作品です。

どこか懐かしさを意識しました。

彫刻を学んだ事もなく、技術もありません。

出来る工夫を重ねるだけです。

人をモチーフにした造形は流木を無駄なく加工する事でオリジナリティーを・・・・・・・。

その結果です。

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7cmほどにカットした流木をノミを使って2分割。

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2つに割った材料に鉛筆でデザイン。

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書き込まれた線に沿って糸鋸で加工。

3つのパーツの出来上がり。

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3つのパーツは上から顔、胴体、足になります。

一つの材料を使い切っています。

切り出しのナイフを使って、各パーツを整形。

リアルは求めていませんが、チョットした筋肉の表現などはポイントにしています。

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整形が終わるとこんな感じです。

後は手持ちの枝で腕を作ります。

顔に目鼻は付いていません。

その角度の調整だけで表情をつけます。

腕の付ける位置もポイントです。

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「向こうへ・・・」というタイトルの作品。

舟釘の飛び出た素材は拾い上げた時のままです。

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「星を見つけて・・・・」というタイトルの作品。

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2009年6月30日 (火)

エコアート展2日目・・・・・・

 降水確率60%。

何か不安な数字。

作品展だけに来て頂くのは嬉しいが、出来ればこれをきっかけに、能古島を丸ごと楽しんで貰えたらと思っていた。

空を見上げる。

雲は多いが晴れ間も覗いている。

予報の数字は心配を誘うが、雨の気配は遠のいている。

9時15分のフェリーで能古の島へ。

飾りつけを終えて浜辺に出てみる。

能古島から見るヤフードームや福岡タワーはまた違った印象。

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作品を置いて百道方面を背景に一枚。

天気の心配をしたら、メールで「私は晴れ女ですから~」「大丈夫ですヨ!」・・・・心強い言葉。

「私も晴れ女だから」連れ合いが言う。

土曜も傘のマークが付いていたが、「晴れおじさん」や「晴れおばさん」や「晴れお姉さん」や「晴れ・・・」のお陰で終日雨降らず。

愛犬を自転車のカゴに乗せて“居場所作家”古庄さんと奥さんとご子息の未路くん。

楽しみ方を心得た古庄さん一家ならではのフットワーク。

私もこの島に素材を探しに来る時は自転車。

この島には自転車が似合う。

うずさんはボーイフレンドのNさんと来場。

ワークショップを楽しみに来て下さった。

13年前、天神のギャラリーで開いた個展。

1ヶ月間の個展開催期間中、毎日ワークショップ・・・・・そんな無茶な企画を実行。

流木と針金を使った造形遊び・・・・・・今回と変わらないメニュー。

そのワークショップに参加されていたうずさん。

宮崎からTさん。

付き合いは長いが遠路からの来場に感謝の一言。

いささか疲れ気味に会場に到着。

「渡船場に案内がない!」

「島の人に聞いてもイベントが分からない!」

だんだん心配になったと言う。

聞けば大きなイベントを想像して来島。

「中止?」の文字が頭に浮かんだとか。

見つけた旧公民館の掲示板の張り紙。

そうだったんです。

私も知らなかったのですが、今は使われていない旧公民館が在ったのです。

それも会場への道筋に・・・・・・・・。

「調べておけよナ!」

口にはしないが当然のご指摘。

前日も迷われた方が何人か。

「小さな島、迷う事などない!」そう思った私達の勝手な誤解。

会場に着いても何の表示もインフォメーションも無い。

不親切きわまりない。

お疲れはごもっとも。

コメントは大事にさせて頂きます。

ただただ反省するばかりです。

「始祖の船」をイメージに曲を創って下さったYumicoさんがご主人のTaishinさんとシェフ見習いのFuukaさんと・・・・・・・・好天気を持って来場。

Taishinさんはカメラを持つ手にドリルやカッター・・・・・手際の良さは流石です。

室見から参加して下さったTさんご家族。

家族の皆さんで創作を楽しんでいるのが印象的でした。

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個展の来場数や結果と比べる事は出来ませんが、素材を見る真剣な眼差しや、何かを発見した時の楽しい顔と出会えたのが何よりです。

沢山の「晴れびと」に助けられて、天気に恵まれた2日間でした。

何かと不備もありご迷惑をおかけしましたが、私にとっては家族のような皆さんと過ごせた楽しい時間でした。

Yumicoさん、原さん、slowplusさん、HPでのインフォメーションや紹介ありがとうございました。

心よりお礼申し上げます。

またお会い出来る事を楽しみにしています。

最後になりましたが、この作品展を企画して下さった歯科医の内野先生、搬出搬入から撤去、会場での案内まで面倒みて下さった食育推進ネッワークの池田さん・・・・・・ありがとうございました。

池田さんの実家(能古島)で採れた甘夏のお土産は嬉しかったです。

また、能古の島でお会いしたいと思います。

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2009年6月20日 (土)

エコアート展・・・・・・

 食育推進ネットワーク福岡が企画する「FOOD & ECO MONTH」の協賛イベント

「エコアート展 2009 IN 能古島」をご案内します。

27日(土)には「能古島でエコと食のココロを学ぶ」をテーマに映画の鑑賞会も開かれます。

    能古島でエコとアートを楽しもう!

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                 《始祖の船》

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                   《漁》

       ■ エコアート展 2009 IN 能古島 

             ― 能古の記憶 ―

能古島の海岸で拾い集めた流木や漂流物
それらの素材は永い旅の記憶を内に止め 様々な表情を見せています
流木を素材にした《始祖の船》は「過去の記憶をその船体に止め 新たな旅に出る」
そんな物語を持った作品です
能古の島のこれからの可能性に重ね合わせています

会場では《始祖の船》をはじめ能古島で集めた素材で製作したオブジェやオートマタを展示します。

期間中、簡単な「創作遊び」も準備しています。

期間:6月27日(土)28日(日)    11:00~16:00

場所:西区能古  能古公民館 2F地域団体室

入場無料!

※ エコ素材を使った「創作遊び」は随時参加できます。
対象:小学生以上 1時間程度で作品が出来上がります。好きに遊んで下さい。

□Food & Eco Month 協賛イベント□
食育推進ネットワーク福岡
問合せ: 092-522-8336 ネッワーク事務局


    能古島でエコと食のココロを学ぶ

    ■ 珠玉の名作が描く「食」が伝える「想い」 

      ―名作映画 「初恋のきた道」鑑賞会―

お料理で初恋を伝える少女とその想いに教壇の声で応える青年教師とが織り成す不思議に懐かしく、あまりにも清冽な感動を運ぶラブ・ストーリー。
北京オリンピックの開会式で総監督を務めたチャン・イーモウ監督が、今や大女優となった新人のチャンツイイーを起用して描いた珠玉の名作。
ストーリーの中に、さりげなくちりばめられた「食」と「エコ」のココロ。
まだ観ていない人は、是非この機会に大スクリーンで大事な人と一緒に鑑賞しましょう。
第50回ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作品

上映時間:6月27日(土) 13:30~15:00

場所:西区能古 能古公民館 1階講堂

入場無料!

問合せ:092-522-8336 食育推進ネッワーク福岡 事務局

※事務局の資料から抜粋させて頂きました

 

DMもありませんので、ここでのご案内になります。

新作も加え懐かしい作品も展示の予定です。

能古の自然に触れるよい機会と思います。

ご家族お友達お誘いの上、是非お越し下さい。

会場にてお待ちしています。

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2009年5月23日 (土)

洗濯バサミ・・・・・・

 材料があると安心する。

その気になると先も考えずに数仕入れたりする。

模型の田宮の本社に掛け合ってパーツを仕入れた事もある。

結構逆上せるタイプ。

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この木製の洗濯バサミもそれ。

針金と洗濯バサミを組み合わせた作品を考えてワークショップで試した。

結構消費したつもりだったが、半端に残っていた。

このバネの機構を持った洗濯バサミを使って簡単なオートマタが出来ないか考えた。

開け閉めすると上下する機構はクランクの仕組みと変わらない。

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いろいろとデザインは考えられたが、過去に製作した鳥をモチーフにした作品を試してみる。

この程度の着想はもう誰かが試している事は容易に想像出来た。

が、試さずにはいられない。

量か質か・・・後発の責任はとるつもり。

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簡単なデザインスケッチを描いて大きさやバランスを検討。

直接厚紙にパーツのデザインを描き込み原寸の型紙を作る。

2枚貼り合わせたアガチス材と桐材に型紙を使ってパーツを写し取る。

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糸鋸でパーツを切り抜く。

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パーツを貼りあわせる。

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手製の紙ヤスリを使って整形する。

手を動かしながら動きの仕組みを考える。

手を動かしていると頭が活性化されている感じがする。

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パーツの出来たところで仮組してみる。

動きは確認出来た。

軽いクチバシにはオモリを付ける。

開け閉めしるだけの簡単な機素だが、なるべく動きに変化を持たせたかった。

予想通りの動き。

機素部分(洗濯バサミ)は生地のまま。

鳥には色を入れてみた。

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開けたり閉めたり・・・・・・。

動きは手加減次第。

早くも遅くもその時の気分。

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昔観た飴細工師を真似て作品を動かしながら部屋を周ってみた。

一人だから出来る事。

ドラゴン、カエル、骸骨、ノミ・・・・・・・いろいろとモチーフが湧いてくる。

何か面白い可能性を感じた試作。

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2009年5月 1日 (金)

想像しながら・・・・・・

 週末の現場は問題も無く、予定通りに終了。

今回は高い場所での作業。

とび職に外注したいほどの作業だったが、手馴れたOさんがテキパキと進めてくれた。

いろいろな人に支えられている事を感じながらの現場。

翌日から次の現場の仕込み。

オリジナル作品を改造。

手染めの和紙と針金の造形は2000年に開催した個展で発表。

反響もあり、展示した作品の9割は収め先が決まった。

和紙と針金・・・・容易にイメージ出来る造形がある。

長崎のランタン、青森のねぶたなどが重なる。

そのイメージを心地よく裏切りたかった。

2000年での個展では「水」をテーマにそこに居る生物をモチーフにした。

深海に棲むアンコウ。

イカや鯛。

イカはインパクトがあった。

オーム貝も照明に仕上げた。

海から川、池へ。

鯉、金魚とその環境を辿ってモチーフを決めた。

そのほとんどに照明を仕込み、オリジナルな手染めのパターンや色、形を楽しんでもらった。

その後、この針金と手染めの和紙を素材にした造形は動きのギミックも加え、ウインドウやイベントの演出に使われた。

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金魚や鯉の模様はフレームに貼る前に染める。

手漉きの和紙を水に浸け、適当に水を含んだところで絞る。

卵ほどの大きさに絞った和紙を丁寧に広げる。

適当な水分が必要。

あまり含み過ぎるとぼかしの部分がだらしなくなる。

その加減は経験。

貼られた状態をイメージしながら広げられた和紙に色を落としていく。

ある時は高い位置から。

ある時は筆の先が紙に触れるほどの低い位置から。

描かない。

色を落としていくだけ。

後は偶然を期待する。

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準備している夏のディスプレイはこんな工程で染められたオリジナルの金魚をアレンジして使う予定。

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2008年12月29日 (月)

来る年の干支・・・・・・

 下に見える通りの歩道を大きなカバンを引いた家族連れが通って行く。

新しい年を郷里で迎えるのだろうか・・・・・・・。

2008年も残すところわずか。

年頭に課した宿題も消化しきれていない。

簡単には答えの出ない課題。

モノを創る人はモノを創る事でしか答えられないのかもしれない。

ならば、創るしかない。

そんな気持ちになっている。

「創りたい」この気持ちだけは萎えないでいる。

来年は私の干支。

東北の民芸品の赤い牛のよう。

仕事場にある干支を並べて、今年最後の更新。

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Zサイドがオープンした年に開催した個展のポスター 12年前 自分へのメッセージを形に

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桜の枝を素材にした玩具 ゴムで動きます(上) 引っ張って遊びます(下)

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下の作品は上の作品と比べると大きさが3倍以上あります

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今年は早々に福岡を離脱します。

よい年をお迎え下さい!!

 


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2008年12月26日 (金)

ワイヤー・キャット・・・・・・

 このワイヤーを素材にした猫は、1990年の「第7回東急ハンズ大賞」に出品したものと同じデザイン。

出品した作品は真鍮のワイヤーを素材に、これは普通の針金で製作。

長い年月の中でかなりダメージを受けているが、私にとっては創作の道に入る切っ掛けになった作品。

「ワイヤー・キャット」と名づけたこの作品は、ハンズ・フレッシュアイ賞を受賞。

後に教科書「高校美術-Ⅱ」に掲載された。

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VMDのコンサルタントをしている田中秀子さんからメール。

I百貨店の販促に勤められている頃にウインドウの仕事でいろいろとお世話になった。

天神のランドスケープを特徴付けていたウインドウは田中さんの仕事。

退職されてからは仕事の場を海外にも広げ活躍されている。

VMDのスペシャリストである。

最近はじめたブログで作品を紹介して頂けるとの事。

ブログのタイトルは「Deko ファイル」

培った視点で福岡のビジュアルシーンを切り取っている。

項では懐かしい作品が3点。

その中に「ワイヤー・キャット」と同じ頃に製作したワイヤーの作品が。

当時、カルダーに惹かれてワイヤーの作品を沢山作った。

私もまだ30代後半。

勢いだけで作っていた感もあった。

懐かしい作品に触発されて、棚の隅にあった作品を引っ張り出してきた次第。

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こんな作品も・・・・・・・・。

 

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2008年12月25日 (木)

ハラペコ君と食感鳥-Ⅱ・・・・・・

 少し勝手な判断だったが、今回は設置の場所を決めずに作品を制作。

「後々の展開も考えて、場所に制約されたくなかった」・・・・・そんな気持ちもあった。

我が侭な話。

そんな事で作品が仕上がってから、設置の場所、方法を考える事に。

安全性、機能性、効果、経済性、環境との調和・・・・・・いろいろな側面から検討。

店内にウインドウを造る計画も。

かなりハードな内容になりそうな気配。

建築、内装のデザインを担当された河村氏にも相談にのって頂いた。

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現場を訪れ、スケッチも何枚か描いたが、何かスッキリと収まらない。

一度収めた作品を、再度仕事場の持ち込んで、理想的な装置を考える事に。

安全面、機能面、意匠、経済性・・・・それぞれの要素を考えながら、寸法、素材、収まりなど詳細に検討していった。

そんな積み重ねの結果。

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移動出来るディスプレイ台。

環境や考えられる季節のイベントにフレキシブルに対応出来るディスプレイ台。

アングルで組んだ金物の脚。

軽快だが重量が欲しかった。

「昔から在った感」もイメージ。

将来の仕上がりを期待して生地のまま。

近くで観てもらいたいが、デリケートな作品なので触られても困る・・・・・。

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作品をアクリルのボックスで囲う事も考えたが、既成の人形ケースのようでもあり、何かこじんまりとして面白さに欠けると判断。

