カテゴリー「ファクトリー」の記事

2016年12月28日 (水)

焼印・・・・・・・・

 今年も残すところあと数日。

年々時間が経つのが早く感じられる。

今年も沢山の課題を来年に持ち越しそうだ。

オリジナルの新作に関しては不完全燃焼。

糸島に移り住んで5年目。

2017年も忙しい年になりそうだが、しっかりと燃焼しなければとここに来て気を引き締めている。

そんな事で新しい年を迎えるにあたって「少し気合いを・・・」と言う意味合いも込めて作品に記すを注文した。

Photo_3

7年ほど前、連れ合いも作品に値段を付けるようになった時、私の作品と分ける為に印をデザインした。

お互いに名前の頭文字をとって〝Tマーク〟と〝Eマーク〟。

私の手描きマークとフォントを加工したデザインで印を制作。

紙に押す事もあったのでゴム印にした。

横幅20㎜と小さな印だが責任の印として作品に押した。

Photo_2

ゴム印を制作した時点でも迷ったのだが、今回は焼印。

始めから決めていた北海道のメーカーと数回のやりとりで見積もりから10日ほどで手元に届いた。

デザインデーターは手作りのお粗末な資料しかなかったので、良心的な価格でデーターの製作までして頂いた。

届いた焼印を試してみる。

ハンダゴテに慣れていたので感は直ぐにつかめた。

理想的な温度に上がるまで何回か押しながらその時間を計った。

続けて何回も押す訳では無いのでこのデーターで十分。

年を越して頂いている注文が何点かある。

作品に押すのは来年になりそうだが、ゴールドに輝く印面を見ているだけでテンションは↗。

この印は低速気味の私の背中も押してくれそうだ。

今年も沢山の方々と出会いました。

最近は海外の方々も多く訪ねて来て下さいます。

ウェブで見たと北海道は礼文町からのお客様も居られました。

「12月の再生堂」でも神戸から当家を目標に車で来て下さったお客様が居られました。

有り難い事です。

2016年来場頂いた皆様方に心よりお礼申し上げます。

ありがとうございました。

これからも訪ねて来て下された方々が暖かい気持ちになれる様な創作を心掛けて行きたいと思っています。

2017年は新しい印を押した作品を充実させて行きます。

これからも「羽川再生堂」を宜しくお願い申し上げます。

 

|

2015年2月17日 (火)

模索中・・・・・・・

 少し長めのインターバルだった。

何時ものペースを取り戻しつつ創作に取り掛かっている。

Dsc06164

資料をひも解き、先人の仕掛けを確かめながら可能性とアイディアを模索している。

ある仕掛けに魅入られている。

閃きのアイディア。

積み重ねた技術と時間。

なぞる事で分かるその難度。

根気のいる仕事。

やはり本物は手ごわくもあり学びの宝庫でもある。

想像力の貧困で消化不足を起こす事も多々。

まだまだオリジナルには程遠い。

|

2014年8月19日 (火)

看板・・・・・・・・・・・

 依頼されていたROMEO SLIPPERS の看板が仕上がった。 

Dsc04917

防水、防カビ、防虫・・・・・・・下地の処理を施して、秋田さんが調色したペパーミントグリーンの塗料で仕上げ。

盆休み明けに取り付けをと考えていたが、報告のメールを入れたら「今からでも・・・・・・」との連絡。

幸いに続いていた雨も一休みの感じ。

Dsc04942

赤の灯台がポイントです 通りの向こうに本物の加布里漁港の灯台が同じ様な大きさで見えます

Dsc04946

             カイズカイブキとのコントラストもなかなかです

盆休明けに新しい気分でスタート出来たら嬉しい。

早々に取り付けさせて頂きました。

秋田さんが仕上げたステンドグラスの窓枠との相性もバッチリです。

気入って頂いた様で一安心。

踵屋敷は明日20日(水)から盆休明けの営業が始まります。

私は一休みと行きたいのですが、並行して作業を進めていた、ある商業施設のリニュアルに伴ったオブジェの製作に入ります。

大きいものではありませんが、ROMEO SLIPPERSの看板同様に雨風に晒される場所なのでこれまでとはまた違ったハードルを越えなければならない。

Dsc04940

    風で仕掛けを動かす・・・・・・・ 今回は軽量化も考えてアルミ板を加工

動きも求められているので、駆動部分からの試作。

試作して1年位は様子を見たいのだが、そうも行かない。

スケジュールの決まった仕事、「出来るだけの事はする!」この気持ちを持ってヒグラシの鳴き声をバックに手を動かしつつ思案の日々がはじまっている。

8月の再生堂は今週末です。

踵屋敷でランチ、ROMEO SLIPPERSを覗いた後に再生堂・・・・・・・・こんなコースも有りです。

《8月の再生堂》

8月22日(金)・23日(土)・24日(日)

