久し振りの更新です。
夏の記事から3ヶ月、庭の様相は桜を皮切りに8月下旬から落葉が始まり、梅、柿,ニシキギ、ムクゲ、と続き、今はモミジが毎日通りの路面に赤やオレンジのプリント柄の様な模様を作っている。



柿の葉、最後の一枚 記念撮影を待ってた様にこの後落葉
赤く染まったモミジ。北側の庭ある藤の葉も黄色に染まり、風の吹く日には細い軸と一緒に庭の角に吹き溜まっている。
5ヶ月近い落葉の季節に活躍するのが「ほーき」。

仕事と同じだが、良い道具は事を楽しくしてくれる。
楽しくなるから、結果も良い。
引っ越しして来た当初は知識も無く、通りの長い距離も家庭で使われる一般的なほーきでせっせと息を切らしながら掃き掃除をしていた。
見かねた、近所に出入りする庭師が「これ使ってみな!」と使いかけの竹ぼーきをくれた。
くれたのである。
よほど見かねての事。
私の中では竹ぼーきはプロユースと思っていた。
使ってみると、側溝のふたのスキマなどの入った小さなゴミも掻き出し、見た目通りのパワフルな威力には驚いたものだ。
近くのホームセンターで竹ぼうきの値段を確かめてみると、500円もしない。
この安さにも驚き。
穂先が減って使いにくくなる度に同じものを買っていた。
5年ほど前に少し色気を出して、ワンランク上、高級と表示されていた1000円ほどの箒を買ってみた。
並んでいる竹ぼーきは全てその「高級竹ぼーき」や穂先を加工したもの。
値段の分、いや以上の働き。
難点をあえて言えば少し重い。
こちらは年々歳を重ねている。
朝の掃除も運動だと思いつつも、長い時間使っていると疲れる事が多々ある。
一番右側にあるの今年の落葉シーズンを前に購入したもの。
珍しく、この箒は少しクセがついて使い難くなって来た。
毎日の事、どうしょうか?と考えていたところ、行きつけのホームセンターの園芸コーナーで気になる箒を見つけた。
竹ぼーきの様に風情は無いが何かやってくれそうな気配があった。
プラホーキと言うネーミング通り、穂先はPP製。
ボリュームも竹ぼーきと比べると貧素な感じさえした(熊手の右隣)。
家庭の掃除用具コーナーではなく、園芸のコーナーにあったのが決め手。
自分の直感を信じて購入。
大げさに言うほどの事でも無いし値段でもない。
「高級竹ぼーき」より安い。
これが驚きであった。
軽く、少ない力で枯葉を掃き集める。
穂先は狭い溝に入り込んで、その弾力性でゴミを掻き出す。
雨上がりで路面に張り付いた枯葉もなんのその。
家内も使ってみて驚いていた。
最近ではこれ一本で庭中を掃きまくっている。
これ以上の一本はまた出てくるのか?
この記事、朝から入っている業者が担当する庭の剪定を見ながら打っている。
心地よい鋏の音だけではなく、エンジン音が響きわたっている。
何とも複雑な気分。