前面に大きく1枚の透明アクリル、

作品と同化させる形でサイドと後方に同じ透明アクリルで装飾を施した。

安全面とお客様に不愉快な思いをさせない為の配慮・・・・・。

移動しても常に効果的な照明が得られるように、改造したアームライトを取り付ける。

目立ちすぎるランプのカバーを小さなものに。

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作品の下のボックスにはタイマーが内蔵。

後部には作品の交換も容易にと、メンテナンスを考えたコンセント。

コンセントに差し込まれた作品と照明のプラグ。

時間がくると照明が点灯し、ハラペコ君と食感鳥が動きだす。

30分おきに3分間可動する仕掛け。

露出する配線はカールコードを使用。

シンプルな意匠は条件を満たした結果。

さほど大きな台ではないが多くの方関わった。

金物、アクリル、木部、特殊なタイマー配線・・・・・・・・・・・。

金物を加工して下さった豊工芸の井上さん。

アクリル手配して下さったトクドミ美工芸の徳富さん。

タイマー配線を担当して下さった長尾電業の正木さん。

カールコードを分けてくださった原デザイン室の原さん。

タイーマーの相談にのって頂いた絡繰屋の北川さん。

いろいろとアドバイスをして下さった河村デザイン室の河村さん。

複雑な仕事も多くの知人の助けを借りて何とかクリア。

相変わらず沢山の方々に助けられている。

ありがとうございました。

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演出の仕上げはオリジナルのリース。

新天地を見つけた白い鳥をモチーフに製作。

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2008年12月20日 (土)

ハラペコ君と食感鳥-Ⅰ・・・・・・

 エンドレスの記事で紹介したオートマタの設置が無事終了。

設置先はキッチン「よい一日」の春日店。

キッチン「よい一日」は「美味しい」という事を当たり前の事として、食材や調理方法を追求し、環境も含め、常に満足のいく食事を提供している店。

今回のオートマタは「より楽しんで頂ける店」を目指しての依頼。

「一生懸命に調理した食事」を「一所懸命に味わって食べる」・・・・そんな正当なあり方をストーリーにデザイン、製作。

素材はカトラリーやその周辺・・・・・再生のテーマで括る。

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オープン時に製作したオリジナルの装飾照明の考え方を持ち込む事で全体の調和、効果を考えた。

この考えは、オリジナル色が出て、効果は期待出来るのだが、作る側としては大きなハードルを抱える事にも。

望むところではあるのだが。

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アンティークな金物の容器の顔、魔法瓶のキャップの胴体、フォークの手、スプーンの脚・・・・・

それぞれのディテールを生かしながら構成。

やはり問題はそれぞれの素材の重量。

何度もの試行錯誤の結果。

「美味しく食べる」事の絶対条件は「お腹が空いている」事・・・・・どんなに美味しい食事が用意されていても、満腹では美味しさは半減。

この食事をするロボットのような人形に「ハラペコ君」という名をつけた。

1人での食事は寂しい・・・・・・そんな思いで鳥のペットをお供に。

鳥の名は「食感鳥」。

はじめは「食間鳥」としたが、食を感じる鳥・・・・「食感鳥」に。

「九官鳥」のゴロ合わせ。

「食感鳥」はバイスペンチとフォーク、スプーンを加工。

よく噛んで(感じて)の思い。

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3枚のカムと2枚のプルーリー。今回はオルゴールの調べも。

ハラペコ君は店のロゴをあしらったハイバックチエアに座って、一生懸命にフォークの手を動かす。

ただ一生懸命にその手を動かす。

傍らの食感鳥もそのクチバシを動かす。

エントランスのケトルの照明、入口のシェーカーを加工したドアチャイム、円形テーブル上部の少し大袈裟なシャンデリア、窓際のカトラリーのスタンド、洗面所入口のコーヒーサイホンの照明、女子洗面所の照明、レジ上のフォークほコードペン・・・・そして今回のオートマタ。

どれも饒舌では決してない。

当たり前のようにそこに存在する。

その素材やストーリーの仕掛けに気付いた方が「少し面白い思いを」・・・・そんな演出。

23日からは新メニューのスタート。一味も二味も違った新メニューと一緒に楽しんで頂けたらと・・・・・・・。


 

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2008年12月16日 (火)

天使の時計・・・・・・

 チッ!チッ!チッ!チッ!・・・・・・

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壁に掛かった自作の天使をモチーフにした時計。

一番長い針がしっかりと秒を刻む。

教材用のムーブメントは値段に見合った音がする。

静かな夜には結構な存在感を示す。

神経質な人にはお薦め出来ない。

天使と言うほどに可愛いらしくはない。

「マイケル」に出てくるトラボルタの天使ほど強烈ではないが、年齢を重ねたベテランの天使。

安心していろいろとお願い出来る。

叶った例は無いが・・・・。

「今何時!」

娘が出がけに時間を聞く。

時計代わりに点けているテレビの時間を確認して。

「6時38分!」

正確な時間を要求されたときは、「天使」も「ワキタ」も出番は無い。

我が家の日常。

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2008年12月 6日 (土)

森の人・・・・・・

 この時期になると、クリスマスのオーナメントやフィギュアを飾るのが恒例になっている。

ささやかな楽しみでもある。

旅行先で見つけたもの。

近所のフリーマーケットで買ったもの。

記念に頂いたもの。

いろいろである。

飾るものはその時の連れ合いの気分で決まる。

大きくなった麒麟草の下や出窓、サイドボードの上、トイレ、洗面所・・・・・いろいろな処がクリスマスの小物で飾られる。

サイドボードと玄関のシューズボックスの上に飾られていた「森の人」という作品にはポイセチアと小さな人形やバイオリンのオーナメントが添えられた。

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この作品は「豊穣の森」と言うテーマでデザインされた演出のときに製作したもの。

今回は家族で登場。

森にはその場を守る「守り人」が住んでいる。

「守り人」は森の奥深く、人の踏み入れぬ場所でその森の自然を見守っている。

頭巾の下の大きな耳は、森の全ての音を聞き分ける。

森に住む小さな動物たちや鳥の鳴き声。

草木の呼吸・・・・・・どんな小さな音も聞き逃さない。

何か異変を感じたら直ぐに駆けつける。

森が森であるように・・・・「守り人」がいる。

その時に考えた作品のストーリー。

時代の傾向を危惧しながら、理想とする思いを60センチほどの人形に込めてみた。

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この作品の持つメッセージは今も変わらない。

聖なる夜にこの作品を・・・・・・・・・・。

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2008年12月 2日 (火)

ハートに翼をつけて・・・・・・

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 この作品は百貨店のクリスマスの演出にデザイン製作したもの。

「ハートに翼をつけて」のタイトルをつけた。

優しさを胸に勇気を持って前に飛びだせば・・・・の思いを形にした。

「太っちょ」と「のっぽ」のコンビは優しさの象徴として位置付けた。

胸に着けたハート型のプロテクターはその意図を強調する。

背中に着けた翼は勇気を意味した。

作品は翼を広げると1メートルを越える。

羽ばたくその様はかなりのインパクトがあった。

最近お会いした方もこの作品をよく覚えて下さっていた。

15年も前の事なのだが。

以後、このモチーフは私の中で繰り返される事に。

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人形を久し振りに陽にあてる。

人形はどこか「爆笑問題」に似ているようにも見えた。

優しさの象徴として位置付けたが、そのコスチュームを見ても多分な毒気も含んでいたのではと・・・・・・・・。

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2008年10月30日 (木)

エンドレス・・・・・・・

 オートマタの特注品の仕事。

個展のオートマタを気に入って頂いての依頼。

常識的なところでの確認はあったが、期間も、決まった予算にも縛られぬ恵まれた仕事。

言い訳のきかない、責任の重い仕事でもある。

「自分が納得するもの」・・・・・これが基本のハードル。

向き合って1ヶ月強。

他の仕事と平行しつつも、かなりの時間を費やした。

今日は昨日より良いものを!

明日は今日よりも良いものを!

当たり前の事だが、そんな気持ちで素材と向き合った。

何度も作り変えたカム。

1㎜違えば動きは変わる。

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新しい試みも取り入れた。

「予想を良い意味で裏切ってくれました!」

依頼主の嬉しい評価。

「この仕事をしていて良かった!」と思う時。

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作品は出来上がったが、この作品が機能するのにはもう少しの時間が必要。

そして仕事は終わったわけでは無い。

“消耗していく作品のケア”という新たな仕事のはじまり。

そして、その仕事はエンドレス。

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2008年10月25日 (土)

昔とった杵柄・・・・・・

 個展への来廊を機会に依頼されたディスプレイ・デザインの仕事。

装飾的な製作や取り付けは信頼出来る知人の力を借りて無事終了。

仕事の流れで、商品の飾りつけもお手伝いさせて頂く。

演出のデザインはするが直接飾りつける機会は少ない。

専門家が仕事を分担する。

今回は企業としての新しい試みもあったので積極的に参加させて頂く。

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デザイン界に足を踏み入れたのは、商品の飾りつけを専門にするデコレーターと呼ばれる仕事に携わっていた知人の誘い。

この会社で私はデコレーターの技術のいろはを仕込まれた。

カラーコントロールやコーディネート。

色の並べ方や組み合わせで印象が変わる。

構成。

フォーマルなポジションや変化のある配置。

釣に使うテグスを使ってのテグスワーク。

商品だけの構成で見せ場を創っていく。

ピンを使って布地に表情を持たせるピンワーク。

アンビエ、ドゥーブルビエ、フルフル・・・・3種の生地の折り方に、四つ折、八つ折などシンプルな折を加えてピンを使いながらマネキンにドレスを形着けていく。

イージーオーダーが全盛期の頃。

何百体ものマネキンにオリジナルのドレスを着せた。

デコレーターの仕事はスタイリストに近い仕事へと移行してきたが、この頃の経験は今の創作にも大いに役立っている。

当時のデコレーターのショーイングと呼ばれる仕事は、商品と言う素材を使って創り上げるコラージュやアッサンブラージュにも似ていた。

作品のデリケートな構成から効果的な見せ方まで・・・全てこの頃に経験した事が下地になっている。

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関わる複数のスタッフとの仕事。

現場で見る計算出来ない商品群。

1人で立ち向かう創作現場とは、また違った新鮮な驚きを感じた楽しい現場。

見せ場の収めは「昔とった杵柄」がやくにたつ。

 

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2008年9月 5日 (金)

夏の音・・・・・・

 あれほどうるさかったかった蝉の鳴き声も決めたように静かになっている。

木々の色づく季節を感じさせる風の中で、ひぐらしの鳴き声。

忘れた宿題のような作品をひとつ。

この作品はI百貨店の地下のウインドウの為にデザイン、製作したもの。

「夏の音」のタイトルをつけた。

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このデザインではじめてクランクの機構を使って羽ばたきの動きを試みた。

古本屋で見つけた村井隆氏の「からくり機巧輪」を参考にした。

村井氏は真鍮や銅板を整形して魚などをモチーフにしたカラクリを製作していた。

個性的な動く造形に強く惹かれた事を覚えている。

この本は大いに役にたった。

モチーフは昆虫。

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一つはウッデイなイメージで。

羽の部分は使い古した木製のサラダボールを加工。

一つはメタリックなイメージ。

ソースボード、フライ返し、スプーンなどを羽や頭に見立てて加工した。

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昆虫の羽音が聞こえそうな動きをイメージした。

その動きは何とか形に出来た。

スイッチが入ると、複眼をイメージした茶漉しの目に光が点る。

音を出してかなりのスピードで羽ばたく。

この効果は大きかった。

ながい時間ウインドウの前に立って覗き込む人を何人も見かけた。

2年後、宮崎の百貨店での個展に展示した。

画廊を訪れた2人のお子さんを連れたお母さんの話。

「福岡でこの作品を観ました!」

「子供がウインドウから離れないで30分も観てたんですヨ!」

「ここで会えるなんて・・・・・」

何にも替え難い嬉しい話。

12年前の事。

この作品、いまは静かに仕事場の壁に収まっている。

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2008年8月26日 (火)

ワークショップの作品・・・・・・

 ワークショップに参加された皆さんの作品です。

どれも力作です。

出来上がった時の嬉しそうなお子さん達の顔が印象的でした。

大人の方も子供になって製作していました。

私も大いに刺激を受けました。

ご参加ありがとうございました。

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※慌てていて、小さいサイズで撮ってしまい、折角の作品がボケてます。お手持ちの写真で良いの在ったら送ってく下さい(メールで)。差し替えたいと思います。

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2008年8月24日 (日)

’08個展閉幕・・・・・・

 ありがとうございました。

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「HAGAWA WORKS 2008」は無事終了しました。

実験的な試み。

悪天候。

国民的催事。

決して条件の良い個展とは言えませんでしたが、新しい出会いも有りました。

懐かしい出会いも有りました。

気になっていた安否も確認出来ました。

いつもの優しさにも支えられました。

HPでご案内頂いた「サイトウタカシ」のT編集長、「時空カフェ」のYUMICOさん、「原デザイン室」のハララさん、「ぺぺ&ネコル」のぺぺさん、ありがとうございました。

U先生、大事なコレクションありがとうございました。

ワークショップに参加して頂いた皆様、ありがとうございました。

一人一人のお名前を挙げてお礼申し上げたい気持ちを抑えています。

お花や沢山の差し入れありがとうございました。

来廊頂いた皆々様に心より御礼申し上げます。

皆さんから頂いた叱咤激励を糧に「もう一歩前」にと思っています。

新作で、またお会い出来る事を楽しみにしています。

最後に会場を提供して頂いた佐藤設計室のご夫妻、沢山の方をご案内頂いたお姉さまに心より御礼申し上げます。

 

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2008年8月21日 (木)

刺繍・・・・・・

 展示会も残すところ4日になりました。

大分、熊本、佐賀、唐津・・・・遠方からも来廊頂いています。

リピーターの方もおられます。

来廊された方の紹介で来られる方も多いです。

嬉しい限りです。感謝の一言です。

連れ合いの創る刺繍の作品が人気です。 

前回は人形のコスチュームの製作で参加。

今回は刺繍の作品を個別で出展しています。

実家から持ち帰った花をモチーフに刺しはじめた刺繍。

簡単なスケッチをしてから、下書き無しで布に直接刺してます。

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ブックカバー、ノートカバー、小物入れ・・・・・集めたボタンや三編みのシオリがアクセントになっています。