午前11:00~午後5:00

問い合わせ ℡092 332-9202

|

2014年8月12日 (火)

漁船を作る・・・・・・・・・

 ROMEO SLIPPERSの入口の看板の両サイドに取り付けたオブジェ製作の続き。

波に揺れる船はレジャーボートでもクルザーでもなく漁船。

加布里湾には漁船がよく似合う。

厳しい仕事に従事する漁師さんたちに敬意をはらってのモチーフ。

Dsc04817

Dsc04829

漁船の資料には事欠かない。

使用感のある少し懐かしいイメージにしたかった。

簡単なデッサンをして船体の型紙をつくる。

Dsc04833

50×50の白木のブロックに型紙をつかって側面と平面の形を写しとる。

糸鋸を使って船体の側面から切り出す。

Dsc04836

側面が切り取れたら、その部材はそのままマスキングテープで止める。

Dsc04837

マスキングテープで止めた状態で今度は平面を切り出す。

Dsc04838

四角いブロックから船体を切り出す。

Dsc04831

使った紙型と切り出した船体。

Dsc04840

Dsc04842

操舵室は木製のブロックでも良かったのだが、ブリキで加工する事にした。

ブリキ板をカットしてハンダで止めた。

ハンダの流れは良く、強度も十分。

Dsc04858

塗装はスプレーなどは使わず、筆でペタペタとやる。

塗装が乾いたら、ポールや舵をつけて仕上。

ディテールはこだわった様なこだわって無いような・・・・・・・・。

あくまでもイメージ先行。

Dsc04865

見えにくいがロープはテグスで加工。

Dsc04912

船の動きは無くとも壁面のオブジェとして鑑賞に堪えられるようにはデザインしたつもり。

表の看板の製作依頼も受けてます。

次の課題は効果のあるデザインだけではなく、雨風に対する処理。

いろいろと経験させて頂いています。

吹き抜ける風で動いたりしたら・・・・・・・・・・作品のヒントも頂きました。

|

2014年8月 9日 (土)

波を彫る・・・・・・

 加布里漁港に位置する踵屋敷。

踵屋敷の秋田さんがプロデュースするROMEO SLIPPERSの店頭の看板を製作させて頂いた事はこのブログで以前に書いた。

Dsc04774

看板を挟んでシンメトリーに黒にペイントされた飾り棚を取り付けた。

「棚の上に何を飾ろ~?」

「船のオブジェを1台製作してそれを半分にして両サイドに・・・・・」

秋田さんの創造的な発想が言葉になってこちらに届く。

引っ掛かった言葉や思いを拾い上げて持ち帰る。

こちらとしては持ち帰った言葉を繋ぎ合わせて「これでしょ!」という仕事の仕方もあるが、少し遊びたい。

動きを要望された訳ではなかったが、古典的な振り子の仕掛けを思い出した。

波間に振り子でゆらゆら揺れる船・・・・・・・・・・オリジナル作品「波間に」のバージョン違い。

波は日本の古典的な波模様を参考にデッサンを繰り返し決定。

リアルな空間を壁に想定してスケールを検討。

詳細な確認もデザインの仕事。

Dsc04852

12㎜厚の狂いの少ない集成材を糸鋸で加工。

波の際を彫刻刀と切り出しを使って加工。

Dsc04853

ストレスの無いようにマメに彫刻刀を研ぐ。

Dsc04854

波パネルの仕上がり。

Dsc04855

左右対称に対で製作。

仕上げの塗装は水性塗料を海綿でパッテイング。

タイミングを見計らって拭きあげる。

波パネルの出来上がり。

Dsc04864

振り子の付いた漁船を取り付けて出来上がり。

振り子を揺らすと船もゆらゆらと揺れる。

漁港を出入りする漁船を見守る灯台・・・・・・・・・看板を中心に考えた物語。

|

2014年8月 2日 (土)