オープンから2、3日で棚が寂しくなってしまいました。

まとめ買いする方もおられます。

盆の休みを返上して製作していました。

それでも足りないようです。

今は資料のサンプルで注文頂いています。

連れ合いは何か嬉しい悲鳴を上げています。

少し立場が逆転しています。

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2008年8月13日 (水)

理想の光景・・・・・・

 個展も前半終了。

故障していたエアコンが直りました。

今だから言えますが、一昨日までの会場はサウナ状態。

優しい皆さんは「平気!私、暑いのには慣れてるから」・・・・・・慰めて頂ましたが、暑さが気になって説明にも集中出来ませんでした。

多分、聞かれていた皆さんも集中出来なかったと思います。

折角訪れて下ったのに、暑い思いをさせてしまいました。

本当に申し訳ありませんでした。

13日~15日までは休廊ですが、16日からは涼しい会場でゆっくと鑑賞出来ると思います。

ウワサを聞いて、躊躇していた方も安心してご来廊下さい。


そんな涼しい会場に小2の男の子とお母さん。

先々週の新聞の案内を見て、お子さんが行きたいと強請ったとか・・・。

今回の作品は、子供が喜ぶ玩具のようにも見えるが、子供を意識して創作した事はない。

あえて言えば、自分と同世代の「オヤジ」が対象のイメージ。

が、子供が興味を持ってくれるのは嬉しくないはずがない。

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何回も何回も作品を動かすスイッチのボタンを押して、仕掛けを食入るように観ている。

お母さんが子供の事を私に話す。

「動くモノ、とくに回転するモノが好きで・・・・・。」

「去年の夏の宿題で・・・・。」

優しい母親の視線の向うで小2の男の子は無邪気に作品に見入ってる。

母親と目が合うと、手招きして呼び寄せる。

なにやら話している。

私の作品を真中に置いて、親子が会話している。

理想とする光景。

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2008年8月11日 (月)

衝動・・・・・

 連日の雷雨ショー。

雷も雨も嫌いではないが、今回ばかりは好きになれない。

何か水を差されている感じ。

ご家族連れやご夫婦の来場が目立つ。

共通の話題で盛り上がる。

理想とするところ。

そんなに沢山の作品は無いのだが、丁寧に観て頂いている。

感謝。


作品の話。

はじめに簡単なストーリーを考えて、そのストーリーの象徴的なシーンを切り取る。

それが私の創作の基本的な方法。

が、素材に触発されて創作する事も少なくない。

海岸で拾い集めたモノ。

ジャンクヤードやフリーマーケットで手に入れたモノ。

身近で使えなくなったモノ・・・・・・などなど。

いろいろなプロセスを経て集まって来た素材の数々。

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スンナリと作品になるモノもあれば、10数年も仕事場の籠の中に在るモノもある。

そんな素材が「出来るならやってみろ!」と、挑戦的な目線を私に向ける事がある。

確かに拾ったものの、こちらの未熟さもあって、作品にならないでいる素材が在る。

そんな素材が籠の隅から「どうした!」「出来ないのか?」と挑戦してくる。

ケトルのスタンド、この作品に使ったヤカンもそんな素材の一つ。

本来は素敵なシステムキッチンの棚に収まって、家族のお茶の時間にでも役にたちたかったのだろうが・・・・・・。

何故か少し古臭くなったデザインと消耗の具合、新しいケトルの登場でこの場にいる。

本人もまさかの事。

「この俺が?」

そんな訳ありが、挑戦的な視線をおくってくる。

変なスイッチが入った。

突然、「形にしたい!」・・・・思いが強くなった。

10数年、その視線から逃げていたのだが。

一気に形にした。

「アイロンとソースボードの照明」で試した自在のパイプを使った。

問題はベース。

燃えないゴミの日に見つけた壊れた電気釜の蓋。

形は理想的なのだが、ベースにするには重さが足りない。

「尚絅の精神」見えないところにお洒落をする。

江戸の粋人は雪駄の裏に金を貼ったと言う。

やりすぎない様に、私はこの見えないベースの中に機能を備えたデザインを試みる。

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「エ~!照明器具?」ヤカンの声が聞こえてきそうだが、結構お洒落に収まっている・・・・と自画自賛。

分かっているつもり。

多分、誰も求めてない作品を創った事は。

だが止められなかった「このヤカンを形にしたい!」という気持ちは・・・・・。


ご来場頂いた知人がブログやHPで個展の紹介をして下さっています。

ご紹介する2人は、写真も構成もプロ級、いやプロです。

何か素敵に紹介して頂いています。

Yumico Offiicial Blog 「時空カフェ」とT氏が編集長を務める「サイトウタカシ」です。

宜しかったらアクセスしてみて下さい。

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2008年8月10日 (日)

始祖の船・・・・・・

 個展2日目。

空調がいま一つ調子が上がらず会場が暑いです。

それでも皆さん、熱心に一つ一つ作品を観て頂いています。

ありがたい事です。

作品、コレクション・・・・ウンチクを言えばながくなります。

少し遠慮ぎみに話しています。

連れ合いの刺繍の作品が置いてある冷えた別室では皆さんとゆっくり歓談させて頂いています。

得るものが沢山です。

作品を一つ。

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この作品は能古島の海岸で拾い集めた流木を素材にしています。

流れ着いた流木の姿はながい旅を終えた船の様です。

その船には旅の記憶が沢山詰まっているようにも思えます。

そんな旅の記憶を積んだ流木を、新たな旅立ちが出来るようにと形を整え、翼を着け、より自由な旅を願いました。

ハンドルを回すと主翼、尾翼、舵・・・・手を入れて形にしたパーツが動きます。

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我々のはじまりであるといわれる始祖鳥から「始祖の船」と名づけました。

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2008年8月 8日 (金)

個展スタート・・・・・・

 昨日はK氏の協力で、さしたる問題も無く設営は無事終了。

一番気になっていたピアノも陳列の中に取り込んで演出。

ここはプロの腕の見せ所。

モノ創りもするが演出もする。

前回とはまた違った空間。

「NEXT DOOR」ホィトニー美術館のミュージアム・ショップの様に・・・・何となくそんな気分も演出出来たかと。

お店と間違えて入って来る方も居るかもしれません。

フライングで設営日に来られた気のはやい知人もいました。

気に留めて頂いているだけでも嬉しい事です。

2008年8月8日・・・・8並びの日。

個展がスタートしました。

北京のオリンピックの開会式より少しはやいスタートです。

初日はいつも落ち着きません。

どんな出会いがあるのか?

今回の作品をどんなふうに観て下さるのか?

今更なのですが、いろいろと気になったりもします。

青年と忠犬をストーリーにしたオートマタS&Jのシリーズ。

流木や廃材を素材にした始祖の船や骸骨をモチーフにしたオートマタ。

連れ合いの刺繍を施したブックカバー。

ターシャの気分で頑張ってます。

なにやら人気です。

マイ・コレクション。

早速に入札が有りました。

ジャンクな照明器具。

笑えます。

5つの括りで構成してます。

始めの来場者を迎えるのは緊張します。

ミュージシャンのYumicoさん、お嬢さんのFuukaちゃん、お母さま・・・・早々にありがとうございました。

写真は緊張しました。

スタヂオポンテの初島さん、Mさん、熱心にありがとうございました。

Nさん、前回もありがとうございます。

連れ合いを応援してくださるJさん、Uさん、Iさん、Yさん・・・・いつもお気遣いありがとうございます。

初日に来てくださった皆さん、暑い中、ありがとうございました。

落雷を伴った、突然の激しい雨。

視界が煙る。

久し振りの雨。

この雨を待っていた人も・・・・・。

印象に残る初日でした。

楽しくスタートする事が出来ました。

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来場者参加型の演出です。

スイッチを押して動かしてみて下さい。

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2008年7月30日 (水)

夏の冒険・・・・・・・

 この作品は14年前、1994年の夏に、福岡は天神の百貨店のウインドウでデザイン、製作したもの。

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百貨店の担当者Y氏は環境問題を熱心に考えていた。

一般的には、環境への興味は今ほどではなかった。

この作品は汚染された川に住む河童の話。

九州には河童にまつわる話が沢山ある。

そんな背景も考えての作品。

「汚染されてしまった川に住む河童は、その環境の変化に対応する知恵として潜水艦を作る。ある夏、その汚染の原因を探す為に潜水艦に乗って旅に出る」

「泳ぎの達者な河童が潜水艦に乗らなければ川を行き来出来ない」・・・・・そんな環境汚染へのメッセージを含んだ作品。

河童のキャラクターの構築に少し戸惑っていた。

ユーモアと風刺のサジ加減に苦慮していた。

Y氏の後押しでキャラクターを明確にした。

伝えたいメッセージが分かりやすくなった。

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環境問題やエコを考えるきっかけにもなった作品。

14年経って環境問題はどうなったのか?

今また、この作品の続編を創りたい気持ちになっている。

旧作を越えられるかは分からないが・・・・・・。

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2008年7月26日 (土)

HAGAWA WORKS 2008 Ⅱ・・・・・

 「HAGAWA WORKS 2008 -NEXT DOOR-」を下記        の 内容で開催します。

展示内容:サム(SAM)という青年とジェイ(J)と名づけられた                    忠犬をストーリーにしたシリーズのオートマタ

       流木や端材を素材にしたオートマタ

       再生デザインの照明器具

       パートナーの創る草花の刺繍を施したブックカバー

       マイ・コレクション-珍しい写真アートブック「ヴィジョネ                    ア」や村上隆、マイケル・ラウのフィギュア、ブリキの                        玩具などブログで紹介したコレクションを展示

       ※コレクションの一部はサイレントオークション(入札)で                    販売予定

ワークショップ

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内   容:ダンボールを素材に壁掛けの時計を製作します

日   時:8月16日(土)   PM1:00~   PM3:00~

       8月23日(土)   PM1:00~   PM3:00~

定   員:各回5名(小学校以下のお子様は保護者同伴)

参 加 費:¥1,500-(材料費込み)

要 予 約:8月1日(AM9:00~PM6:00)より予約受付。(定員に     なりしだい締め切ります)

      参加申し込み問い合わせ 090-1920-2199(羽川)

期   間:8月8日(金)~8月24日(日)  休廊 8月13日(水)              ~8月15日(金)

      AM11:00~PM6:30  最終日はPM5:00まで

会   場:オリハウス(佐藤設計室)

      福岡市城南区鳥飼4-9-24 

              TEL092-851-7447

問い合わせ:羽川再生堂(羽川敏久) 

                TEL&FAX 092-851-2167

                 携        帯 090-1920-2199

ご来場を心よりお待ちしております。

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2008年7月23日 (水)

SAM&J・・・・・・

 福岡市の文学館で開いた個展での事。

会場に来られた年配の女性から「どちらのグループの作品展ですか?」。

多様な作品を観て「グループ展」と誤解したのだ。

昨年の暮に開いた個展のDMと、今回のDMを見ても、同じ作家の作品とは思わないかもしれない。

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(前回の個展のDMで使った写真)

私の中では一貫したテーマを貫いているのだが・・・・・。

その表現は同じところに居ない。

永い付き合いの知人はそこを間違いなく見抜いてくれる。

料理店に例えれば、特別で専門的な料理を提供する店ではなく、街の定食屋のように、毎日通っても飽きないような店・・・・・

「らしさ」を持ちながら、ある意味バライティに富んだ料理を提供する店。

そんな創作を目指している。

似たようなものを繰り返し創作するのは「性」に合わないのかもしれない。

「自分でも驚きを感じていたい」・・・・そんな贅沢な思いも持っている。

で、今回の新作の味付けは・・・・・。

オートマと言うにはその動きは単純かもしれない。

が、静止時の造形でも充分に鑑賞に堪えるだけの仕上がりには心がけた。

回転するレコード盤。

リズムを刻みなが踊る若者。

若者のリズムに合わせて歌う犬。

DMに使った「サムとジェイ」という作品では少し毒気を含んだ意地悪な味付けを試みた。

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個性的で自己主張の強いサムはアメリカ合衆国を擬人化した架空の人物「アンクル・サム(Uncle Sam)」から銘銘。

United States(アメリカ合衆国)のシンボルとされ、イニシャルが同じ。

星条旗をモチーフにしたコスチュームを纏ったリンカーン大統領似の少し強面のイラストが思い浮かぶが、私はノーマン・ロックウエルの描くアンクル・サムが好きだ。

ここに登場するサムはこのアンクル・サムとは似ても似つかわないスタイル。

ストリート系のファッションにモヒカン頭。

なにせ目立ちがり屋なのだ。

忠犬ジェイ(J)は国の頭文字から。

白の体に顔の部分に黒の模様を持っている。

なにせジェイはサムに対して忠実なのである。

そう!これは日米の関係を隠し味にしているのだ。(大袈裟な!)

この作品はそんなキャラクターの設定で創作した。

踊るサムのリズムに合わせて歌うジェイ。

スケートボードに乗って快走するサム。

尾を振り、声を上げて迎えるジェイ。

サムの投げるフレスビーを追いかけるジェイ。

「飼主と愛犬」のありふれたシーンにも見えるのだが・・・・・。

今回出展する作品はプロローグ的作品。

シリーズでの制作を考えている。

留学生のロン(龍)やUK出身のアイアイン(鉄)などのキャラクターも構想中。

どんなシーンが展開するのか自分でも楽しみだ。

「無邪気で可愛い!!」と形容されそうな作品も隠し味で少し違った味わいに・・・・・。

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2008年7月16日 (水)

HAGAWA WORKS 2008・・・・・

 少し無謀なスケジュールだったのかな?と少し不安。

昨年11月に開いた「HGAWA WORKS 2007」から8ヶ月。

オリンピックの開催期間と同じ8月8日(金)から、中休み(8/13.14.15)を挟んで8月の24日(日)まで、個展「HAGAWA WORKS 2008 -NEXT DOOR-」を開催します。

場所は前回と同じオリハウスです。

3~4年の期間をおいて開催してきた個展をこのタイトな準備期間で・・・・・・少し頑張りました。

内容はタイトではありません。

新作のオートマタは「サム(主人公)とジェイ(忠犬)」のシリーズと流木や端材を素材にした趣の違うタイプの作品を展示します。

Samj

再生デザイン大賞の優秀賞受賞の「アイロンとソースボードの照明」のシリーズも新作を何点か出展。

ブログの「マイ・コレクション」で紹介した珍しいアート本やレアなブリキの玩具、デザイン・グッズなども選りすぐって出品。

何点かはサイレントオークションでお譲りしたいとも考えています。

ダンボールを素材にした壁掛け時計を作るワークショップも開催予定。

盛り沢山です。

前回は人形のコスチュームで参加した連れ合いも刺繍の作品で参加。

タイトルのーNEXT DOOR-は私の敬愛するアレキサンダー・カルダーの作品を数多く収蔵するホイットニー美術館のミュージアム・ショップと会場のオリハウスを意識。

また、私達の次の活動への扉・・・そんな思いを込めてのタイトルです。

ワークショップの案内や詳しい情報は順次紹介していきたいと思います。

オリンピック開会式までのカウントダウンは個展初日までのカウントダウンでもあります。

「個展」まであと23日。

※作品のディティールを見たい方は写真を左クリックすると大きな画像になります。

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2008年4月26日 (土)

「キッチン よい一日」・・・・・

「キッチン よい一日」、よい一日・・・・・・英語では「HAVE A NICE DAY」。

3年前に春日にオープンしたレストランの名前。

こだわりの食材と熟練したスタッフによる調理。

哲学を持った経営理念。

現場のスタッフは全て女性。

その味ときめ細やかな心使いは、多くのリピーターの来店で保障されている。

建築デザイナーのK氏の紹介で、このレストランの装飾照明を製作した。

海外のジャンクヤードやフリーマーケットで集めた食器や調理器具を素材にした作品を気に入って頂いてのオーダー。

自由に作らして頂いた。

その照明器具や追加で製作したドア・チャイムの点検依頼で久し振りに訪れる。

3年間で環境を彩る植栽も落ち着いて、理想的な景色を作っている。


入口のドア上部に取り付けたシェイカーとシルバーのスプーンで作ったドア・チャイム。

訪れるお客さんの多さを示す様に、僅か20gのスプーンを下げていた5㎏の魚の引きに耐えるワイヤーが切れていた。

予測の甘さに嬉しいやら、悲しい様な・・・・・複雑な気分。

久し振りに見る円形のテーブル上に取り付けられた照明オブジェ。

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ステンレスの水差し、ケーキの型、フライ返し、スプーンなどを素材にシャンデリアをイメージして製作。

気合を入れて創作した3年前を思い出す。

迷いも無く、一気に製作した事を覚えている。

化粧室に続く壁面に取り付けた、サイホンを素材にした照明オブジェ。

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楽しい仕事だった事を思い出す。

入口の壁面に付けたケトルの照明、窓際の照明スタンド、女性化粧室のウォールライト・・・・・

入口のメニューを見る時に、料理を待つ合間に、美味しい食事を楽しんだ後に・・・・・

「気づいた人が楽しめる」・・・・そんな思いで創作した作品群。

この仕事は昨年4月に長尾にオープンした3店目の店に繋がる。

嬉しいのは店舗の全てが多くのお客さんで賑わっている事。

提供されるサービスと料理の実力である事は言うまでも無い。

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2008年4月20日 (日)

きらめき通りの仕事・・・・・・

1999年の4月、天神地下街から岩田屋Zサイドを結ぶ「きらめき通り地下通路」が開通した。

通路の場所は、その昔、濠があった場所だったと聞く。

この背景を考えに、この通路は水辺に架かる橋をモチーフにデザインされている。

この通路のZサイド側に小さめのウインドウが3ヶ所設置された。

そのウインドウのデザインを担当した。

ウインドウの演出も、環境の考えをデザインの基本的なテーマにした。

オリジナルの創作作品を条件に、ストーリーや細かいデザインは一任された。

濠をキーワードに、その周辺からデザインを展開させた。

オリジナリティを持たせる為(当然の事だが)に、素材はその頃試行していた和紙と針金に限定。

効果として光や動きを加える事をデザインの条件にした。

条件を設定する事でデザインの方向を明確にしたかった。

照明の入った鯉の造形、金魚の造形・・・・・分かり易いモチーフからの展開。

2年目の春、ハードルを上げて動きを加えた。

昔、この場所に在った濠は当然、大濠公園の濠と繋がっていた・・・・・・。

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大濠公園に浮かぶボートを見て、イメージを膨らませてみた。

天神の中心部の濠も残されていたら・・・・・・・・・と。

ビルの合間の濠を、家族連れが漕ぐボートが行き来する。

この作品はそんな妄想をストーリーにデザイン、創作したもの。

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和紙と針金の造形に動きを加えるという、以外な効果をここで発見。

和紙と針金で作った鳥のボートの製作は勿論、人形、背景のペイントも自ら担当した。

言い訳のきかない・・・・・・・・充実した仕事でもあった。

ウインドウでは見れなかった違った角度から。

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ウインドウの演出は、岩田屋の新館が着工され、ウインドウが撤去されるまでの3年間続いた。

2000年の夏に開催した個展では、この仕事で得た様々なアイディアを形にした。

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2008年4月13日 (日)

能古島の乙女・・・・・

「能古島の乙女」 名産の果物のような名前・・・・・・・・。

作品のタイトルです。

能古島は博多湾に浮かぶ周囲12キロの小さな島。

この島は私にとっては宝の島。

姪の浜の渡船場からフェリーで10分。

水も温みはじめ、爽やかな風が外へ誘う、丁度今頃の季節。

渡船場からバスの路線とは反対の左側に迂回する道。

黒の網タイツが似合う女将さんが居る「かもめ食堂」を右に見ながら進む。

右に回り込み、5~6分も歩くと、もう家屋が途切れる。

左側の砂浜の遠く向こうには小戸の浜が見える。

砂浜から岩場へ進む道は、今は少し整備されたが、当時は雨の日の後は水溜りが何箇所も出来るような悪路。

しかし、その悪路や歩きにくい岩場も、山手から顔に触る木々の枝葉も、なぜか全て楽しめた。

左側に見る浜は、穏やかな砂浜から岩が目立つ浜へと変わる。

岩場の突き出た道を右に回ると岩場が切れて視界が広がる。

また長い砂浜が見える。

その砂浜にコンクリートで出来た朽ちた桟橋がオブジェの様に海に突き出ている。

それはその桟橋をくぐりぬけた砂浜にあった。

潮の引いた足跡一つない砂浜にそれは半分ほどの形を残して立っていた。

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「能古島の乙女」・・・・その埋もれていた鍬を女の子の髪型に見立てて造形した作品。

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形にしたのは、その鍬を見つけてから2年後の事。

再生をテーマにした記念すべき1作目でもある。

古木と錆びた道具や金属の組み合わせ。

その作風は以前に紹介した「兎の友達」へと繋がっていく。

作品は福岡での個展で発表。

後、宮崎、東京、小倉などの企画展でも紹介される。

時代が「環境問題」を意識しはじめた頃。

写真は能古島(のこのしま)を背景に百道浜で。

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2008年3月26日 (水)

第1回 再生デザイン大賞・・・・・

 2月14日バレンタインデー、読売新聞『再生デザイン大賞』の事務局からの電話。

「作品が優秀賞に選ばれました!」の連絡。

大賞―1名

最優秀賞― 学生1名 一般1名

優秀賞―学生3名 一般3名

カラーデザイン賞―1名

819名の応募から優秀賞 一般の3名の1人に選ばれました。

応募のきっかけは、カナダで自由なライフスタイルを実践しているK氏からのメール。

「こんな公募があるのですが、知っていましたか?」のメールに添付されていたのが、読売新聞が主催する第1回目の『再生デザイン大賞』の公募案内。

「再生」のタイトルに反応。

名刺の裏に「羽川再生堂」の屋号。

ブログのタイトルも「羽川再生堂」。

「再生」は私の創作の基本的なテーマ。

私の活動を知っての情報。

暮の個展の為に作品を制作していた最中。

「再生」の作品には事欠かなかった。

絵画、彫刻、陶芸、クラフト、映像などは多くのコンテストが開催されているが、私の取組んでいるような作品は評価される場が少ない。

よい機会と思った。

今回の賞は、アイディアや再生したデザインの完成度だけではなく、それにまつわるエピソードも重要な審査の対象。

展示会の為に製作していた作品のほとんどがその条件を満たしていた。

出品した作品は「ソースボードとアイロンの照明スタンド」。

同じような素材で製作した5点の作品から選んだ。

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この素材の組み合わせは唐突な事ではなかった。

作品のアイディアは「始まりはキングストンから・・・」で紹介した作品を制作していた時点で発芽していた。

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クチバシに使ったソースボードとアイロンのカバー。

それ以前に製作した昆虫をモチーフにした「夏の音」でもその素材の面白さを試した。

出品した作品はこのアイディアを熟成させたモノ。

ソースボードとアイロンを繋ぐ素材に苦慮していた。

慣れた素材では能が無い。

3年前に襲った福岡の地震。

仕事場もダメージを受けた。

トイレのタンクにひび割れが生じた。

その修理で配管をやり治した。

その配管の素材にヒントを得た。

この作品は10年の期間をおいてトイレで完成したもの。

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素材の面白さを生かす為に、加工は最小限に抑えた。

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日常の創作と変わりは無いが、個展のリアルな反応とはまた違った評価に手を叩いている。

「再生」のタイトルを持った賞を開催して下さった読売新聞社に感謝。

評価して下さった審査員の方々に感謝。

情報をくれたカナダのK氏に感謝。

1回目とあって、受賞作品を観ると、何か基準を模索している様な印象も受けたが、今回の受賞作品が今後の“基準”になるのであろう。

「継続は力なり」この賞が2回、3回と続き、「再生デザイン」の登竜門になる事をせつに願っている。

受賞式は明日27日、東京で・・・・・。




      

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2008年3月20日 (木)

球根都市・・・・・・

室見川の河川敷公園をのんびりと歩いた。

この河川敷と百道浜、愛宕神社への参道がお気に入りのコース。

室見新橋の工事が気になったが、室見川を右に見る小田部大橋までのコースは、遠方に脊振山を仰ぎ、和らいだ季節の匂いに包まれ心地よい。

帰りは小田部大橋を渡って、右側に室見川、正面に室見大橋、その後方にドーム、シーホーク、タワーを見ながらのコース。

タワー左側に、ゆるいカーブを持った都市高速を前に愛宕の森が見えている。

土手のつくしを摘むご婦人方もチラホラ。

少しやせてみえる土手にもしっかりと季節の兆しが見えている。

近代的な建築物と自然・・・・・・間違いなくそこに在る。

暖かい週末の午後。


この作品は15年前に「大地」をテーマにデザイン、製作したもの。

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タイトルは球根都市。

豊富に蓄えた養分をエネルギーに、芽を出し、葉を着け、花を咲かす。

そんな自然界の常識を都市の構造に重ね合わせた。

最先端の技術を持って構築される近代的な都市。

球根の芽を建物に見立て、都市の未来を考えた。

どんなに近代的なテクノロジーを持った建築物でも、自然の中に存在している・・・・・・。

埋め立てられた地に建つクリスタルな塔と、森に囲まれた神社を観ながら思考していた。

近代都市は豊かで安全な地に建っているのだろうか?

3年前の地震の恐怖を思い出しながら、小さな不安の芽生えを感じていた。

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プランスケッチ
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球根の芽は木製の骨組みに厚紙を加工して製作

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2008年3月 6日 (木)

Gの箱から Ⅰ・・・・・

 ハイベック・ライト Ⅱ 

空缶や空瓶、空箱など、不要になった容器を素材に作品を創作する事は珍しい事ではない。

さまざまなデザイナーや作家がアイディアを凝らしてユニークな作品を創作している。

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私の「捨てられない癖」が集めた“ハイベック”と言う名の洗剤の容器。

家に溜まっていたのが気になって、仕事場に持ち込んだ。

容器の形を生かしたシンプルな照明器具を思いつく。

容器のシールを剥がして洗浄する。

泡が無くなるまでかなりの時間を要した。

再生はある意味、根気の仕事。

容器の底に直径10センチほどの穴を開ける。

容器の蓋に円形に切った木材をあて、ランプを取り付けるレセップを取り付ける。

直径5ミリの軟鉄を加工して本体との取り付け部分を持った脚を作る。

何か“乗物”のイメージがあったのでキャスター用の小さな車輪をデザインのポイントにした。

取っ手を持って床を転がす・・・・そんな事を思い描いた。

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底に穴を開けた容器、ランプを付けた蓋、金物を加工した脚・・・・パーツは3つ。

脚からのびるリングを本体の蓋を閉めるネジ切りの部分に入れ、ランプの付いた蓋を閉める。

絞める事によって、脚はしっかりと固定される。

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ほんの数秒の組立。

この着想には膝を叩いた。

この作品はⅡのタイトルがついている様に、2作目。

車輪の無い一作目には、本体の円形に切り抜いた部分に針金で加工した“LOVE”という文字をつけた。

円形の光の出口を壁面に向けると“LOVE”の文字がシルエットで浮かびあがる仕掛け。

Ⅱはお菓子のおまけに付いていた鳥のキャラクターを遊びの気持ちを持って飾りに付けた。

車のボンネットについているエンブレムやフィギアヘッドを気取った。

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水洗い用、ドライ用と色違いの容器を使って・・・・・。

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微妙な色を楽しむ。

G(ギャラリー)の箱から・・・・

“再生堂 ギャラリー”で展示した気になる作品をいくつか紹介していきます。

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2008年3月 2日 (日)

再生堂ギャラリー・・・・・

 前述した“再生堂ギャラリー”の話。

2003年の2月中旬、デザイン会社のU氏から突然の電話。

北九州は小倉にオープン予定の複合商業施設“リバーウォーク”で、エコをテーマにした施設を計画しているとの話。

『出来ればは私を紹介したい!』との相談。

その日の内に、施設を管理をしている企業の担当者と打ち合わせをする。

資料を持って福岡の事務所に出向く。

資料を見た担当者は、すぐに現場に連絡をいれ、次回の打ち合わせをアレンジする。

話は考える暇も無く、トントンと音を発てて進む。

3日後、資料を広げて小倉の現場事務所で打ち合わせ。

5階の小倉城の見える38坪ほどの空間。

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『販売にはこだわらず、環境に対するメッセージ性を持った施設が構築出来れば・・・・』と担当者のコメント。