感謝・・・・・・・・

 早いものでもう8月。

早朝からの蝉しぐれにも少し慣れた。

毎年この時期は百貨店で開催される催事の準備でバタバタしているのだが・・・・・・。

先日、大牟田のMさんから電話を頂いた。

Mさんとのお付き合いのはじまりはM百貨店で開催された木工作家の催事。

特別顧客用のパンフレットに掲載された私の作品〝飛行の記憶〟を見て、現物を確かめる事なくその作品をオーダーされた。

Dsc04878

ある意味勇気のある買物に私は驚きと嬉しさを隠せなかった。

系列の百貨店で同じ企画で開催された次の催事で初めてお会いした。

M百貨店での作品を気入って頂き、それからは毎年開催される催事で作品を購入されコレクションに加えて下さっている。

昨年は5月のGWと8月と続けて開催された催事にも足をお運び頂いた。

今年もその恒例の催事にお誘い頂いたたのだが事情があって今回は参加出来なかった。

Mさんは百貨店側からの同じタイトルの催事案内を受け取ってわざわざ会場まで足を運んで下さったとの事。

会場で私を探したが見つけられなかったと・・・・・・・・・。

それを心配しての電話。

有り難い事だ。

電話を頂いて、Mさんと同じ様に毎回来て下さっている方々の顔が浮かんだ。

私の作品を楽しみにしている方々が居られる事を知って、嬉しい気持ちと同時に反省の気持ちが湧きあがった。

事情があったとは言え、申し訳ない気持ちになった。

催事に対応するだけの製作時間を確保出来なかった事が参加出来なかった大きな理由の一つだが、それは私の都合。

今年に入って製作したオリジナルの新作は数点。

これでは皆さんとはお会い出来ない。

同じような状況は続くのだが、新作の事は何時も頭の中にある。

注文の製作をしながら新作と結びつけている。

注文の仕事から得る新作のヒントもある。

いろいろと拾い上げて形にしたい。

納得の作品を持って、Mさんをはじめ思い浮かべた方々との再会を楽しみにしたいと思っている。

感謝。

|

2014年7月22日 (火)

ROMEO SLIPPERS・・・・・・・・

 加布里は漁港にある、ランチ&カフェのお店〝踵屋敷〟は私のお気入り。

その踵屋敷が新しくオープンするROMEO SLIPPERS。

かって踵屋敷には雑貨のコーナーがありました。

オーナーこだわりの雑貨が並んでいましたが、改装の過程で惜しまれながらその姿を消してしまいした。

ROMEO SLIPPERSはそのコーナーへの思いの延長線上にあり、オーナーが熟考した一味違ったお店です。

月曜のロシア料理を担当する三坂氏こだわりのケーキ〝ケーキスロイ〟の販売をメインに糸島の作家さんの作品を紹介します。

縁あって以前にお店のディスプレイとして作品を何点か収めさして頂きましたが、有り難い事にROMEO SLIPPERSにも作品を並べて頂く事になりました。

ROMEO SLIPPERSオリジナルも計画しています。

お店の内装のほとんどはオーナーの秋田さんの手造り。

エイジング仕様の味わい深いマチエールはプロ顔負けの仕上がり。

そのお店の看板の製作依頼を受けました。

Dsc04746

    接着面がフラットでは無いので、文字は全て竹のピンと接着剤で止めました

ベースは秋田さんが探して来た古い板に自らペイント。

浮出たクギの頭や針金を愛おしく思うのは私も同じ。

ロゴとシンボルの灯台を私が加工。

言ってみれば、秋田さんと私のコラボレーションです。

イメージを具現化する為にいろいろと試行錯誤された秋田さん。

その感覚とエネルギーに引き寄せられての製作です。

Dsc04777

Dsc04773

灯台は踵屋敷の目の前にある加布里漁港の灯台をモチーフにしています。

路に迷わない様に光りを点す灯台はオーナーの秋田さんに重なります。

ROMEO SLIPPERSのオープン日はまだ未定ですが、〝踵屋敷〟のブログで近々ご案内があると思います。

壁に赤い灯台を見つけたら、足を止めて覗いて見て下さい。

楽しい出会いがあれば幸いです。

|

2014年7月 7日 (月)