オープンは4月の下旬。

オープンまで2ヶ月足らず。

信じられないタイトなスケジュール。

新しくマーチャンダイズを構築する時間も、環境を整備する時間も無い。

幸いな事に、私はここ10数年で創作した“リサイクル・アート”と呼ばれた作品を多数所持していた。

それを知っていてのU氏の推薦。

その作品を軸にした“エコアートのギャラリー&ショップ”を提案。

□ リサイクルアートの展示

□ リサイクルをテーマにしたワークショップの開催

□ エコ商品の紹介と販売

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提案はスムーズに受け入れられた。

作品は整備をしていたので、問題は無い。

内装や展示の方法など、環境に対するデザインは考えていた事が有ったので、それを試したく、先方にプランを提案する。

様々な寸法の作品の輸送に何時も頭を痛めていた。

作品専用の箱を製作し、その箱をそのまま展示の機能として利用する・・・・・そんなアイディア。

輸送のリスクも軽減出来、内装の手当ては最小限で済む。

この提案も受け入れられる。

オープンは4月の18日。

3月に入って、予算の調整と箱の製作を同時に進める。

展示の効果も考え、箱の大きさ、寸法の取り合いにはとことんこだわった。

オープン2週間前、作品の入った大小42個の蓋付きの箱が現場に持ち込まれた。

組み立てに2日。

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環境はほぼ理想通りに仕上がった。

箱の蓋もデザインしたロゴをあしらって、演出のポイントにした。

作品はコーナーの前に置かれたスイッチを押すと動いたり、点灯したりの仕掛け。

近い位置で作品を鑑賞出来る。

来場者も作品に参加する。

はじめの打ち合わせから2ヶ月で仕上げた“再生堂ギャラリー”。

途中、眠れない夜もあったが無事着地。

4月18日から8月31日までの期間限定の予定が、10月まで期間を延ばして展示。

沢山の方々との出会い、盛況だったワークショップなど得る事の多かった企画。

盛況だったワークショップの話は次の機会に・・・・・・。

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2008年2月28日 (木)

始まりはキングストンから・・・・・

 仕事場で一番大きな作品。

作品は2つのグループからなる鳥をモチーフにした造形。

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1つは“始まりはキングストンから”というタイトルのバイクのタンクをボディーに持った4体のグループ。

もう一つは“キッチンバード”というタイトルの2体組みの作品。

1998年、丁度10年前の事、NYはマンハッタンからウッドストックの知人のセカンドハウスを訪ねた。

途中、知人が気遣って寄ってくれたキングストンと言う街のアンティーク ショップ。

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そこで古いバイク用のランプを見つけた。

タンクの底に刻印された記述から推察すると1896年から1898年の間にアメリカで作られたモノのよう。

燃料缶、分厚いレンズ、方向を示すのであろう赤と緑の面取りをしたクリスタル、ススの着いた排気用のスリット・・・・・・。

真横から見ると、最も明るい光を発光する赤と緑のクリスタルが気に入った。

そのチャーミングなデザインに惹かれて買い求めた。

帰国後、貴重な期間を置いて作品の素材にした。

少し勇気のいる決断でもあった。

それは、そのままでも十分に美しく、存在感があった。

しかし、先ににある可能性の誘惑には勝てなかった。

ランプを鳥の顔に見立て、クチバシは大量に手に入れていた使用済みのソースボードと古いアイロンのカバーを使った。

頭にはケーキの型。

首はZライトと呼ばれる照明器具のアームを使用。

ボディーの素材はやはり“バイクのランプ”の繋がりで、廃車になったバイクのタンクを使った。

脚は知人の鉄の工房で、手を借りながら半端な素材をベースに製作。

その魅力的な赤と緑のクリスタルをアクセントにした。

顔と首は左右上下に可動し、豊かな表情を見せる。

幅60cm、奥行き750cm、高さ1500cm~2100cm。

仕事場では存在感のあり過ぎる(少し邪魔な?)大きさ。

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創作のプロセスは幾つかのメディアにも取り上げられた。

「この鳥は何の鳥ですか?」

「ん~?この鳥は具体的な種類の鳥をモチーフにしていません。これはオブジェでもあり装飾的な照明器具でもあります・・・・・」

当時の質問に答えている。

ユニークな照明器具を創りたかった・・・・そんな気持ちもあった。

その頃流行っていた“クラブ”の空間も意識した。

キングストンで見つけたバイクのランプ・・・・その出会いに感謝して、“始まりはキングストンから”の作品名。

成果に気をよくして、同じアイディアで3体の作品を連作した。

“キッチンバード(左側2体)”は、タイトルから推測出来るように調理器具など、素材の多くをキッチンで見つけたものベースにしている。

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クチバシのソースボードを意識して、ケトルと鍋をボディーに・・・・。

ケトルにはNYのトニーさんから貰った自動車のアンテナを組み合わせた。

鍋には羽に見立てたフライ返しを組み合わせた。

創作後の後味が良かった事を覚えている。

この一連の作品は、ランプが作られた丁度100年後、1998年、九州エネルギー館で開催した個展でお披露目した。

後、福岡は勿論、東京、北九州などの企画展やギャラリーで展示。

百貨店のショーウインドーも飾った。

この6体の作品は、今は静かに仕事場の片隅で次の出番を待っている。

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左側の頭部の飾りはシェーカーのパーツとソースボードの取っ手。

右側の作品は古いローラースケートの顔に、ソースボードとアイロンのカバーをクチバシに見立てた。

これらの作品で素材にした“使用済みのソースボードと古いアイロン”は後々も私の気に入りの素材として、他の作品にも登場する。

この素材の組み合わせは10年の期間を経て、小さな照明のオブジェとして熟成する。

※集合の写真は’03年に北九州は小倉のリバーウォークに期間限定でオープンした“再生堂ギャラリー”での展示。

 

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2008年1月23日 (水)

古巣-Ⅱ・・・・・

 古巣でのウインドウ・ディスプレイを企画立案された(株)京屋のY氏が展示の夜の写真を送って下さった。

個展の会場でも何度か経験したのだが、時間、天候、環境などの条件で展示の情景が変化する。

設営は昼間だったので今回の展示に関しては夜の情景までは確認出来なかった。

経験上、ある程度の事は想像しながら、構成も考えてはいたのだが・・・・。

時々、展示した当人にも想像出来なかった様な情景が現れる事がある。

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林立する12体の実像、ガラス面に写りこむ+12体。

作品のタイトル「記憶の森」が最も効果的な形で現れている。

これは環境や自然の恵みを得て「再生」された作品かもしれない。

この環境を提供して下さった古巣である(株)京屋と企画のY氏に感謝。


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2008年1月19日 (土)

古巣・・・・・

 古巣であるデザイン会社のご好意で、昨年の暮れに開催した個展に出品した作品「記憶の森」を本社ショールームに展示させて頂いた。

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商品の飾り付けの実績を買われ、簡単な面接で36年前、1972年に私はこの会社に入社。

その自由で家族的な社風に新鮮さを覚えた。

東京、仙台、福岡と場所を変えながら、この企業の可能性の中に自分の役割を探した。

東京では開発(オリジナル什器のデザイン)の仕事を。

仙台では現場のデザインの仕事を。

福岡では理解ある経営者の決断でディスプレイのセクションを設立し、そこの責任者に就任した。

個性的な上司の人脈による強烈なアーティストとの出会いも、私の今に大いに影響している。

この会社のデザインセクションの創世記には「九州派」なる時代を象徴するアーティスト集団のメンバーが席を置いていた。

70年代にはファッションや現代美術を代表するメンバーが製品の開発やデザインに参加していた。

その中には劇団四季のコスチュームなどのデザインを手がけていた宮内裕氏や奥様のファッション・ジャーナリストの大内順子さんなども居られた。

アーティストが空間のデザインに参加する・・・・・・今、最も新しいデザイン企業の方向がその時にあった。

「九州派」においては円滑に機能していたかは甚だ疑問だが、自由な社風はこの強烈なメンバーによって培われたと私は思っている。

勿論、それを「良し」とした経営者が居た事も忘れてはいない。

私はこの会社に14年間席を置いた。

退職後もブレーンとして、ウインドウを中心とした空間のデザインと海外で作った人脈を頼って情報の提供などをさせて頂いた。

そんな縁もあって、今回の展示。

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株式会社 京屋

今年で創業80周年を迎えるこの会社は、マネキン、什器の製作販売から空間の総合プロデュースを手がけるデザイン会社。

5代目の女性社長を中心に企画デザイン企業を目指して新たな挑戦に取り組んでいる。

「デザインとアート」「ファッションとアート」70年代に取り組んだキーワードが、今思い出される。

展示は約1ヶ月間。

個展を見逃した方は是非。

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2008年1月10日 (木)

D-DREAM・・・・・

 夢を見るのは「五臓の疲れ」と昔の人は言う。

が、夢・・・何か先に期待が持てる響きがある。

最近は夢センターなるものが在り、夢を売っている。

そして長い列を作って夢を買う。

昨日の夜、奇妙な夢を見た・・・・・。

LAST NIGHT I HAD THE STRANGEST DREAM・・・・・。

サイモンとガーファンクルの「平和の誓い」の冒頭のようなフレーズ。

私の見た夢は富士山でもなければ鷹でもナスビでもない。

ましてや反戦のメッセージでも無い。

ひたすら踊っている夢だった。

若い頃は流行りの音に合わせて身体を動かした事はあるが、得意とは言えない。

夢の中では何でも出来る。

上手に踊っていた。

目が覚めた時は「踊っていた」という記憶しかなかった。

五臓の疲れは別にして・・・・・・・

なんでそんな夢を見たのか思考してみた。

「マハラジャ オープン」という記事を目にしたからだろうか?

笑いの番組で「踊る!×○?△□」の物真似を何回も見たせいか?

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「笛吹けど踊らず。」

暮れにそんな会話をした事を思い出した。

「笛だけ吹いて、誰かが踊るのを待っていても誰も踊らないヨ。」

「孤立無援の覚悟を持って事にあたらないとネ。」

「結局はすすんで自分が踊らないとネ。」

「笛も吹く、自分も踊る。」

「その覚悟が必要だネ!」

そんな結論だったと思う。

理想的な事を満足げに話していたのだ。

その記憶が私を夢の中で踊らさせたのだろうか?

時間の掛かる去年の宿題を進めながら心に思う。

「夢のように上手に踊れないかもしれないが、自分で踊る覚悟を持ってと・・・・」

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この作品のタイトルは「ダンシング・ドリーム」。

後のハンドルを回すと軽くステップを踏む。

手加減で上手にも下手にも・・・・・・・。

これは「夢のように上手に踊らせる」オートマタです。

データー:W250 D250 H420
      円形の紙製菓子箱/着古しのポロシャツ/ETC

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2007年12月31日 (月)

来年も・・・・・・

 重い腰を持ち上げてはじめたブログも半年ちょっと。

「手元に在る作品と、デザインや創作活動に必要だった様々な資料を整理しておきたかった。」

私がブログをはじめた理由。

家族はある意味、私の作品のファンであるが、作品に対する本当の思いや意図が正確に理解されているかは疑問。

個展の会場で、来場して下さった方に作品の説明をひとしきり。

一息ついている私に連れ合いが一言。

「へ~・・・・・・そおだったんだ。」

その程度なのだ。

私も作品を前に説明をした事もない。

ましてや、私が集めたモノなど・・・・・・。

家族に問題は無い。

それが普通だとも思っている。

作品と収集したモノの紹介と整理。

誰にも話していない様な事を書きとめておく。

よい機会だと思った。

作品には製作の意図やエピソード。

収集したモノには集めた時の思い出やちょっとしたウンチクを。

ここに建設的なことはあまり無い。

「私的美術館」とサブタイトルを付けている様に「私的」以外のなにものでもない。

ブログを倉庫代わりに使っているのだ。

倉庫に並んだ作品や私的収集物を覗きに来る感覚で観て貰えたら嬉しい。

作品も収集物もまだまだ眠っている。

来年も、整理に精を出したい。

来年もお付き合いのほどを・・・・・・・。

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アカンサスと天使たち(希望)・・・・・・アカンサスの葉に座り、天を見上げる天使。

何かを見つけたのだろか・・・・・・。

指差す向うに何が在るのだろうか・・・・・。

輝く未来か・・・・・・。

明日に幸あれと祈る。











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2007年12月25日 (火)

CHRISTMAS Ⅵ―ケーキ・・・・・

 クリスマスと言えばクリスマスケーキ。

25日のクリスマスケーキは何か残された感があって、華やかさに欠けている様に見えるのは私だけだろうか?

値下げのシールを貼られたタイムセールのお惣菜の様な扱い。

残ったケーキの行き先を心配する。

仕事場に2つのクリスマスケーキが在る。

どちらも4年前の東京での企画展の為に製作したもの。

4年前のケーキなので、華やかさのかけらも無くなっているかも知れない。

が、勇気を持って紹介。

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ステンレスケーキ・・・・1つめは素材をハードルにして製作したもの。

保温機能を持ったおひつをベースに、鍋、ケーキの型、シルバーの食器、シャンデリア、調味料入れ、カップ、点滅ランプなどで構成。

素材はリサイクルショップや海外のジャンクヤードで手に入れた。

やはり素材にはいつものこだわりを持って。

クルーな素材に反射する点滅ランプの効果。

素材が全てを決定付けている。

回転するトップには窓が開けらており、サンタが見え隠れする。

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サンタとトナカイのケーキ・・・・・・このケーキは「美味しさ」よりも「楽しさ」を意図とした。

端材や不要になった雑誌、空缶、点滅ランプ、などを構成。

頭を振るトナカイ。

ケーキのトップより登場するサンタ。

点滅するランプ。

トナカイの動きを見ていると、何かケーキ自体が動きそうな気配。

これはケーキの形を模した乗物・・・・・UFOのようでもある。

そう思ったら、ステンレスケーキも何かUFOのように見えてきた。

「ケーキに乗ってサンタがやって来る!」・・・・そう思ったら何か楽しい気分。

今晩、北の空を見上げてみて下さい。

もしかしたら・・・・・・・・・・あるわけ無いか???


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昨日、娘が買ってきたミルクレープのケーキ。

ここにもサンタが・・・・・・・。

来年はこのサンタも我が家の飾りに仲間入り。

MERRY CHRISTMAS


P・S

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しつこいですが、見えませんか。「未知との遭遇」のUFO・・・・に。

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2007年12月19日 (水)

CHRITSMAS Ⅳ―MOTHER'S CLOCK・・・・・

 この作品のタイトルはMOTHER’S CLOCK(お袋の時計)。

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その時計は私が小学生の頃には家の柱に掛かっていた。

高級品でもない普通の柱時計。

盛岡に住んでいた祖父の家から母が貰ってきたものだと聞く。

長い間、家の柱で時を刻んでいた。

15年前ほど前に思い出して、母が大事にしていたこの時計の事を聞いてみた。

壊れてしまったが、まだ手元に置いてあると事だった。

「よければ」と言うことで貰う事にした。

今考えれば修理が出来なかった訳では無いと思う。

何時も迷うところだが、そのまま残すか?素材として再生するか?

出会うであろう造形への誘惑には勝てなかった。

時計を時計に・・・・・美しい真鍮の歯車を装飾にいくつかの置時計を作った。

残されたこの時計は、いまも私の仕事場で時を刻んでいる。

 この作品のタイトルもMOTHER’S CLOCK。

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東京は新宿の地下街のクリスマス企画で製作したもの。

くるみ割人形に出てくる「ふくろうの時計」が気になって、

物語に出てくる印象的なモチーフを構成して製作したもの。

「王冠」「ムーア人の乗る船」「波」「太陽」などが仕掛けで可動する。

幸せを運ぶと言い伝えられる「ふくろう」と「おふくろ」のゴロも気になって、仕上げはその時計の文字盤を使った。

「おふくろの時計」を作品の中にしっかりと定着したかった。

この時計もいま時を刻んでいる。

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2007年12月16日 (日)

CHRISTMAS Ⅲ―マイ・フェーバリット・・・・・

 前回紹介した家族をテーマにしたクリスマス・ディスプレイの「男の子」バージョン。

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「月光仮面」「まぼろし探偵」「のらくろ」「スポーツカー」「飛行機」・・・・好きなキャラクターを好きな様に作って楽しんだ。

恵まれた仕事。

「白馬」「飛行機」が可動。

左側の「金魚」も釣竿で上げ下げされている。

今で言えば「三丁目の夕日」なイメージ。

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エピソード Ⅰ

この作品はある大手家電メーカーの海外広告に使われた事がある。

この作品の中に「何か家電製品を新たに製作して加えられないか?」と言う問い合わせ。

時間的にあまりにもタイトだったので質を考えてお断りした。

結果的には代理店側でCG加工を施して納品。

仕上がりを見たが「別物」。

が、これも有りかと思った次第。

エピソード Ⅱ

ある企画展での事。

MY FAVOURITE TOYS のスペルを見て、会場の担当者に。

「スペル間違ってますよ!」

カバンから電子辞書を出して。

「あ~、やっぱり間違ってます!」

このやりとりは後から会場の担当者から少し責める様な口調で聞かせられた。

”が多いとの事。

確かに新しい辞書でひくと“FAVORITE”となっている。

が、“FAVORITE”でも間違いでは無い。

古い辞書にはこのスペルは同じ意味と記されている。

この作品を製作した時、こちらの字面の方が「お気に入り=FAVORITE」だっただけの事。

「お気に入り」の中に(YOU=あなた)が居る・・・・・・ベタですけど駄目ですか?

12月10日、西新、藤崎、高取のエリア情報誌「サイトウ タカシ Vol 3」が発行されました。

表紙に私の作品「再生の森」の人形が使われています。

人形の実物は顔の幅が3cm位の大きさです。

編集長の腕によって実物では味わえない世界が表現されてます。

主な配布先は「サイトウ タカシ」のブログに載っています。

機会が有りましたら、手に取って見て下さい。

そして西新界隈を散策してみて下さい。

何か発見があるかも知れませんヨ。



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2007年12月 9日 (日)

CHRISTMAS Ⅰ―マイ・フェーバリット・・・・・

 久しぶりに天神に出かけた。

週末とあって人出は多い。

連れ合いと娘と3人揃っての久し振りの外食を済ませ、夜の天神を歩いてみた。

クリスマスのウインドウは何か商業じみていてエンターテイメント性に欠けている様に感じた。

旧岩田屋のビルの前に立って唖然とした。

当たり前の事なのだろが、ウインドウのシャッターが閉まっていた。

商圏が西南に移動しつつある傾向は理解しているが・・・・。

天神のあの交差点と言えば、東京銀座4丁目の和光、三越のある、あの交差点に匹敵するその街を象徴する場所・・・・・・・・。

和光のウインドウは企業メッセージ、商品の情報を提供する機能的な役割の他に、その街を特徴つける景色としての役割を強く意識して、様々なデザインが展開されてきた。

銀座4丁目の交差点=和光のウインドウという図式も出来上がっていた。

デザインを担当していたH氏が退いた後もその理念は後のウインドウを演出するデレクターやデザイナーに受け継がれた。

そして今も銀座の象徴として存在している。

私はこの岩田屋のウインドウのデザインに20年近くわたって関わっていた。

私も少なからず、あのウインドウの公共性を意識し、街のランドスケープならんと知恵を絞った事がある。

特にこのクリスマス・シーズンにその最も華やかであるははずのウインドウのシャッターが閉まっている。

人一倍思い入れのある私には何か空しすぎた。

商店のシャッターが閉まり、衰退していく商店街を思い出し、天神も・・・・・。

そんな、寂しい事を想像をしてしまった。



 そのウインドウある本館と新館を結ぶ地下にあったウインドウの作品。

このウインドウは1991年から担当。

実験的にデザインも製作も担当した。

言い訳の効かない仕事。

当初は商品も飾っていたのだが、途中から企業のメッセージが伝わればと、商品の陳列は省かれた。

これは1995年のクリスマスの作品。

Photo

「家族」がテーマ。

「家族」の姿を出さずに家族を表現したかった。

玩具→子供→両親・・・・・玩具が在る事で容易に子供の存在を認識する。子供の向う側に両親の姿が・・・・。

Photo

Photo_3

人形、ペコちゃんのお面、木製オルゴール、雪だるま・・・・・微妙にニュアンスを変えてオリジナルで製作。

1点ものでも、原型、型取り、成型、乾燥、整形、彩色とこだわった。

オルゴールと後の三日月が可動。

これは「女の子」のバージョンで「男の子」のバージョンもある。

ウインドウの前でも親子の会話があればと仕掛けたデザインでもあったが・・・・・その期待は報われた。

少し高い位置にあるウインドウを見せる為に子供を抱いたお父さんの姿が在った。

ウインドウの前で親子が会話する。

豊かな場面だと、私は思うのだが・・・・・。

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2007年12月 2日 (日)

個展最終日・・・・・

 国際マラソンの影響?もあってか静かな最終日のスタート。

車で来場予定だった名の知れた料理店のYさんが渋滞を懸念して自転車で・・・・。

マラソンの応援は毎年恒例の事とか。

個展も毎年恒例にしたいが、時間をかけてじっくり製作しているので、なかなか・・・・。

3時過ぎ、駆け込むようにかっての同僚や知人、知人のまた知人・・・・・・。

沢山の方が会場に。

閉場するのは後ろ髪をひかれる思いでした。

13日間、最高の時間でした。

楽しい時間でしたが、試される13日間でもありました。

来られた方に感謝。

来られなかった方にも感謝。

いろいろと教えられた13日間でもありました。

佐藤設計室の佐藤さん、奥様、佐藤さんのお姉さまには本当にお世話になりました。

素敵なギャラリー、ありがとうございました。

いろいろとインフォメーションして下さった皆様ありがとうございました。

沢山の差し入れ、ありがとうございました。

Photo_3

「再生の森」の写真を最後に・・・・。

何時かまた会える日を楽しみにしています。



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個展12日目・・・・・

 再訪の方が随分増えてきた。

2時過ぎからは来場者が切れ目無く。

嬉しい悲鳴。

週末なのでお子さん連れの方も多いと思いカラクリの作品を追加。

「星を集めて」・・・・この作品はこのブログでも紹介しているので説明は省きます。

持ち込んだ資料で紹介させて頂いていたのだが、人気の希望に答えて。

再訪の方、大人の方にも喜んで貰えたようだ。

Photo


事情で会場に来られない方に作品を・・・・・。

Photo_2

タイトルは「シェード」。

身体に見立てたシルバーの素材は壊れたランプのシェード。

右腕は捨てられていた自転車のワイヤーキー。

手先はハンダの使い古しのコテ先。

左腕はピンセット。

頭部に自動車のノブ。

ピンセットは現在も必要な時は作品から外して使っている。

Photo_4

タイトルは「レクエイム」。

ボルトの付いた木材は台風の後に百道の浜で手に入れたモノ。

翼を付けて再生を願う。




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2007年11月30日 (金)

個展11日目・・・・・・

 11月も今日で終わり。

明日から師走。

個展も残すとこ土日の2日間。

毎日が充実。

気力十分。

3年前の個展では膝を痛めて2ヶ月間整体に通った。

だらしない事だが・・・・・・。

靴を履きっぱなしなので、足が最初に悲鳴を上げる。

個展を開くのも身体をはっての事になってくる。

が、この充実感がある限り止められない。

遠くで来られない方に作品を少し。

Photo_10

壁面の展示。

Photo_4

背景は海辺で見つけた木材と錆び付いた鉄板を構成。

ただただ、この錆びた鉄板に引かれて・・・・・。

Photo_3

このシリーズでは初期の作品。

1年以上前に製作。

思いついた事はとりあえずやってみる。

針金の頭もその一つ。

ボックスの中に出来る影が面白い。













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2007年11月28日 (水)

個展9日目・・・・・

 個展も後半に入った。

会場に足を運んで下さった方が友人を伴って再訪して下さる。

感激した知人が複数の方にメールや電話で連絡してしてくれる。

そして律儀に会場に足を運んで下さる。

ありがたい事です。

これも感謝。

ブログのアクセスもかって無い数字。

丁寧に応対をと心しているのですが、失礼がありましたら、すみません。

今回の作品のメインは連れ合いと共同制作した人形のオブジェ。

が、今回の展示で一番人気は別室に展示した「飛行の記憶」(写真)。

少し複雑な気持ち。

Photo

この作品はオーダーで製作した電動オートマタ。

知人のT&SデザインパートナーズのT氏が設計した小倉リバーウォークのギャラリーのディスプレイとしてデザイン製作。

北九州空港の開港と言うと事もあって、飛行をテーマにデザイン違いを2台製作。

顔は油粘土で原型を製作、型取りの後に石塑で製作。

布を貼って彩色。

ヘルメットも型を作って樹脂で製作。

胴体は木製。

肩、膝、足首の3ヶ所を可動する様に加工。

懐かしい雰囲気でデザインした服を着せている。

機素はシンプルだが心地よい動きを見せる。

かなり長い時間見ていても飽きない様だ。

製作して欲しいの希望がかなり・・・・・・。

もし、全部のオーダーを受けていたら来年の前半はこの作品の製作だけで終わりそう。

嬉しいが様子をみながらぼちぼちと・・・・・・。

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2007年11月27日 (火)

個展7日目・・・・・・

■ 車、スクーター、ママチャリ、マウンテンバイク、徒歩・・・・・皆様それぞれの移動手段で来場。

駐車場在ります。

建築家、イラストレイーター、画家、会社員、彫刻家、陶芸家、経理士、医師、ダンスの講師、家具デザイナー、職人、幼稚園の先生、専業主婦、グラフィックデザイナー、写真家、歌手、書道家、料理人、華道家、学生、ETC・・・・・・来られた方の職業も様々。

専門的な話ががいろいろと聞けます。

私の作品の特徴の一つに素材があります。

その素材はいろいろな場所で集めています。

国内は勿論、海外でも面白いものを見つけたら入手して来ます。

中には何に使うか分からないモノもあります。

素材の表情、形の面白さなどにひかれて持ち帰ったモノも数知れません。

今回展示しているこの作品の素材もその一つ。

Photo

随分昔、宮崎の百貨店の演出で、宮崎で入手した素材でデイスプレーの背景を製作するという企画。

知人のアトリエを借り、2週間ほど期間で、素材集めから製作、取り付けまで、タイトなスケジュールでの仕事。

木類は宮崎の海岸で。

金属類は高鍋に在った大きな廃品収集所で集めた。

この廃品収集所は飛行機のセスナがそのまま屑として置いてあるような場所。

この飛行機の尾翼の様なパーツはその時、宝の山の様なその場所で見つけたものだ。

高鍋は航空自衛隊がある場所でも知られている。

その背景から、何か航空機のパーツと推測していた。

25日の日曜日。

連れ合いの知人がご家族でギャラリーに来られた。

テーブルの上のこの作品を前に。

私「この素材の素性はチョット分からないのですが・・・・・」

Y氏「これ私の専門です。」

聞けば、Y氏は大手航空会社の技術部門にお勤めとの事。

「これはピトー管と言って、これはスタティック・・・・・・・」

「ここに詳しく・・・・・」

Photo_2

見れば細かい英文字が・・・。

PITOT-STATIC TUBE

ちゃんと表記してある。

その表記した部分を指差しながら、

「先細のパイプのここから・・・・・ピトー管とこの小さな穴、スタティツクからの静圧により、速度、昇降、高度を計測。」

「この面を上にして、これは左側の翼に付けられたいたモノで・・・・・」

「ここにエディションナンバーが」

「これ、辿って行くと、どの航空機に付けられていたか分かりますよ・・・」

胸のつっかえ棒がとれた感じ。

スッキリ。

こんな事もあります。

この出会いにも感謝です。

来場して下さった方々がそれぞれのブログやHPで個展を紹介して下さってます。

これも感謝です。

唐津の鉄のクリエーターn-seelさん、西新、藤崎、高取を応援するサイトウタカシさん、家具デザイナーのハララさん、ありがとうございます。












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2007年11月25日 (日)

個展6日目・・・・・・

 個展 HAGAWA WORKS 2007も折り返し地点に。

懐かしい知人。

馴染みの友人。

初めてお会いする方。

会いたい人に会えた貴重な一週間。

これから会う方、会いたい方に会場の雰囲気を少し。

Photo

会場の中央に12本の柱。

その上に高さ40センチほどの人形のオブジェ。

今回の個展の中心になる作品。

「再生」をテーマにしたこの人形のオブジェは少し異質な素材の組み合わせで作られている。

人形の頭部は流木、顔を含む上半身は樹脂、下半身は針金を加工、足元は古色仕上げの木材。

流木も樹脂も針金も、それぞれオリジナルな手法の仕上。

連れ合いが担当した衣装は、スタイリッシュで現代的なイメージで仕上げられている。

が、白は産着、白無垢、旅立ちの装束に象徴される節目の色を意味する。

12体という数は12時間、12ヶ月、12支、ダースの12・・・・・再生のサイクルの単位として意識。

空間の演出は人形を製作した時点で決めていた。

空間の演出も作品。 

「素敵なコスチュームですね!」

「人形の顔が・・・・」

「陳列が・・・・」

「素材の組み合わせが・・・・」

見方はいろいろです。

作品を前に手を合わせる人もいます。

自由で結構です。

それぞれの見方で楽しんでもらえたら・・・・・・。

Photo_4

大きな開口部を持つギャラリーは時間の経過とともに変化する。

それもまた楽しみの一つ。





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2007年11月23日 (金)

個展4日目・・・・・・

 今日から連休。

晴れ渡って絶好の行楽日和。

私も何処かに行きたい気分。

きっと皆さんも同じ気分。

個展は?