塗料箱・・・・・・・・・・

 新作を仕上げて一息ついたが、この後は月末に納品予定のオーダーの製作に入る。

多少だがまだ新作製作の気分を引きずっている。

気持ちの切り替えにと先日から作りたかった塗料用の箱を製作する事にした。

次の製作に入るのに製作で気分を変える・・・・・・・性である。

メーカーによって容器の違う塗料の収納が随分前から気になっていた。

こんな箱があったら・・・・・・・・そんな必要にかられての製作でもある。

トントントと簡単に製作出来ればと思った。

「負担にならない」・・・・・・それが気持ちの切り替えに効く。

それぞれの容器の寸法を測って、折り合いの良い寸法を決める。

決めたメモを持って近くのホ-ムセンターへ。

仕事場から5分と掛からないホームセンターは便利である。

材料を決めてカットしてもらう。

カット代を入れても2台分で千円チョット。

以前の消費税だっら千円内で収まった。

Dsc04650

カットして貰った材料。

Dsc04651

取っ手の加工。

ポイントはスタッキングが出来る事。

持ち運びが便利なようにデザインした取っ手がスタッキングに機能する。

Dsc04652

ドリルで穴を開けて糸鋸で加工。

Dsc04656

後は直角を見ながら接着剤とクギで組立て。

強度の必要な部分は木ネジを一部使用。

材料自体の反りもあるので細かい事は気にしない。

製作時間は3時間程度。

底のスリットがポイント。

板の厚み+2㎜の隙間。

ここにに取っ手の部分が入る。

Dsc04654

取っ手がある板は両サイドが斜めにカットしてあるが1㎝ほど垂直な部分があるので前後左右にピタッと収まり、ずれない。

スリットは底に溜まったゴミ抜きにもなる。

Dsc04657

Dsc04658

収納した塗料は極一部だが見やすく整理も出来た。

高さ違いが必要かも知れないが、インターバルの製作としてはまあまあの出来。

時間を見つけて後数台製作するつもり。

|

2014年7月 1日 (火)

もう少し・・・・・・・・・

 今日から7月。

今年も半分終わった事になる。

先週もアッと言う間の一週間だった。

密度の高い日々を実感しているのだが、時間が無いと嘆く人は時間の使い方が下手だとも言われる。

やはり時間の使い方に工夫が必要なのかも知れない。

Dsc04622

密度の高い日々の成果。

動きの内容はほぼ決定。

思いがけない発見や出会いもあった。

Dsc04634

色が着くと完成は間近かだが安心は出来ない。

細かい調整が続く。

1㎜も違えば動きは変わる。

収まり処を探す。

気が抜けない。

場合によっては造り直すものも出てくる。

イメージした場所に着地出来るか?

終盤の粘りが作品の出来を左右する事もある。

幸運な出会いにも感謝しつつ最後の調整中。

|

2014年4月11日 (金)

彫刻刀・・・・・・・・・

 消費税UPが後押しになって購入したものが幾つかある。

材料など絶対必要なモノもあったが、この機会と思って購入したものもある。

「彫刻刀」がそれ。

Dsc04007

永い年月の中でいろいろと揃えてたが、一番使っていたのが安価な小学生が版画を彫るのに使うような「スクール彫刻刀」。

Dsc03999

甚五郎などと分かり易いネーミングが付いていたりする。

パワーグリップなどの彫刻刀は買った記憶があるが、幾つもある「スクール彫刻刀」なるものは買った記憶が無い。

数があるので頂いたものもあるのだろう。

私が小学校で使ったものだとすれば、50数年前のもの。

中には5本組で¥80-との言うのもある。

Dsc04000

道具は良いものを・・・・・・・・

言う事とは裏腹に、「弘法筆を選ばず」・・・・・・・都合のよい言い訳も味方につけて在るモノは大事に使ってきた。

こまめに研ぎながら使った。

研ぎを怠らなければそこそこ使えた。

言っても安全面を考えた教材用。

切れ味には〝そこそこ〟の注釈がいる。

板目に逆らって彫り込むと彫跡はヤスリでの仕上げを必要とする。

堅木になると板目に沿っても限界がある。

仕上げに時間を要する。

高価な彫刻刀の切れ味が如何なものかは分からなかったが、ここは試すしかないと増税を前に購入を決めた。

Dsc04002

頼んでから1週間ほどで手元に届いた。

やはりスクール彫刻刀とは姿が違う。

早速試してみた。

使ったのは9㎜の丸刀。

板目に逆らって刃を走らせた。

刃は仕上げられていた。

驚きの切れ味。

彫跡は仕上げがいらないほどに綺麗。

早速作ろうと思っていたものがあったので気分の上がったところで製作にかかった。

Dsc03992

テーパーのかかった堅木の丸棒に雲の彫刻。

KIBISYYASHIKIに収めた作品と同時に進行させていた「天駆ける」の龍と台座を繋ぐシャフトの部分。

新旧の彫刻刀を入り混ぜて雲を彫る。

いろいろと試しながら進める。

使い慣れた彫刻刀がしっくり来る場面もあったが、良いものを知ってしまうと何か物足りなさを感じてしまう。

深い彫り込みもストレスがない。

Dsc04026_2

半日ほどで彫り上げた。

木地で仕上げようと思ったが、収まりを考えて今回は何時もの塗装で仕上げた。

もっと早くに購入しておけばと言う気持ちも湧いたが、、私にはこのタイミングだったのだろう。

Photo

             KKIBISUYASHIKIとは向きを変えている

若さや技術でカバー出来る事もあるが、歳相応の道具が必要な場合もある。

ましてや拙い技術には〝良い道具〟は大きな味方。

取り立てて言うほどではないが、モチベーションの上がる買物だった。

 

 

|

より以前の記事一覧