昨日の朝刊に取材の記事が載って早速問い合わせの電話。

新しい出会いを期待。

休日にも関わらず、懐かしい知人や見慣れた知人が家族で来場。

連休をあてにしての日程だったが、皆さんにとっては迷惑な事と少し反省。

でも皆さんと会えて気分は高揚。

はじめての方からお褒めの言葉。

こちらが恐縮するほどに。

日を改めてお会いする約束を。

連れ合いの提案で大きめの動く作品を今日から展示。

新作とは別室のカラクリのコーナーで。

Photo

福岡では3年前の個展で。

リメイクしたものを2年前の三菱アルティアムで開催された「現代からくり展」で。

今回は展示は控えようと思っていたのだが、資料を見て興味を持たれる方が多かったので急遽展示する事に。

棚の隅で埃を被っていたレコード盤。

壊れたオーディオのパーツ。

不要になった雑誌の切り抜き。

素材のベースはいつものテーマ。

音楽をストーリーに。

回転するレコード盤。

口でリズムをとりながら指揮棒を振るコンダクター。

リズムに合せて踊りながら演奏する熊の楽団。

楽しい気分になってくれたら・・・・そんな思いで製作した一点。

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2007年11月20日 (火)

個展初日・・・・・

 今日から展示会。

2週間弱の長丁場。

昨日の設営は知人のK氏の手伝いもあって予定通り余裕を持って終了。

「低コストで最大の効果」をテーマに陳列も楽しんだ。

作品の仕上がりだけではなく、会場全体の雰囲気も楽しんでもらえたらと・・・・・。

初日はオープンと同時に新聞の取材。

作品を説明するのは野暮と思っているのだが、ついつい根っこの部分まで・・・・・・。

しゃべり過ぎたかなと反省。

コメント量と記事の量は?

まとめるのが大変ではと、余計な心配。

展示会初日、一番の取材、ありがたい事です。感謝!!

生憎の天気もあってか午前中は静かな時間が流れる。

このまま一日終わってしまうのではと、少し不安に・・・・・・。

1時過ぎ。

デザイン会社のI氏を皮切りに、タイミング良く入れ替わり懐かしい知人や仕事仲間が次々と・・・・・。

皆さん、本気で見てくれる。

作品を真ん中に話は広がる。

展示会ならではの時間。

時間を割いてわざわざ来場して下さった方々に感謝。

上々の初日でした。

期間中、沢山の方々と話が出来たらと思ってます。

オープン直後の11時から1時くらいが狙い目ですが、好きな時間に来て頂いて、好きな事言って下さい。

お待ちしています。

Photo_3

「再生の森」・・・・・・。

少し大きいので仕事場では撮影出来なかった作品です。



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2007年11月12日 (月)

個展・・・・・

 福岡市文学館で開催した個展「HAGAWA WORKS 2004」から3年。

3~4年に一度のペースで開催してきた「HAGAWA WORKS」の2007を来週20日、火曜日から開催します。

今回は連れ合いとの共同製作による人形のオブジェを中心とした新しい試みの個展。

能古島で拾い集めた流木を髪型に見立てた人形を私が、

節目の白をテーマにしたコスチュームを連れ合いがデザイン&製作。

Photo_4  

他にも不要になった日用品や工具、ジャンク・ショップで集めたブロックやキッチン用品・・・・それらを素材にしたコラージュやライト・スタンド、玩具なども展示販売。

テーマの根底に流れているのは再生。

リサイクル、エコといった事を声高には言いたくない。

もったいないという感覚と素材に対する興味を当たり前の事として創作した作品。

中庭を持つ心地よいギャラリーでちょっと変わった「HGAWA WORKS」を楽しんで頂けたら幸いと・・・・・・。

HAGAWA WORKS 2007

期   間:11月20日(火)~12月2日(日)              AM11:00-PM7:00  最終日はPM5:00まで

場   所: Ori house  オリハウス(佐藤設計室)

個展は無事終了しました。沢山のご来場ありがとうございました。



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2007年11月10日 (土)

陳列台・・・・・

 個展の設営日まであと10日。

準備も着々と進んでいる??

夏のはじめに紹介したゴムを動力にした木製のスポーツカー。

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ゴムで動く・・・・・・この稚拙な動力が気に入っている。

ゴムの巻き方によってはかなりのスピードで疾走する。

1年ちかく仕事部屋の棚に置かれていた。

今回の個展で陽の目を見る事に。

機能と効果を考えて専用の陳列台を作る事に。

厚みのあるムクの板に真鍮のプレート。

仕上がりは容易に想像できる。

が、材料のコストが価格に影響するのも考えもの。

カジュアルで飾ってみたくなる様な楽しい台が出来たらと・・・・・。

9mmの板を加工して箱を作る。

雑誌を切ってベースに貼る。

慣れた仕上げ。

手間は惜しまない。

Photo_8

車体のナンバー63、レーサー、再生堂、ゴム動力・・・・など英文字でデザインを起こす。

63はラッキーナンバー。足すと9になる「勝」の数字。

シートに印刷。

切り抜いてステッカーの様にペタペタと貼る。

針金で車が転がらないようにストッパーを着ける。

下地の具合で1つとして同じものが無い。

飾る場所の範囲が広がったかな・・・・・・・の出来。

Dsc00012

Photo_7

限定12台。現物は個展の会場で。   

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2007年11月 6日 (火)

TONY'S HAMMER・・・・・

 使わなくなった金槌を持ち出して、   

 「この金槌何かに使えない?」

私の嗜好を知っている知人の旦那。

はじめから金槌として使う事を期待していなかった。

期待に答えての作品。

Photo

ニューヨークで看護師をしている旦那の名前はTONY。

で、作品のタイトルが「TONY'S HAMMER」・・・・トニーの金槌。

トニーからは他にも自動車のアンテナやプリント類も貰った。

アンテナもプリントも作品の素材にした。

トニーに感謝を表してのネーミング。

柄を持って簡単に持ち運びできる。

本来の役割とは違う形で機能している。

それが良いか悪いかは別にして・・・・。

作品自体に不満は無い。

が、この作品を持つ度に、何故か大奥の廊下を歩く女中を思い出してしまう。

あの着物を裾を引きずって・・・・・。

ある日、突然想像してしまった。

想像は膨らむばかり。

揺れる炎を見ながら、作品のタイトルと自分の想像に戸惑っている。

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2007年11月 2日 (金)

個展に向けて・・・・・

 今年も残すところ後二ヶ月。

この忙しい最中、今年のはじめに計画していた個展を開催することになった。

いま、製作の真っ最中。

中心になる作品は連れ合いとの共同創作による人形のオブジェ。

海岸で拾い集めた流木に針金と樹脂・・・・・ハイブリットな素材の組み合わせによる高さ40センチほどの人形のオブジェを私が。

人形に着せるコスチュームを連れ合いが製作。

新しい試み。

Photo_3

ラフ・スケッチとイメージの資料を添えて打ち合わせ。

まだ形にならないイメージを説明する。

「全体の感じはこんな感じで・・・・」

「素材はこのへんの感じで・・・・」

「で、服らしくない服で・・・・」

「ボリュームを持たせて・・・・」

私の曖昧な説明に困惑ぎみ。

解釈の違いで重い空気が漂う事もしばしば。

納得の出来るモノをと・・・・。

見えない何かを探す必要な意見交換と・・・・。

まずは一着製作してみる事に。

最初の一着は夏に検討したので生地の厚さやボリュームが気になった。

生地を変えてもう一着。

3着目でほとんどイメージ通りのものが出来上がる。

ここまでくれば・・・・・・。

連れ合いの仕事は丁寧で信頼出来る。

が、今回はその丁寧さを裏切りながらの製作。

難しい事を要求している。

理解出来れば早い。

「ここをこう摘んで・・・」

「何か大きいアクセサリーを着けても面白いよね・・・・・」

「このパターンで素材を切り替えて・・・・」

どんどんアイディアが出てくる。

違ったデザインのコスチュームを12体分。

連れ合いは人形を横に只今奮闘中。

Dsc00009

他には廃材や不要になったガラクタを素材にした照明スタンドやアッサンブラージュ(立体切り貼り)や小さな動く玩具などを展示の予定。

スタートは今月の20日火曜日。

詳細は後日このブログにて。





 

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2007年10月31日 (水)

小切手帳・・・・・・

 ここに小切手帳がある。

先日、ホチキスを探した時に見つけたものだ。

私の机の引き出しは「どらえもん」のポケットか?

大したものは出てこないが。

ニューヨークに滞在した時に作ったものだ。

口座を開くのには、いろいろと審査もあって難しいのだが、企業の協力もあって、マンハッタンはパークアベニューの富士銀行に開く事が出来た。

預金をして口座を開くと、日本で言う通帳の代わりに小切手帳が発行される。

「どのデザインにします?」

ニューヨーク滞在10数年のベテラン銀行員が様々なデザインの小切手帳のサンプルを前に尋ねる。

富士山、満開の桜・・・・日本的なそれらしい絵柄とシンプルなグラフィックが数種類・・・・。

結局選んだのはシンプルな写真のデザイン。

Photo

思えば、個人が小切手帳を持つなんて、滅多にに無い機会なので、それらしいデザインを選べば良かったと後悔している。

それでも、私と連れ合いの名前がプリントされた小切手帳を手にした時はなんとも言えない嬉しさが有った。

使い方は、買物は勿論、家賃の支払いからスーパーでの買物、ほとんどの支払いの場面で使える。

銀行で現金を引き出すのも小切手・・・・・。

支払い先、日付と金額・・・・・金額は数字と$10ならTenと筆記体で記入する必要がある。

高額だと少し面倒臭い。

$115ならOne hundred and fifiteen (dollars)と筆記体で記入する。

そして付帯するノートに支払いの明細を詳細に記入しておく。

その一連の支払いのプロセスの中で、お金を使うという事を強く意識させられる。

20年前の事。

この小切手帳は今は機能しないが、記入された明細はおぼろげになった当時の記憶を鮮明に思い出させてくれる。

今は何でもカードで支払いが簡単に出来る。

場合によっては暗証番号もサインもいらない。

便利ではあるが、その分、お金を使う意識が希薄になり、様々なトラブルも起きている。

Photo_2

我々はそんな手軽な便利さと引き換えに何か大事なものを・・・・・・と、

機能しない小切手帳と$マークを素材にした未完の作品を前にそんな事を考えていた。

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2007年10月26日 (金)

METROPOLIS・・・・・

 METROPOLIS(メトロポリス)、ニューヨークの建築とデザインの雑誌。

Photo

20年前に見つけて、ヴィジョネア同様に年契で10数年間継続した。

専門的で私の範囲では訳は困難だったが、写真や絵などでも十分に楽しめた。

ページをめくるだけで、その時代の新しさや傾向を知る事が出来た。

照明デザイナーのインゴ・マウラーやスタルク、ロン・アラッド、メンフィスを知ったのもこの雑誌。

ニューヨークのコンベンションセンターで家具フェアが開かれた。

その特集号で、知人がプロデュースした家具が表紙を飾った。

その年、私も知人と一緒にメトロポリスを片手にフェアに参加した。

思い出のある雑誌でもある。

ここ数年は作品の素材として使っている。

内容もさることながら、洗練されたレイアウトや文字使いが美しい。

積まれた新聞同様、素材にするつもりで開いたが、ついつい見入って時間を消費してしまう事も度々。


Photo_2

この作品はメトロポリスのページを切り抜き、コラージュのベースにした。

印刷に使われた英文字や数字の古いウッド・ブロックを建築物に見立てて構築した。

Nビル、R証券、P銀行、T百貨店・・・・・などと。

都市の情報の詰まった雑誌のコラージュ。

建物に見立てた記号。

メトロポリスを素材にメトロポリス(都市)を・・・・・・。

そんな作品である。

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2007年10月11日 (木)

困った事・・・・・

 夕方4時を過ぎた頃から集中力が欠けてくる。

朝の5時半に起きて(年寄りは朝が早い)、10時間ちょっと。

バリを削る。

ノギスで寸法を確認する。

目打ちで中心をあたる。

穴を開ける。

芯を打ち込む。

接着する。

ヤスリをかける。

細かい作業が続く。

小刀、目打ち、木槌、接着剤、紙ヤスリ、治具・・・・・

作業が変わる度に机の上に道具が増える。

作業毎に片付ければよいのだが、ついついその時間を惜しんでしまう。

道具と材料で机の上は惨憺たる状況。

Photo

そして、作られたブラックホールに道具や小さなパーツが吸い込まれる。

作業の時間よりも道具やパーツを探す時間のほうが増えてくる。

仕事の出来る人は片付けも出来ると言う。

確かにそうだと思う。

すると私は・・・・・・。

悪い事に、この散らかった感じが嫌いではない。

何か仕事をやっている気になるのだ。

効率も悪く、苛々も募るのに。

困った事だ。


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2007年10月 5日 (金)

アイディア・スケッチ・・・・・

 思いついたアイディアやイメージを形にする為にスケッチを描く。

定規は使わない。

HBの鉛筆で、ときには竹ペンやガラスペンで・・・・・。

描く事も楽しむ。

この段階ではストーリー重視。

思いつきをランダムに描きとめていく。

手を動かす事でイメージが定着していく。

新しい発想との出会いもある。

次のハードルまでの楽しい時間。

Photo

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2007年10月 3日 (水)

箱猫2・・・・・

 「ハコネコ!」「ハコネコ!」「ハコネコ!」・・・・・何回か呼んでみた。

Photo_2

短い滞在。尾の手当ても終え、髭も整えて近くの公園で・・・・・・。

Photo_3

行きも帰りもこの箱で。

みんな楽しんでる。

猫に鰹節・・・・・・・幸せな猫。

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2007年9月30日 (日)

箱猫・・・・・

 Oさんから電話があった。

恐縮した声で「猫のしっぽが取れちゃったんですけど・・・・・」「直して頂けますか?」

この猫の作品は2000年の秋、岩田屋百貨店の1階のエスカレーターサイドの演出の為にデザイン、製作したものだ。

20数体、茶、白、黒、トラ、三毛、ブチ・・・・・全て違ったデザインで仕上げた。

反響があり沢山の方から問い合わせの連絡を頂いた。

Oさんもその中の一人だった。

自宅でも猫を飼っており、無類の猫好きとみた。

譲って欲しいとの事だった。

他にも何人かの方から譲って欲しいとの連絡を頂いていた。

販売の為に製作したのではなかったので、その時はお断りしたが、

その年に、グループ展を開く機会があり、それを機にあらためて製作した。

背中に小さな収納スペースを加えた。鍋猫ならぬ箱猫・・・・。

7年前の事。

電話の向こうで壊れた事に心を痛めている様子が十二分に理解出来た。

修理は当然の事、快諾した。

届いた猫は、飼っている猫が悪戯したというナイロンの髭と取れたしっぽ以外、7年間の月日を感じさせない良好な状態。

いかに丁寧に扱われていたかが分かる。作者冥利につきる。

ちょっとした事故で取れたというしっぽはロウ付けした真鍮のシャフトが折れていた。

が、修理は問題ない。

Photo_2

Oさんが選ばれたのは無地の猫。丁寧に梱包されて送られてきた箱の中には手紙と返送用の着払送状、自家製のウニまで・・・・心使いに感謝。

何故か嬉しい修理の依頼。











 

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2007年9月21日 (金)

アルファベット・・・・

 随分前に、ジャスパー・ジョーンズの回顧展を見た。
洗練されたアルファベットや数字が印象に残っている。
そのポップな感じがたまらなかった。
シャープなキワを持った文字の技法に興味を持った。
しばらくして、資料の写真に5の文字のテンプレートを持ったジャスパー・ジョーンズを見つけた。
何か想像通りだったので、嬉しかった事を覚えている。

この作品は好きなアルファベットをモチーフに、有り合せの素材で作った照明器具。

Photo_2

「Jの向きが違うわよ !」ご婦人に言われてしまった。意識しての事なのだが。

Photo_3

アルファベットを並べ替えると何かメッセージが・・・・・・・・・無い。

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2007年9月18日 (火)

1.5センチメートル・・・・・

 それは8割がた仕上がっていた。
素材をカットして、補強材を入れ組立。
海綿を使って、水性の塗料で表情をつけながら着色。
色の感じは上々。

木地の段階で時間をかけて確認したつもりだったが、創りこんだカラクリをレイアウトしてみるとその箱の高さが気になった。

Photo_3

ほんのチョットしたことなのだが・・・・・。何かスッキリと収まらない。
このまま仕上げてもそれなりのモノは完成出来るだろう。
多分、その高さを誰も気にとめる事はないだろう。

箱を前に考えた。
作品としての完成度。
置かれる環境とのバランス。
費やした時間と労力。
これから費やすであろう時間・・・・・・。
仕上げも気になった。
経験上、いろいろと触ると収まりが悪くなる。

会社勤めの時だったら、やり直すなんて考えられない。
それは我侭以外のなにものでもない。
作りて(外注先)もそれを善しとした。
不思議な仕事のしかたをしていた。
都合のよい言訳を盾に折り合いをつける事も一瞬考えた。

自分で考え、自分で決めていく。責任はすべて自分にある。
自分の安易な決め方に腹をたてながら、やはり納得のいくものをと、引き返した。

幸いにフィニッシュのクリアは塗っていなかった。
水に流しながらスポンジで3時間。
塗料は勿論のこと、下地まできれいにはがした。
1.5センチ・・・・・・慎重に箱の上部をカットした。
ジェッソを厚めに塗って・・・・・・・1日がかり。

費やした時間の効果は分からないが、納得のいく収まりは手に入れた。

納得のいくものをと思いながら悪戦苦闘の毎日・・・・・・・・。



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2007年9月15日 (土)

猫のように・・・・・

 ワークショップでの作品。

知人からもらった桜の枝を素材にしている。

Photo

紐を曳くと台車の車が回転して仕掛けが動く。

紐を曳く本人は仕掛けの動きを見る事が出来ない。

仕掛けを見ようとすると、自分の尾を追いかける猫のようになる。

単純な仕掛けも面白いが、曳く人の動きも面白い。

ワークショップの会場では、参加した子供たちが、猫のように

あっちでクルクル、こっちでクルクル・・・・・・・・。

Photo_5

注文に対応して製作したもの。同じモチーフでデザイン違いを何点か製作。







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2007年9月 6日 (木)

ドリルとスコップ・・・・・

 何か童話のようなタイトルだが、作品の話。
手回しのドリルを支柱にした照明スタンド。

壊れたZライトの内カバーを傘に持つこのライトは、それぞれの素材を繋げただけのモノ。

ハンドルを回すとライトが回転する・・・・・・当初の計画だったが、配線の危険性を考えて思いとどまった。

塗装の剥げた傘、使いこまれたハンドル、ベースのへこみ・・・・・・作為の無い理想的な素材。

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柄の無い錆びたスコップに脚を付けただけの  椅子?

拾ったスコップを知人の鉄工所に持ち込んで1時間足らずで製作した。

スコップの柄は折れ、辛うじて付け根のところに痕跡を残している。

錆びたスコップの先は小さく捲れ、波打っている・・・・静かだが豊かな素材。

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時間が創った景色を大事に・・・・・・お気に入りの2点。

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2007年9月 4日 (火)

如雨露・・・・・

 義姉からもらったレタスの種が随分育ってきた。
前回のミックスタイプも無事育ち、家族の腹におさまった。
小さなプランターは連れ合いの担当で、こまめに面倒をみているようだ。
「このレタス、ベランダで育てたの」・・・・・朝食の皿に盛ったサラダを前に、泊まりに来た娘の友達に自慢している。

「買えばいいのに」連れ合いの声を聞きながら考えている。如雨露の話だ。
ゴムの木やパキラ、大きな観葉樹はボールや洗面器で済ましていたのだが、
やはりデリケートな植物には乱暴すぎる。
買うのは簡単なのだが・・・・・・・・・。

かき氷のシロップをかける壜の口に着いている金物の注ぎ口を数本持っている事を思いだした。
イチゴ、メロン、コバルト・・・・舌を染めたあのシロップの注ぎ口だ。
如雨露を作る事にした。

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ペットボトルの蓋を加工して、注ぎ口がぴったりと収まるように加工した。
それだけの事だが、そのシンプルな出来に満足だった。製作時間は5分。
それから、毎朝の水やりは自分が担当する事に・・・・・・。
散水の機能はいま一つだが、縁日のおじさんの気分で
「美味しくなるように!」と唱えながら水をやっている。
この如雨露の水で育ったレタスはきっと甘露な味がするだろうと思っている。

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2007年8月25日 (土)

サーファーの悪夢・・・・・

 海水浴場に鮫が出没したというニュースが流れた。
上空から見る映像は確かにハンマーヘッドの鮫が、かなり岸に近い位置で回遊していた。
それは映画の1シーンを観ているようだった。

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このカラクリのタイトルは“サーファーの悪夢”。
三菱アルティアムで開催された“現代カラクリ玩具展”で展示した作品。
陽に焼けた逞しいサーファーが怪魚に追われている。
ストーリーを効果的にと2つの動力のスピードを変えた。
サーファーは何時もの冷静さを失い、慌てふためいて逃げている。
怪魚は見つけた獲物を確実に捕獲すべく、大きな口を開いて襲いかかる。
サーファーにとっては悪夢以外のなにものでもない。
怪魚にとっては、獲物を見つけたハンターの様に、高揚する至極の時・・・・。
日常に潜む危険を、少し意地悪なユーモアを持って創作した作品だが、何かリアリティを持ってしまい、複雑な思い。

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2007年8月21日 (火)

メタモルフォーゼ・・・・・

 この作品のタイトルは「メタモルフォーゼ(変身)」である。
卵、幼虫からサナギ、そして成体に、変態を繰り返して成虫になる昆虫。
その経過に重ね合わせ、使い古したスプーンやフォークをその美しいディティールを残して昆虫を模した造形に見立てた。

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海外のフリーマーケットで見つけたシルバーのカトラリー。作品は時間の経過と共に変化している。


   

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2007年8月15日 (水)

兎の友達・・・・・

 この作品は第11回東急ハンズ大賞に入選した作品です。使い捨てられた工具や廃材を素材にしています。
廃材や不要になった素材を使うのは、「もったいない」という事もあるのですが、正直に言うと、錆びた感じや、使い古された感じ・・・・・そんな素材の表情が好きです。
ほとんど、素材の力を借りての作品です。2、3時間で作ったものもあれば、1年以上かけて作ったものもあります。素材と素材の出会いです。

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主人公の兎です。ドアのヒンジとプライヤーとの出会いです。

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ライオンと×?@です。切ったり削ったりの加工がほとんど有りません。素材の出会いのみです。
友達は他にヤギ、ゴリラ、トナカイが居ます。

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2007年7月28日 (土)

二匹の犬・・・・・

 仕事場に二匹の犬がいる。ボクサーとバセットハンドバッグ・・・・・・産みの親は私。
ボクサーは犬をモチーフにした作品をと、資料をめくっていた時、ボクサーとボックス(箱)が頭の中で絡みあった。BOX(箱)にER。BOXER(ボクサー)。この犬は別名「箱犬」犬の形をした箱なのだ。17年も前の作品。

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頭を左右に振りながら・・・・

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背中が開くのだ!!

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中には端材で作ったホネが・・・

 これはバセットハウンドの形をしたバッグなのである。これも資料をめくりつつ着想を得た作品。時々、近くの公園に散歩に連れて行く。まだ、天神まで連れて行く勇気は無いが、どんな反応が有るのかは楽しみだ。

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取っ手は有名なバッグの作家Y氏による

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「お座り!」駄洒落の様な思考で製作した。その程度である。笑いが見たくて。笑いながらの仕事。BGMの落語が仕事を加速させる・・・・・・。

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2007年7月 6日 (金)

風します?

■ これから紹介する作品は前回紹介した「ブンブク茶釜」と同じ時期に製作。作品は1987年にビッグコミックに掲載された小道迷子の「風します?」をインスピレーションに。

美人とは言えないが、何か憎めないバイク好きの女の子の話・・・・・・。

けたたましい騒音を発てて爆走するバイクではなく、心地よい風を感じながら、適度のスピードで走るバイク・・・・・・そんなシーンをイメージ。

私は免許を持たない。ついでに言えば携帯電話も持たない。化石化しつつある。

バイク、スポーツカー、潜水艦、ヘリコプター・・・作品に乗物をモチーフにしたものが多いのは、その反動かも。

バイクは廃車のパーツと拾い集めた機械の部品など,廃物を素材に・・・・・。

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 タンクは冷蔵庫用のアルミを素材にした珍しいヤカン。執念の結果、出会った素材。

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 このタンクは水筒。水で走る車があったらとの思いから・・・・。今では現実的だが。

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2007年7月 3日 (火)

今年の干支・・・

■ 猪の年も半分が過ぎ、新しい月がはじまった。年頭に心した目標はと思うと・・・・都合のよい言訳ばかりが思い浮かぶ。
 最近、仕事場に訪れた何人かの方が、棚の隅に置いた今年の年賀状に使った作品に興味をもってくれた。
 毎年、普段の不義理を反省しつつ、年賀状だけはといろいろ作ってきた。木版、プリントゴッコ、コラージュと・・・・・最近は立体の作品を使っている。
 ミュージカル「ライオンキング」に登場するユーモラスなキャラクター、イボイノシシの「プンバァ」をモチーフにした今年の作品は、私の作品のもう一つの特徴的な素材、ワイヤー(針金)と和紙を使って創作した。形だけになってしまったが、プランではカラクリとして動かすつもりだった。
 ワイヤーを素材にした作品は’90年の第7回ハンズ大賞のフレッシュ・アイ賞をもらった猫をモチーフにした「ワイヤーキャット」からはじまっている。後にこの作品は高校美術の教科書に掲載される事になる。
 今年の新作も「廃材+針金」。点から線に、そして面・・・・・手の中で確実に形になっていく面白さと素材の感触を楽しんでいる。

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 イノシシは針金と和紙・・・人形は樹脂と布&和紙

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2007年6月29日 (金)

ぶんぶく茶釜 1.2・・・・

 この作品は14年前、’93年に岩田屋の本館と新館の間にあった(今もあるが)地下通路の二ヶ所のウインドウの為に作った。 昔話 「ぶんぶく茶釜」を近未来的に・・・・・「助けられた狸が、拾い集めた素材で作った茶釜のロボットを操縦して芸をする・・・」 茶釜はヤカンをベースに、不要になった様々な素材で作られている。 ウインドウでは日の丸の扇子を持った茶釜(ヤカン)のロボットを狸が操縦して綱渡りを披露していた。

このロボット(動かないのだが)は14年間でいろいろと変化し、ウインドウでの役目を終えた後も、いろいろなパブリシティに使われたり、展示会などに貸し出されと、作った私に恩返しをしてくれている。

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 福岡をテーマに話題になった地元誌FUKUOKA STYLEのVol 9に当時の茶釜ロボットが掲載されています。お気に入りのFSにリンクしてみて下さい。変わり様が分かるかも・・・・・

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 茶釜 2はバランスをとる長いバーを持って一輪で綱渡りをしていた

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2007年6月22日 (金)

星を集めて・・・

 お祖母さんのガラスの綺麗な器から手わたされたカラフルな金平糖は小さな女の子の手からこぼれ落ち、畳の上を転がった・・・・・。転がる金平糖を追いかけ口に頬張った女の子の幸せそうな顔が印象的でした。 そんな映像を着想に創作したモーション・ディスプレイの作品です。2頭のドラゴンが曳く船に乗って星を集める老人と少年・・・・・。ドラゴンは創造、老人は知恵、少年は勇気、星は夢や希望を象徴しています。知恵と勇気、そして創造性を持ってすれば、夢や希望が叶う・・・・。そんなストーリーの作品です。
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 優雅に羽ばたくドラゴンに曳かれる船は上下に揺れています。
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 老人と少年の乗る船のクローズアップです。子供とお年寄りが協力して何かをする・・・
昔、よく見られたシーンです。

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2007年6月14日 (木)

イタリアのちょい悪親父

■ 懐かしい玩具や印刷物が好きだ。作品のモチーフや素材にもよく使う。昨年のはじめ、作品のモデルと思って、スポーツカーを作ってみた。小さな作品でもストーリーを作るのが私のやり方。このスポーツカーの乗り手はイタリアのちょい悪親父。ブリキの玩具風の車体は木製。水性のペイント仕上げる。レーサーは粘土原型、シリコン型を経て樹脂成型。動力は田宮模型のゴム動力。デザイン、色違いで12台作った。ゴムを巻いて床に置く時が・・・・・・・。
木工、金物加工、原型、樹脂加工・・・・・・ちいさな作品だが、いろいろな事をしている。

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2007年6月13日 (水)

MY FAVORITE

 連ちゃんの更新です。
お気に入りは沢山ありますが、これもその一つです。2年前の地震で無残にも首がとれて
しまったのですが、やっとの思いで先日復帰させました。殆ど素材に助けられて(いつもの事ですが)の作品です。

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